早川が復活ムード!高橋貢はまだ不足か!
前節からレース間隔が空いてないので、前節の動きが大いに参考になる。優勝した櫻井晴光(伊勢崎)は船橋遠征で不在。準優勝だった早川清太郎(伊勢崎)は6月に入ってから調子を落としていたが、ようやく持ち味の追い込みが戻ってきた。準優勝とは言え1着との差はごく僅か。ほぼ優勝と言ってもいい動きだったので、今回も大活躍が期待される。一方、絶対王者高橋貢(伊勢崎)は、前々節をブチ走路で久々の優勝を飾ったが、前節の良走路の優勝戦では道中で伸びを欠き、早川に逆転されるという内容だった。ひどい状態ではないが、エンジンの仕上がり不足は明らかで、今回も早々に整備に取りかかると思われる。
他のS級で三浦康平(伊勢崎)は前節の初日にいい走りを見せ、復活を思わせたがその後2走はイマイチ。淺香潤(伊勢崎)の方も初日は好内容だったが、その後は不安を残す内容。ただ、どちらも整備には積極的な方なので早期の立て直しもある。
A級では塚越浩之(伊勢崎)が前節優勝戦まで進んだが、晴れにはまだ合ってない様子。新井淳(伊勢崎)、湯浅浩(伊勢崎)、金山周平(伊勢崎)らもピリッとしない現状。逆に、中村浩章(伊勢崎)、宍戸幸雄(伊勢崎)、竹内正浩(伊勢崎)らは、晴れでマズマズの動きを見せている。
外来勢では有吉辰也(飯塚)が、山陽遠征で落車し動向が心配されたが、直前の地元一般開催では不安を払拭する動き。優勝戦まで進み雨走路で5着だったが、予選、準決勝の晴れの動きは問題なかった。同地区の井村淳一(飯塚)は、車を乗り替わってから好調が続いている。
良くない状態が続いていた片平巧(船橋)は川口で大整備をして、ようやく普通の動きが戻ってきた。遠藤誠(浜松)や浅田真吾(浜松)は今一つの感。勝ちきれてはいないものの岩崎亮一(山陽)は着をまとめており、悪くはない。復帰3節目になる松尾啓史(山陽)はだいぶ捌きの感覚を取り戻した模様。一発に注意は、森園数敏(山陽)野上史豪(浜松)。また、今節も新人32期が走るので、こちらも注目したい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
淺香 潤〔伊勢崎 S-48(23期)〕
片平 巧〔船橋 S-29(19期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-12(25期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-16(25期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-18(29期)〕
好調車が多くハイレベルな戦い!
今節は、前節で優勝しての参戦となる選手が3人。青山周平(船橋)、木村武之(浜松)、櫻井晴光(伊勢崎)。まずは地元の青山の動向だが、前節は川口一般開催に参戦。優勝戦はそうそうたるメンバーの大外に置かれて厳しい展開だったが、試走タイムから他を圧倒して一番人気。ファンの期待を裏切らない走りで見事優勝を成し遂げた。スタートで内枠勢を何車か置き去りにすると、残り数車を落ち着いて捌いていた。目下、青山の最大の武器はスタート。外枠に置かれても1周2コーナーでは好位に付けて、有利な展開に持ち込めている。
木村武の前走は地元浜松一般開催で3、2、1着で優出し、優勝戦も制している。本来の力強い走りができているので、今回の船橋開催でも活躍できる。同期の櫻井も地元伊勢崎一般開催で優勝。優勝戦では0ハンから先行し、高橋貢らを振り切る見事な独走。過去に2度GⅠを制してるように、ツボに入ると強烈な勝ち方をする選手だ。もちろんエンジン状態が良いのは言うまでもないが、今回は昼間の開催となって動きに変化がなければ注目の存在となる。
船橋主力陣の動向を見ていくと、まずは永井大介(船橋)。前走は川口のG1開催。しっかり勝ち上がり、優勝戦では突然の雨となってしまい4着となってしまったが、晴れの動きは問題ない。その前の開催は地元で準優勝。まずまずの推移を見せている。中村雅人(船橋)は、約一カ月振りのレースだが、その時の開催では優勝戦まで進み5着。それほど悪い状態ではない。池田政和(船橋)や内山高秀(船橋)は、直前の伊勢崎ナイターではイマイチだったが、その前の昼間開催では共に上々の動き。西原智昭(船橋)や仲口武志(船橋)は、このところやや精彩を欠いている。
昇り調子は、伊勢崎で優勝戦3着だった石井大輔(船橋)、地元船橋は優勝以来の谷津圭治(船橋)、スタートが切れ出した平川博康(船橋)。
外来勢では、地元飯塚で準優勝だった篠原睦(飯塚)、成績が安定してる久門徹(飯塚)、前半戦で良く動く野沢守弘(伊勢崎)や単騎の逃げが得意な佳元光義(飯塚)あたりか。
平塚雅樹(船橋)、古木賢(船橋)ら31期も着実に力を付けているし、新人32期の3人も日々の成長に期待。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
中村 雅人〔船橋 S-3(28期)〕
池田 政和〔船橋 S-19(23期)〕
内山 高秀〔船橋 S-21(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
青山 周平〔船橋 A-87(31期)〕
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木村武は不在だが地元S級陣は好調車多数!
