近況充実・浦田信輔が万全の状態!
今回の飯塚3日間開催はS級陣の参戦が少数。ただし、少数とはいえ、精鋭ぞろいでレースの盛り上がり度は普段と変わらない。特に、地元大将格・浦田信輔が伊勢崎のGII を制して凱旋。絶頂時と変わらぬ強烈な走りを見せている。
その浦田は伊勢崎のGII でシリーズ中に優勝を含む4勝を挙げていた。周りのS級上位陣が出しているような驚異的な試走タイムはマークしていないが、レースでは素早いスタートからの強攻が決まっている。記念優勝後でエンジンも気力も満点。地元勢の精神的支柱となるべく、神がかり的な活躍を見せてくれるだろう。
その浦田と共に、外来勢に対抗する地元S級陣は荒尾聡、久門徹、鐘ヶ江将平、桝崎陽介。前走の地元開催で優出したのが桝崎と荒尾。両者ともに試走30を切るタイムを出していた。桝崎は松尾啓史に競り負け準優勝。荒尾は3着だった。状態としては良い位置にあり、今回も同じ走路なので活躍できる。桝崎には執念の追い込み、荒尾には好ダッシュからの速攻に期待できる。鐘ヶ江と久門は優出できなかったが、エンジンは悪くない。鐘ヶ江は最終日に試走28が出ていたし、久門もエンジンは微調整レベルにある。
外来S級は3者の予定。最も注目なのは青山周平。前走は、今回と同じ飯塚走路。この時は優出したものの7着に終わってしまった。メンバーも展開も厳しかったのはあるが、青山は今年に入ってからまだ本調子になっていない印象。それでも試走タイムだけは出ているので、全く戦えていないわけではない。何かのキッカケで、再び完全無欠の走りを取り戻すだろう。
他の2者は木村武之と内山高秀の26期勢。木村は前走の川口でしっかりと優出。優勝戦は記念レースさながらのメンバーで4着に終わったが、試走は27が出ていたように状態は悪くない。内山も前走は木村と同じく川口開催。準決2着だったが、この開催は準決1着のみ優勝戦へ進出の勝ち上がり方式だった。そのため優出は逃したが、エンジン的には十分戦えるレベルにある。
S級以外では地元の記念で優出した浅香潤、その記念で活躍を見せた笠原三義、中畠哲也、新井淳などの伊勢崎勢。B級ながら近況は1着が多い地元飯塚の宮地朗などが注目の存在だ。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-7(23期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
久門 徹〔飯塚 S-22(26期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-23(31期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-35(28期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-42(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