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記録づくしの初優勝!そして連続完全V!!|浅倉 樹良選手

伊勢崎所属の37期。2月にデビューしたばかり。37期養成所最優秀賞ということでデビュー前から注目を集めていました。そして、デビューから初優勝まで負けなし。デビュー最速優勝記録を更新、さらに連続優勝、デビュー連勝記録までも更新!オートレース界にスーパールーキーが現れました!そんな浅倉選手にいろんな話しをお聞きしてきました。

(取材日:2024年2月29日)

インタビュー / AKI

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AKI:デビューから負けなしの10連勝で初優勝、完全Vおめでとうございます!

浅倉:ありがとうございます!初優勝の節は勝ち上がり権利が出て、デビュー節の時とは違う気持ちというか「優勝戦まで行ってやるぞ!」という気持ちがありました。

AKI:デビュー戦は緊張はありませんでしたか?

浅倉:緊張はなかったんですが、試走で風が強く再試走になってしまって迷惑をかけてしまいました。「伊勢崎の風は名物だよ。」とは言われていたんですが「ここまでか!」と驚きました。風を味方につけるのは大変です。けど、その中で1着を取れたのは自分の考えもありましたが、周りの先輩のアドバイスがあったので参考にしつつ少しずつ良くなっていった感じ。デビュー戦で1着取れてホッとしましたしやっと始まったなと安心はしましたね。

AKI:浅倉選手は37期養成所最優秀選手ですが、プレッシャーはありませんでしたか?

浅倉:プレッシャーしかなかったですね。正直苦しかったです。他のレース場の37期が先にデビューして伊勢崎が最後のデビュー。優秀賞の2人(飯塚37期:福岡鷹選手、浜松37期:森下輝選手)がやりすぎというか(笑)最優秀のレベルを上げないでと思ってたんですけど、同期の活躍は嬉しかったですね。37期はここまでのレベルというのを見せてくれたので「自分もやってやろう!」という気持ちになれてありがたかったです。けど、ちょっとやりすぎです(笑)優秀選手以外でもポンポン1着を取っていくから、「こんな期なかなかないんじゃない?」と言ってもらえて嬉しかったです。

AKI:そんな中、勝ち上がり権利が発生してからの節を振り返るといかがですか?

浅倉:デビュー節と比べると競走車を扱う時間は長くなりましたね。全然違いますね。師匠(伊勢崎25期:竹本修選手)や兄貴分の康さん(伊勢崎32期:松本康選手)と話し合って「こうじゃないか?」と色々アドバイスをいただいて。「これから1人でやっていかないといけないから自分でもやってみろ。」と言って頂けたので、自分でいろんなセットを試して練習して、戻ってきてはセットして練習してを繰り返していました。1走1走、今持っている引き出しを全部出せるように競走車を触る時間は増やしました。デビュー節はまずは環境に慣れることがメインでしたが、勝ち上がりが発生してからはしっかり車に向き合えてたと思います。

AKI:エンジンを扱うことに関してはどう感じていますか?

浅倉:教えてもらいながら触っている感じ。まだ多くは扱ってないんですけど、なんとなく音の感じとか、ここを扱うとこういう変化をするというのを教えてもらっていたのでそれを参考に扱ってきました。

AKI:そんな中、勝ち上がり権利が発生した節のレースはいかがでしたか?

浅倉:初日、2日目とそこまで緊張せずレースに臨めました。やってやるぞという気持ちはもちろんありましたが、自分はスタート切って前を走り続けるだけだと思っていたので、スタートからしっかりグリップを開けて走ろうと思っていました。

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AKI:準決の上がりタイムは3.397と好タイムが出ましたね!

