地元勢充実!その牙城は固い!!
今回出場するS級選手は9人の予定。A級が全選手の大半を占め、ハンデとエンジン状態によっては誰にでもチャンスはある。特に、この時期は雨の日が多いので、重走路を得意とする選手は活躍の場が広がる。
S級選手は全員、前走が山陽のGIプレミアムカップだった。そのシリーズでひと際目立っていたのが金子大輔。予選中の2日間は重走路になり、エンジン合わせづらいコンディションながら優勝戦にはキッチリ仕上げてきた。そして、嬉しいプレミアム初優勝。レース中の冷静さが持ち味だった金子は近況、整備力もメキメキと付けている。大整備も苦にせず、エンジン良くなるまでは手を緩めることはない。選手としての総合力が増している。
そのシリーズで優出したのは木村武之と前田淳。木村は状況対応力の高さを見せて準決を突破。前田も良い状態のエンジンを活かし切り、地元で結果を残した。この2人は今回、初日から狙っていける。佐藤貴也は準決3着で優出を逃したが、仕上がり自体はマズマズ。同期の金子に追いつけ追い越せと頑張っている。船橋の内山高秀も準決3着と惜しいレースだった。エンジンはやや日替わり状態だが、乗り手がしっかりしているので大丈夫。人見剛志も晴れに関しては悪くない動き。笠木美孝、早川清太郎、浜野淳はエンジンやや低調。立て直していきたい。
A級では筒井健太や小林悠樹が好調。共に、前走の船橋で優出している。どちらもスタートが早く、一気の攻めができる選手。短ハンデ戦ほど威力が増すタイプだ。鈴木辰己は前走の地元開催で優出。スタートの切れは変わらず良い。レース序盤の動きが最後まで続けば活躍できる。その開催で優出したのが32期の鈴木宏和。優勝こそ未経験だが、1級車に乗ってから着実に成長している。他に32期は中村友和や松本やすし。どちらも近況は一息だが、勢いに乗ったら止まらないタイプ。岡谷美由紀もだいぶコース取りが安定してきた。上がりタイムも47近辺なら安定して出せる。岸萌水は約2ヶ月振りのレース。初日の試走は注意して見たい。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-4(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-9(29期)〕
浜野 淳〔山陽 S-10(24期)〕
前田 淳〔山陽 S-18(27期)〕
人見 剛志〔山陽 S-40(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-15(29期)〕
内山 高秀〔船橋 S-25(26期)〕