金子大輔(浜松)は、前走が企画レースの2級車戦だったのでエンジン状態は掴みかねるが、その前の節はしっかり優勝戦に乗っていたのでそれほど心配はないだろう。スピードが自慢の伊藤信夫(浜松)は、前節は優勝戦まで進んで3着。優勝とはならなかったがエンジン的にはマズマズの状態。同じように笠木美孝(浜松)も優勝戦で5着と堅調を誇示。青島正樹(浜松)もその開催で優勝戦に進み4着。その前の節も、更にその前の節も優勝戦まで進んでおり、このところエンジンの安定感が目立つ。岩科鮮太(浜松)は優勝戦までは進めてないが、ようやく良くなってきた感じがある。今節は、この地元S級5人が外来勢を迎え撃つ。
A級勢の中では、完全にスランプを脱出した佐藤貴也(浜松)が、かつてのレースっぷりを思わせるような走りをしている。同期の山浦博幸(浜松)も、捲りに鋭さが戻ってきている。好スタートからの速攻が得意な鈴木静二(浜松)は、現在連続優出中とエンジン好調。
他に、一発力があるのは浅野浩幸(浜松)や青嶋裕治(浜松)あたり。また、新人32期の成長ぶりにも注目したい。
外来勢では早船歩(船橋)、谷川一貴(船橋)、藤川幸宏(飯塚)に注目。一時期ハンデが軽くなっていた早船は前節から元の最重ハンに戻ったが、それでも良い走りはできていた。谷川は伊勢崎一般開催で優勝戦に進出し7着。その優勝戦は良走路ではなかったので7着となったが、乾いた走路だったらもう少し上の着まで行けただろう。藤川は長い間結果が出ずに苦しんでいたが、前節の後半あたりからようやく良くなりそうな兆しが出ていた。
加賀谷建明(川口)、佐々木啓(山陽)、小林啓二(山陽)のS級3者は、調子がイマイチで本来の走りができていないが、整備での立て直しもあるので動向に注意したい。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
笠木 美孝〔浜松 S-30(22期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-32(29期)〕
青島 正樹〔浜松 S-41(22期)〕
新井 惠匠〔船橋 S-36(30期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-45(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-24(23期)〕
高橋貢が約4ヶ月ぶりの優勝で復活の狼煙!