浅倉:自分は試走がでないで有名。初日で試走戒告をもらっていて、レース後師匠に注意されて。そこから試走の練習もしたんですけど、それでも準決も試走タイムが出なくて。準決で勝ってロッカーに戻ったら派閥の皆さんが心配そうにしてたんですよ。「1着おめでとう!」よりも「お前さ...。」と。まだ競走タイムが出てなかった時だったので「これ2回目の戒告で帰るぞ。」と言われてたんです。結果的にはほんの少しの差でセーフ。師匠は「良かったけどさ...。」という感じ。準決をクリアできたというよりもそっちの印象の方が残ってますね。多分なんですけど、試走タイムが出ない理由がフロントタイヤの当たり付けが甘いみたいで、高すぎて試走で失敗してしまうというか。本走ではちょうどいい高さになってるのかなっと思っています。なので、経験不足ですね。そこを修正して試走からタイムを出せるようにしていきたいです。

AKI:優勝戦では試走3.34というタイムが出ました!

浅倉:そうですね。優勝戦のタイヤは準決と同じフロントタイヤだったのですんなり試走ができたんだと思います。

AKI:優勝戦、緊張はありましたか?

浅倉:緊張はここで出てきましたね。自分はあまり意識はしたくなかったんですが、周りの方からの青山さん(伊勢崎31期:青山周平選手)のデビュー最速優勝記録のことを言われていて。自分の走りをすれば勝てると思っていたんですが、周りの期待が高すぎて「応えられるかな?」という部分で緊張感がありましたね。なので、自分では勝てると言い聞かせていました。

AKI:結果的にスタートして6周回しっかり逃げ切れました!

浅倉:そうですね。落ちついて。けど、森村さん(伊勢崎29期:森村亮選手)が来ていて、スリッパとエンジンの音がカラカラ、ゴー!と聞こえてきてて。「やめてー!!」という思いでした(笑)

AKI:初優勝!ゴールした瞬間はいかがでしたか?

浅倉:もう、本当にホッとしましたね。やっとオートレーサーとしてスタートしたと。ロッカーに戻ったらすぐに記録のことも言われて(笑)「次節も楽しみだね!!」と。「もう次節の話か!!」となりましたね(笑)けど、デビュー最速優勝記録更新は嬉しかったですし、自分が37期最優秀だからやってやんなきゃ!という気持ちもありました。なので、初優勝、記録樹立は嬉しい、ホッとしました。

AKI:飯塚の福岡選手なんですが山陽で連勝が途絶えた時「浅倉に優勝先越される!」と思っていたらしいですよ!

浅倉:(笑)けど、福岡は天気が天気だったんで。凄く意識してくるんです。自分はあんまり意識したくないんですが(笑)けど、自分が優勝したあとしっかり優勝してましたもんね。福岡凄いんです。

AKI:その後、すぐに開催がありまた優勝!デビューから連勝記録を13に伸ばしました!ハンデも下がる中、初日から振り返っていかがですか?

浅倉:ハンデが重くなって、初日からスタートで叩かれてしまいました。朝練も沢山いってたんですが"13連勝"というのがどこか引っかかってて「フライングだけはダメだ!」という気持ちが勝ってしまっていました。結果、0.25というスタートタイミング。「寝てただろ!」と周りの方に言われました(笑)流石に起きてましたが緊張してましたね。ただ、自分のレースの前に森下が負けてしまって。一緒に優勝戦を走ることしか考えてなくて、自分が13連勝するか、あいつが止めるかだけを考えていました。なのでその分自分がという思いで走りました。スタートも行かれるという想定もしながらどんな展開でも良い走りができるよう構えて。その中で、スタート行かれても逆転できたというのは、他の選手に「逃げるだけじゃないんだぞ!」というのを見せつけられたんじゃないかなと思います。あのレースで「お、こいつやるじゃん!」という風に思ってもらえたらいいなと思いました。

AKI:その逆転をした1周回3コーナーの突っ込み凄かったですよね!

浅倉:自分でも「突っ込みすぎた!曲がれるかな?」と思ったんですが、なんとか曲がれてそこからはそのスピードに乗れたんであとはそのまんまの勢いで走りました。ただ、準決のスタートも0.20タイミング。寝てはなかったんですけど(笑)練習ではうまくタイミングから切れてるんですが、いざレースになると遅くなってしまって。慎重になりすぎてますね。まずは0.15あたりで安定するように切っていきたいです。

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AKI:2度目の優勝戦、記録も期待される中どうでしたか?

