浜松GI優勝の丹村飛竜が凱旋!
ミッドナイトレースが多く開催されている山陽オート。今回は5日間のロングシリーズとなる。参加するS級は一人の予定。丹村飛竜だが今、最も勢いのある一人だ。
丹村飛竜の前走は浜松のGIだった。ここでは見事に優勝を決めてきた。2017年に川口でGIを制して以来、2つ目のGIタイトルになった。シリーズ中は全て車券に絡めていたし、エンジンは高い位置で保てていた。乗り手のリズムは最高潮なので、今回は唯一のS級として獅子奮迅の働きを見せてくれるだろう。
A級の中にも優勝争いに加わってきそうな選手は多い。前田淳は近況、エンジン状態まずまず。岡部聡も長らくエンジンは中堅上位で安定している。道中の捌きも的確でしっかりしているので、後方から追って行くレースでも勝負圏内に入ってこれる。同様に、西村龍太郎も好成績が続いている。今年に入ってからは3回の優出。前走でも優出し4着だったが、試走27、上がり369の好タイムをマークしていた。緒方浩一も前走は4走中3回の1着があったように、エンジンは上向いている。
角翔太郎は前走のミッドナイトで初日から3連勝。優勝戦は5着だったが、3連勝は確実に成長している様子を象徴している。同じ優勝戦には松井大和も乗っていた。松井も近況は車券に絡む機会が大幅に増えてきた。伊勢崎勢では岩沼靖郎が前走の地元で優出してきた。夜の時間帯のレースなら、持ち味のスピードがなおさら生きてくる。谷川一貴は前走の川口で白星はなかったが、鋭いイン突っ込みで車群を交わして行ける状態。
B級の中で最も注目なのは古城龍之介。前走のミッドナイトで優勝していた。それもシリーズ中は全て車券に絡む安定感。今年に入り早くも2回の優勝。同期の中でデビューは遅れたが、それを巻き返すだけの活躍を見せている。特に1級車に乗り替わってからはスピードのある走りを披露できている。今までは軽ハンを生かして逃げるレースがメインだったが、これからは前を走る車を抜いていくレースが増えるだろう。捌きの面での上達が、今後も好成績を保ち続けるポイントになる。
岡本博幸は前走のミッドナイトで優出。これで今年は2回の優出。初日に好走できると、その節は好成績が続く傾向がある。初日の走りには特に注目したい。松本康晃は前走の川口が長欠明けのレースになった。久々の実戦でどうなるかと思われたが、4走して1着2回。レース勘は問題なさそうだった。伊勢崎の北爪勝義もエンジンは好調。早めに先頭を走る展開になれば、粘り強い走りで車券に絡んでこれる。
※2月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
前田 淳〔山陽 A-2(27期)〕
岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
緒方 浩一〔山陽 A-30(30期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
岩沼 靖郎〔伊勢崎 A-121(25期)〕
古城 龍之介〔山陽 B-84(34期)〕
岡本 博幸〔山陽 B-34(21期)〕