優勝戦までは進出するものの、優勝からは縁遠くなっていた高橋貢(伊勢崎)が前節Vで今年2回目の優勝を決めた。長く苦しい4ヶ月だったが、エンジンがまるっきりダメだったわけではなかった。いつもの整備を淡々と繰り返すうちに、ようやく前節の準決勝あたりから本来の輝きを取り戻してきた。前節とはレース間隔も空いていないので、今節も高橋貢を中心にシリーズが展開されていくことだろう。
他の地元主力勢はと言うと、前節に車を乗り替わった田村治郎(伊勢崎)が3着、1着、1着で優勝戦まで進み、優勝戦でも2着と乗り替わり成功した形。いつものスピードが戻り、全速コーナーができていた。早川清太郎(伊勢崎)は前節が浜松の企画レースに参戦。近況、イマイチな状態が続いていたが、久しぶりに2級車でレースしてグリップを開ける感覚が戻ってきているかもしれない。暖かくなってから不調が続いている三浦康平(伊勢崎)は苦しい時期が長引いているが、そろそろ立て直したいところ。
A級でスタートが良くなっているのは伊藤正司(伊勢崎)、千葉泰将(伊勢崎)。スピードが出てきたのは亀井政和(伊勢崎)、森村亮(伊勢崎)。試走タイムは出てない新井淳(伊勢崎)だが、中村浩章(伊勢崎)と同様に堅実な走りはできている。
B級から元気なのは、伊藤幸人(伊勢崎)、関仁孝(伊勢崎)、渡辺京二(伊勢崎)、原田富夫(伊勢崎)あたり。
外来勢の1番手は池田政和(船橋)。直前の浜松一般開催では惜しくも準優勝となったが、エンジン的にはかなり良い状態にある。内山高秀(船橋)は5月の時ほどの勢いはないが、ソコソコの状態で推移している。仲口武志(船橋)はややエンジン不足で、整備での上積みが必要な状態。
未だ優勝経験がない平塚雅樹(船橋)だが、1級車に乗り替わってからは快進撃を見せているのでいつ優勝してもおかしくない。同期の古木賢(船橋)もだいぶ1級車に慣れてきた様子で、結果を残し始めている。他にも、谷津圭治(船橋)、平川博康(船橋)、福田裕二(船橋)、保永高男(船橋)らも好調なので動きを追ってみたい。
飯塚勢では佳元光義(飯塚)が、直前の浜松一般開催で優出しており、逃げる展開なら侮れない。山陽からは、角南一如(山陽)、前田淳(山陽)ら27期が近況は元気良い。また、杉本雅彦(山陽)が地元開催で優出してるので、今節も逃げ粘りには注意したい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
池田 政和〔船橋 S-19(23期)〕
内山 高秀〔船橋 S-21(26期)〕
仲口 武志〔船橋 S-44(24期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
前田 淳〔山陽 S-34(27期)〕
飯塚VS山陽+伊勢崎で大激戦の予感!
まずは直前の山陽の開催に参戦していた有吉辰也(飯塚)と荒尾聡(飯塚)から。ここ何節かは優勝戦にしっかり顔を出すようになっていた有吉は、完全Vがかかっていた優勝戦で被害あって落車。それまでの動きが良かっただけに残念な結果になった。整備でどれだけ元の動きを取り戻せるかがカギになる。荒尾の方も優勝戦に進出したが、優勝した重富英雄(山陽)のペースが速く、2着どまりだった。ただ、このところエンジンが並以下になることはなく、かなり高い位置で動きをキープできている。
飯塚大将格の浦田信輔(飯塚)は、川口の記念開催の準決勝で落車してしまったが、最終日の動きを見る限り心配はなさそう。確かな整備力からくる抜群の安定感が最大の魅力。大崩れする事が少なく、常に上位着を取れるエンジン状態を保てている。篠原睦(飯塚)は前節の川口記念では準決勝は被害があって大きな着になってしまったが、ここ何ヶ月もエンジンは安定しており、スタートも切れてるので初日から積極的な姿勢で臨める。逆に、同期の田中茂(飯塚)はなかなか調子が上がってこない。ただ、整備力はある選手なので徐々に良くさせていく事だろう。
他では、再成長を見せてる鐘ヶ江将平(飯塚)、乗り替わり後に好調が続いてる井村淳一(飯塚)、いい逃げを見せそうな堀勉(飯塚)や岩元毅(飯塚)、高倉健吾(飯塚)などにも注意したい。
一方、山陽勢はS級が3人来場。一番手の濱野淳(山陽)は、浜松の一般開催で優勝した後の地元の開催ではあまり良くなかった。ただ、地元はGⅠの時も良くなかったので折り合いが悪いだけかもしれない。逆に、飯塚などの遠征の方が動くケースもある。安定感が魅力の岡部聡(山陽)は、その定評に違わない動きを見せている。夏場の熱走路でも追い上げて行ける強さがある。長欠明けで川口記念開催に臨んだ松尾啓史(山陽)は、初日2日目と1着。レースの間隔が開いていた不安は払拭した形。これからの巻き返しが期待できる。
A級で絶好調なのは重富英雄(山陽)。直前の地元開催で久々の優勝を飾っている。エンジンはもちろん、スタートの切れも良くなっているので注目。そのほかで、現状機力がいいのは、人見剛志(山陽)、中野政則(山陽)、坊田寿彦(山陽)あたり。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-12(25期)〕
田中 茂〔飯塚 S-13(25期)〕
濱野 淳〔山陽 S-15(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-25(26期)〕