S級やA級上位選手が不在で優勝候補は青山周平!
この後に開催されるプレミアムカップに上位級選手が多数斡旋される関係で、今節はランク的に中堅選手勢の争いとなる。その中でも青山周平(船橋)の実力がズバ抜けており、シリーズを引っ張っていく存在となりそう。
まずはその青山の近況はと言うと、前走は飯塚のGⅡダブルチャンピオンシップで、4日目のプレ優勝戦では良走路で見事1着。最終日の本優勝戦では、やや不安定な走路で篠原睦(飯塚)のミスのない走りを攻略できず準優勝に終わった。ただ、予選、準決勝と危なげない動きを見せていたので、今回の伊勢崎でも青山はいい走りを見せてくれそうだ。同地区船橋から気配の良い選手は、福田裕二(船橋)。前節の地元一般開催では、2日目に良走路で上がり3.42の好タイムをマークし復活を思わせる動きを見せていた。他にも、木部匡作(船橋)が、前々節優出の動きを保って、前節も健闘していた。伊勢崎は準地元になるので気合も入るところだろう。
他の外来勢では、高林亮(飯塚)の動きに注目。レース展開に左右されやすいタイプではあるが、自分のリズムに持ち込めれば持ち味のスピードを発揮して見せ場を作れる。また、同地区の田島敏徳(飯塚)が、やや上向きの気配。課題のスタートは相変わらずだが、エンジンが上向いたのか道中のアシは良くなっている。
浜松勢は、若手に注目。辰巳裕樹(浜松)、藤波直也(浜松)が着実な成長を見せており、スピードも上がってきている。逃げる展開になればアタマから狙える存在だ。もちろん、スタート力健在の鈴木辰己(浜松)や、良い伸びを示している今田真輔(浜松)らも活躍の場は十分ある。
地元勢はやや手薄だが、個性のある選手が揃っている。スピード戦になれば、北渡瀬充(伊勢崎)、桜井晴光(伊勢崎)に出番あり。混戦になるようなレースなら中野光公(伊勢崎)、田中哲(伊勢崎)が活躍しそう。一発力あるのは、矢内昌木(伊勢崎)あたり。
また、この時期は重走路でのレースになることが多いので、今節参戦する選手の中でも雨巧者を挙げると、柿沼進一(伊勢崎)、野沢守弘(伊勢崎)、伊藤弘幸(伊勢崎)、芝崎茂信(船橋)、桜井厚志(浜松)、室田泰利(飯塚)、水崎正二(飯塚)、福永貴史(山陽)、丸山智史(山陽)となる。
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主な出場予定選手
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福田 勝則〔伊勢崎 A-55(24期)〕
笠原 三義〔伊勢崎 A-56(24期)〕
田中 哲〔伊勢崎 A-67(28期)〕
中野 光公〔伊勢崎 A-69(25期)〕
青山 周平〔船橋 A-87(31期)〕
今田 真輔〔浜松 A-83(29期)〕
高林 亮〔飯塚 A-63(27期)〕
松井 大和〔山陽 A-91(30期)〕