三浦康平が好枠から一気に突き抜ける!
2017年、伊勢崎の夏のGII稲妻賞も最終日を迎えた。4日間の厳しいレースを戦いを終え、ファイナリスト8人が出揃った。前回覇者の早川清太郎は9Rで早々と敗退。S級選手ばかりではないGIIらしい優勝戦メンバーとなった。
その9Rは、0ハンから栗原俊介がトップスタートを決め逃げ態勢。平塚雅樹が追走していたが、三浦康平が捕え切る。早川も猛追を見せていたが3着一杯。中村雅人も精彩を欠いていた。
10R...8枠の金子大輔がまさかのフライング。0ハンから丹村司が先行したが金山周平が差し込む。しかし、吉原恭佑がイン強烈に突進し、若井友和もイン続いて優出権利をゲット。
11R...0ハンから先行した木村享平がハイペースで逃げ切る。10線からは荒尾聡が好スタートも、1周バックストレッチでブレて後退。青山周平が順当に着を上げ2番手入線。
12R...0ハン先行は福田勝則だが、同ハンの岩沼靖郎が交わして逃げ切る。松本やすしと福田が重なって粘っていたが、高橋貢が1車ずつ捌いて2着へ。
優勝戦当日の天気予報は晴れ。良走路で優勝戦が行われそうだ。
0ハン3車はいずれも快速派。誰が逃げてもハイペースになりそう。しかし、今節ハンデ変動があった木村は、さすがに優勝戦では荷が重いか。スタートは岩沼が行きそうで、爆発的なスピードを発揮しそう。
それを追う一番手は三浦。10線最内の好枠からスタート先行しそうで、0ハンをすぐに追撃できる態勢を作れる。準決でもシッカリと栗原の逃げを捕えており、車速の面でも不安は感じさせない。三浦が道中で0ハン勢を交わし独走態勢に入るとみた。そこで、当ブログでの本命には三浦を推す。
相手は青山と高橋貢。スタート切れてる青山は外枠からでも、ある程度の位置に付けてきそう。レース序盤で三浦の後ろに付けるようなら、グッと優勝が近づいてくる。高橋の内枠に置かれている今節は、絶好の優勝チャンスとも言える。高橋も当然、黙っていない。スタートの切れは、そこまでではないが、豊富なレース経験を生かして、上位争いにまで進出してくる。記念の優勝戦で8周回になるのは、高橋にとって大きな好材料。
0ハンの中で優勝に最も近いのは岩沼。元々スピード派で、本来の力を考えれば10Mのハンデに置かれていてもおかしくはない。それが0ハンから走れるのだから、追い込む側としては脅威の存在だろう。試走30前後を出してくるなら、アタマから狙ってみるのも面白いかもしれない。最後に挙げるのは吉原。同ハンに強力なメンバーが揃い、スタート争いも微妙だが、ここ一番で強烈な走りを見せることがある意外性の高い選手。人気薄になるなら穴党向けと言える。印は取らないが、準決で好タイムを出した木村もスタート行けてしまうと侮れない存在だ。
◎三浦康平
○青山周平
△高橋貢
△岩沼靖郎
▲吉原恭佑