浅倉:記録、記録ばっかり言われちゃって。同じ優勝戦に乗ってた金山さん(伊勢崎27期:金山周平選手)にタイヤ削りをするところでお会いして「お前を止めるのは俺じゃ!」と言われたんです。こうやって意識してもらえてるんだなと思うと嬉しくて。それだけ目立つレースをできてるということは自分が乗れてる証拠だなと思いました。

AKI:1度目の優勝戦で緊張が出てきたと仰っていましたが、2度目はどうでしたか?

浅倉:もうバックバクでしたね。1回目よりきつかったです。前回と同じ試走タイムは出てたんですが、ハンデが縮まって、自分より試走タイムが出てる人が初優勝の時より圧倒的に多かったし、哲也さん(伊勢崎34期:石川哲也選手)が3.25というタイムで風速も8mあって、色々考えてしまいました。その後もピットではレース展開ばっかり考えてパンパンな感じ。これはやばいと思ってしまいました。なので、自分で「落ち着け、落ち着け。」と思い続けてました。

AKI:やはり2級車は風が強いと大変ですね。

浅倉:本当に大変です。2日目が1番強かったんですがヘルメット飛んでいくかと思いました(笑)あとは、向かい風だと進む感じがなく、どうしたら良いんだろうという感じ。ただ、優勝戦の方が風が弱かったので2日目よりは乗りやすかったですね。

AKI:そんな中、優勝戦のスタートしっかり決まりましたね!

浅倉:0.18と0.1台に入っていましたし、上手くクラッチも繋げてそのまま伸びて行ってくれました。後ろの選手と距離が縮まらなかったので良かったと思います。スタート切ってからゴール線までの直線は速い方だと思います。そこからは思い切って1コーナーに飛び込めば戦えると思っていました。そこからの6周回ですが、1回目よりも長かったですね。前回は後ろの音を気にしてるせいか早く感じたんですが、今回はちょっと距離があった分、風との戦いというか1人で淡々と走るというのが長く感じましたね。1人で淡々と走るのは苦手ですね。

AKI:その長い6周回を逃げ切った時はどんなお気持ちでしたか?

浅倉:なんとか振り切れましたね。2着は金山さんで、レース後に自分を見つけてくれて「参りました!!」と大きな声で言っていただきました(笑)こちらも気持ちよく「ありがとうございます!」ということができました。ほんと最高です。

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AKI:レース後はガッツポーズが出ましたよね!

浅倉:そうですね。けど、哲也さんが転んじゃってあんまり大きくガッツポーズはよくないかなとは思ったんです。それでも連続Vでガッツポーズをしないのもあれかなと思って小さめにガッツポーズをしました。「よしっ!」という感じで軽くさせてもらいました。それくらい嬉しさはありました。

AKI:初優勝最速記録、連続優勝、デビューから13連勝、記録更新となりましたがいかがですか?

浅倉:前節に言われたところまで自分が持っていけたこと素直に嬉しかったですね。皆さんが期待してくれた通りというか、それに応えられたので嬉しかったです。

AKI:ウイニングランを2度もしていますが、ウイニングランはどうでしたか?

浅倉:もう凄いっすね。例えようがないというか。1回目は涙を堪えて。2回目の時は「前回が遅すぎたからもっと早く走れよ。」と言われていたので少し早く走って。けど、お客さんが「おめでとー!!」と言ってくれることに対して「ありがとうございます!」と返すだけなんですが、なんか温かさを感じて。「俺ちゃんと優勝できたんだなぁ。」と思いながら、風のせいにして少し涙が出ちゃいました。ウイニングラン後半、パンダの前を通るあたりがやばかったです(笑)

AKI:早くも注目の的になりました。今後はどんな走りをしたいとか目標は考えているんですか?

浅倉:目標は大きいレースに出れたら嬉しいですね。自分の1期上の栗原さん(浜松36期:栗原佳祐選手)はSGグランプリに出てたので、そういう大会に自分も呼んでいただけるような選手になりたいというのが最近の目標ですね。

AKI:ここまで連勝を続けていますが、課題というのはどこに感じていますか?

