波乱が多かった準決勝で存在感を示したのは永井大介!
優勝戦の予想をする上で欠かせないのは、準決勝の様子。今回は準決4個レースを振り返って、優勝戦の予想を展開していきたい。
まずは9R。スタートして2コーナー付近でいきなりアクシデントがあった。先頭を行く佐藤裕二の内側に位置取りしていた阿部剛士が落車し、人気の篠原睦や伊藤信夫が不利を受け大きく後退。代わって谷津圭治が逃げる展開になり、追走した青木治親を佐藤裕二が捲って2着。谷津と佐藤が優勝戦進出となった。展開が恵まれた谷津だが、前節は地元で優勝しており流れを生かした形。佐藤の方も先行していたのでスタートの切れは問題ない。
10Rは評判の33タイヤを投入した吉田幸司が6周逃げ切った。佐藤貴也は吉田祐也を差したが吉田幸司を交わすまでは行かなかった。後続の選手も追走が一杯で優出圏内までは進めなかった。吉田幸司が再び33タイヤを投入するようだと侮れない存在。佐藤貴也は2着で終わったが、川口は5月に来た時に優勝しており、当地とは相性悪くない。8周戦になる事も好材料になりそうだ。
11Rも0ハンの山田徹がいい逃げを見せた。追走する岩田裕臣が重なり岩崎亮一は仕掛け所を探していた。イン狙うも入り切れなかった所を永井大介が捲り、その勢いで岩田を差す。そこから更に永井はゴール前で山田を捕えて1着。流石の走りを見せた。苦しいレースだったが前節までの不安を払拭する動きだった。山田もハンデ据え置きなら面白い。
12Rでも波乱があった。1周1コーナーで人気の浦田信輔が落車。スタート決めた新井淳を森且行が交わし、深谷輝もなんとか新井を交わして優出を決めた。2人ともほとんど人を抜くレースではなかったのでエンジン掴みづらいが、森の方は独走でもペースが上がっていた模様。
優勝戦予想
準決ではよい逃げを見せた吉田と山田だが、優勝戦となると2周伸びるのが少し響きそう。10線からスタートは深谷や谷津が枠ナリに出そうだが、大外の永井もカマシ気味に出て好位置に付けそう。そこから一気に0ハンを攻め込み得意のパターンに持ち込むと見た。
相手には佐藤貴也を挙げたい。一時期はスランプで苦しんでいたが、近況は元気のいい走りが戻ってきてる。スタートは永井に行かれても、森や佐藤裕二よりは先行しそうなので、強気の攻めで内枠勢や0ハンを突破できる。3着は誰が来てもおかしくない状況なので手広く流したい所。その中でも、森と佐藤裕二、深谷をやや厚めに買ってみてはどうだろうか。
◎永井大介
○佐藤貴也
△森且行
△佐藤裕二
▲深谷輝