新設GIIオートレースメモリアルが開幕!
11月26日から30日まで浜松オートでGIIオートレースメモリアルが始まる。予選3日間を戦い終えたら、元船橋を含めた各地区の得点上位8名が各地区別の準決に進出。そこで1着の6名と、2着の中から予選中の得点上位2名が優勝戦に進出。地区対抗戦の様相を呈したシリーズとなる。
開催地区の浜松はタレント豊富。全国ランク1位の鈴木圭一郎は前走が飯塚GIだった。予選道中はオール連対で進めたが準決は3着で優出はならなかった。それでも最終日は白星で締めていたのでエンジン面は問題ない。その飯塚GIで優勝戦まで進んでいたのは木村武之と鈴木宏和。木村はエンジン上々。走りの方も切れ味十分で、今は記念レースでも通用する状態。鈴木宏は重走路の優勝戦こそ8着だったが、そこまでの4走は全て1着。武器のスタートが切れているし、道中の捌きや独走時のスピードも磨きがかかっている。金子大輔、佐藤貴也の29期コンビもエンジン自体はまずまずといったところ。
飯塚GIで見事に優勝したのは加賀谷建明。予選中からスタートが切れていたしスピードもよく出ていた。優勝戦は重走路ではあったがブッチ切りの走りを披露した。久々の実戦だったが、エンジンも乗り手もいきなり最高潮に持っていけていた。今回は記念レースでの連続優勝がかかっている。川口地区のランクトップは永井大介。前走の飯塚GIでは準決6着だった。ただし、他の4走は1着2本を含むオール車券絡み。ある程度の仕上がりにはなっている。フレッシュな黒川京介にも注目したい。
伊勢崎からは高橋貢が来場。前走の地元では優勝戦まで進み4着。その前はSGで走っていて、ここでもしっかりと優出していた。シリーズを通してしっかりとエンジンを仕上げてくる技量はさすがのひと言。早川清太郎は前走の飯塚GIの3日目に落車。それ以来のレースになるので、初日の試走には特に注意を払いたい。吉原恭佑は前走の地元で優出しての参戦。勢いはある。
飯塚は荒尾聡がランクトップ。前走は地元GIだったが、思うような結果が出なかった。ずっと足回りの不安が解消されなかったようだが、今回はそれが直っているかどうか。直ればパワーある走りを見せられる。浦田信輔はそのGIで優出し3着。今でも絶好調時の動きではないが、かなり走りの鋭さは戻っている印象。強烈な突っ込みに期待できる。有吉辰也はGIの準決で5着。それ以外は3勝を含むオール連対。エンジンの仕上がりは悪くない。
山陽は松尾啓史が好調。前走は飯塚GIだったが、ここではしっかりと優出していた。重走路の優勝戦は6着だったが、予選準決のレース道中は松尾らしいキレのある走りが見られていた。それが可能なエンジン状態なのも頼もしい。丹村飛竜は前走の地元では優出したものの被害で落車。不安残りではあるが、そこまでは3連勝を決めていたように本人の動き自体は良かった。落車による影響がなければ今回も楽しみ。
※11月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-13(29期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-17(32期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-16(27期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-14(26期)〕