浅倉:試走とスタートですね。とにかく試走戒告をしないよう。レースで速いだけではダメなのでちゃんと直していきたいです。あとは、周回重ねてのラップタイムが安定してないと思うんです。自分の弱いところ。今後、同ハンや自分の前に選手がいることがあるかもしれないので、今のコースは走れなくなる。違うコースで走る練習をしつつタイムも出せるように。「こいつはハンデが下がっても強いんだ!」と思われたいんで課題にしていこうと思っています。「ハンデありきで勝ってるんじゃん!」と言われると悔しいので。

AKI:37期特設サイトのプロフィールに「常識を覆します!」と書いてありましたが、まずは新記録樹立など常識を覆したんじゃないですか!?

浅倉:覆せましたかね!?そうだと嬉しいですね!自分で言ったものの「どうやったら常識って覆せるんだろう?」と思っていて(笑)記録を作れたことは嬉しいです。今後は2級車でハンデを背負って戦って勝つことが重要。2級車でハンデがあるってカッコいいじゃないですか。この前のレースでは村瀬さん(飯塚36期:村瀬月乃丞選手)が8号車から走っててめちゃくちゃカッコよくて。「2級車で8枠ってなんだよ~!!」て。自分もそうなりたいです。「コイツ勝てんのかよ!?」という位置から勝って「凄い!」と言われたいし見てもらいたいですね。今後も一走一走全力で頑張ります。

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AKI:ちなみに、車名の「ドリーメンJ」というのはどういう意味なんですか?

浅倉:夢という意味の"DREAM"に"EN"足して「DREAMEN」。夢見る男、夢を掴む男という感じで勝手に作りました。そこに名前の樹良の「J」をつけて"ドリーメンJ"にしました。

AKI:まだまだ始まったばかりのオートレーサーとしての人生ですがいかがですか?

浅倉:いや~幸せですね、毎日。賞金があって選手の皆さんと「ああじゃない、こうじゃない」と話しながらバイクの仕事ができることは自分にとって幸せですね。バイクでご飯を食べていきたいと思っていたので選手になれてよかったです。師匠や兄貴分もみんな優しくてすごく良い環境。なので、結果で恩返ししたいと思っています。やってもらった分、やってもらった以上のことを結果で返していきたいです。今の結果は全て派閥や色んな人のお陰。感謝しかないです。

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

浅倉:今後も一走一走全力で走って、レースで目立つ走りをしたいと思います。浅倉樹良の応援をよろしくお願いします!!

(写真は伊勢崎オートSNSより)

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2024年4月 9日

オッズパークのCMを観て目指したオートレーサー!|村田 光希選手

今年の1月17日にデビューしたばかりの村田選手。オートレーサーになるキッカケはなんと「オッズパークのCM」だったそう!!どんな経緯で知ってそこから選手になろうと思ったのか、お話をお聞きしてきました!

(取材日:2024年2月26日)

インタビュー / AKI

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AKI:初めてオートレースを知ったのがオッズパークのCMを見た時と聞きました!

村田:そうですね。いつも通りテレビを見ていたらオッズパークのCMが流れて。その時にチラッとオートレースの映像が映って。そこで「なんだこれ?」となったのが初めてです。それまではオートレースは知りませんでした。家からボートレース場は近いので、ボートレース、競馬は知ってたんですが、オートレースは知りませんでした。

AKI:そのCMはアンタッチャブルの山崎さんのですか!?

村田:そうです!なんだろう?となって調べてみたら、たまたま選手募集の期間で受けてみようとなりました。ただ、バイク経験はレースのようなものはなく通勤で中型に乗るくらい。

AKI:選手募集を見てすぐに"受けてみよう!"となったんですか?

村田:そうですね。軽い感じというか、すぐに受けてみようってなりました。バイク自体は通勤くらいですが乗っててカッコいいなぁと思っていたので試験を受けようと思いました。それまでは、公営競技の選手になろうって少しも思っていませんでした。オッズパークのCMが本当にキッカケです。

AKI:それまでは働かれていたんですよね?

村田:はい。高校卒業してから工場で働いていました。当時はこれをしたいというのが特になく。公営競技も少し遊ぶ程度で。ボートレースを観たりしてましたがボートレーサーになろうというのはありませんでした。なので、CMの「オーズオッズオッズオッズオッズパーク!」がキッカケです(笑)一瞬映る競走車の姿を見て「あ、カッコいい!」と思ったところからですね。

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AKI:試験を受けるにあたって周りの反応はどうでしたか?

村田:周りには親にも言ってなくて。試験の最後に保護者面談があって、そこで初めて親に言いました。「手伝ってくれない?」と。親は驚いてました(笑)「えっ?」という感じ。けど、親は森さん(川口25期:森且行選手)を知ってる世代でオートレースも知ってたみたいで。最初伝えた時も驚いていましたが否定的ではありませんでしたね。やりたい事やっていいよ、という感じで自由にさせてくれる親です。

AKI:実際試験を受けて受かりました!その時の気持ちはいかがでしたか?

村田:嬉しかったんですが「本当に!!?」という気持ちも大きかったです。試験で同じ時間、部屋の方が昔からオートレーサーになりたい!という感じの方で。それに比べたら自分は"受けてみよっかなぁ!"という感じだったので自分が受かってびっくりしました。

AKI:そこから、養成期間が始まりますがいかがでしたか?

村田:楽しかったですね!ずっとバイクに乗れて、色々バイクを扱ったりも出来ましたし。バイクにそんなに乗った事がない中で、競走車に乗ったり扱ったりすることは奥が深いなぁと。面白かったですね。競走車を扱うのは楽しいですね!ただ、初めて競走車に乗ってみたときは見てた時とは全然違いました。初めの方というか、今もなんですが、走行が上手くいかなくって。フォームやスピードを上げていくことの難しさを感じています。課題をクリアして出来ていくことは楽しかったんですけど、上手くいかなかったらしんどいというのはありましたね。同期も速いし自分と比較してしまう部分はあります。後は、養成所で初めて落車したときは恐怖心が出てしまいました。ただ、転げたのが夏休み前でそのまま夏休みに入って。久々に乗ってみたら落車の恐怖心を良い感じに忘れていて(笑)夏休み明けからは少しずつ速くなるようになって、上手く乗れるようになりました。少し感覚を空けるというのも良いんだなぁと思いました。

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AKI:そんな苦労を乗り越えてデビューしましたがここまでいかがですか?

村田:いやー思ってたのとは違いましたね。主に走りの面が多いんですけど。デビュー戦も緊張しましたね。試走前からいろんな気持ちがあって一節目は全くダメでした。いっぱいいっぱいというか緊張もあって集中しきれなかったです。初めはへこんだんですが、切り替えるしかないなと思って。とにかく練習して上手くならないと。誰よりも練習に行って頑張らないと!という考えに切り替わりました。「次のレースこそ1着取ろう!」と思って臨みました。

AKI:そして、次の節の2日目に掴んだ初勝利!いかがでしたか?

村田:嬉しかったです!「やっと取れた~!」という感じ。5走目での1着だったんですが凄く長く感じました。同期がどんどん1着を取っていたので頑張らないとと思っていました。養成所の時はみんなと一緒に走って、卒業検定でのタイムもあまり変わらなかった中でデビューしてからは差が出て悔しいです。環境が変わって上手く対応出来てないと思うので、そこを早く対応出来るようになりたいですね。

AKI:オートレース公式でのインタビューで尊敬する選手は?という項目に「ダルビッシュ有選手」と出ていましたがどういうところを尊敬してるんですか?

村田:元々オートレース選手を知らない中で、ずっと野球をやってて憧れていたダルビッシュさんだったので名前を挙げさせてもらいました。スポーツ選手という面で尊敬してます。メジャーに行っても活躍してて、身体のこと、探究心、常に上を目指して上手くなろうという気持ちはオートレーサーになった自分にとっても大切なことだと思います。乗り方やセッティング、腰回りやハンドル周りなど、これからどんどん良くしていかないといけないので、そういう"探究心"を見習っていきたいなと思っています。

AKI:たしかに、いつも競走車を何かしら扱ってますよね!?

村田:そうなんです。時間がある時はいつも扱ってます。なので、師匠(山陽31期:春本綾斗選手)にはやりすぎて訳わからんくなるぞと言われています(笑)けど、色んなことしたいと思ってとにかく手を動かしています。競走車に乗り出して1年も経ってないのでとにかく色んなことして、色んな発見して、その方が大事なことかなぁと思っています。オートレースを好きになったので、家でもレースを見たり考えたりするようになって。"探究心"を大切にして色んなことを学んでいきたいです。

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AKI:お話が出ましたが師匠はどんなかんじですか?

村田:この前の飯塚整備日の時に師匠は斡旋なかったんですが、自分が「練習したい!したい!」と言っていたらわざわざ来てくれて。凄く優しく、師匠が春本さんで良かったなぁと思います。なので、師匠にも恩返しできるように頑張らないとなぁと思っています。

AKI:1年前には考えられないような人生の変化がありましたね!

村田:そうですね(笑)オートレース人生になってます!友達にも報告したら、デビュー戦見てくれたり、レース場まで見に来てくれたり、恩返ししたいなぁと思っています。

AKI:始まったばかりのオートレーサー人生。今後の目標はありますか?

村田:まずはS級の選手には絶対になりたいです。その為には日頃の生活から気を付けていきたいです。レース場の外では走ったり体を動かしたりしてます。元々体質的に太りにくいところもありますが、結構気をつけて生活はしています。

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージお願いします!

村田:オートレースは未経験者でもチャレンジできて、スピード感、迫力が凄く魅力です!今はなかなか成績を残せてないんですが、これから一走一走確実に成長してとにかく強くなるので応援よろしくお願いします!

(写真の一部はJKAより)

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2024年4月 5日

堅実なレース運びで車券に貢献する技巧派レーサー|鈴木 聡太選手

船橋オート出身、今は伊勢崎オート所属の29期・鈴木聡太選手にお話をお聞きしました。

(取材日2/21)

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―オートレーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?

元々は斎藤利幸さん(船橋6期・元オートレーサー)が遠い親戚で、それでオートレースを知ってレースを見て。小学校くらいの時じゃないですかね。見ていくうちに面白いなと思いました。それで、高校に入ってくらいですかね、斎藤さんが選手募集の紙を持ってきてくれて、興味あるんだったら受けてみればと言ってくれまして。それがきっかけですかね。バイクはそれまで全く乗っていなかったんですが、見ていて格好いいなって思っていて。28期の時はダメで、29期で受かりました。受かった時は嬉しいのと、不安は不安でしたね。養成所が厳しいって聞いていたので。耐えられるのかなっていう不安、本当に選手になれるのかなっていう。

―実際に養成所に入ってみてどうでしたか?

ずっと運動もしてたし、体力とかそういうのは別にそこまできつくはなかったんですけど、拘束されているっていうか、規則正しい生活がきつかったかなっていうのはあります。起きる時間から寝る時間まで管理されて...。

―食事の時間も制限あるんでしたっけ?

だいたい10分とか。でも、ちょっとだけ大工っていうか職人をやってたから、早食いは苦にならなかったです。ただ、他の人に決められた生活を送るっていうのが結構大変でしたね。

―バイクを乗ること自体はどうでしたか?

最初は楽しいなって思いましたね。エンジンかけて、乗って、最初はそんなにスピードも出てないですからね。ああ、楽しいなって感じでした。だんだんスピードを出す訓練になってきて厳しいな、速いっていうより難しいなって...。押しがけも最初はなかなかかからなかったです。

―検定タイムはどうでしたっけ?

覚えてないなあ。普通ぐらいじゃないですか。平均ぐらいだと思います。たぶん、真ん中ぐらいだったと思いますけどね。

―それで、卒業して師匠に片平さん(船橋19期・片平巧元オートレーサー)が付いた訳ですけど。

選手になる前は船橋に行って片平さんを応援していたっていうか、好きな選手は片平巧だったので、ビックリしましたよね。ええっ!て。嬉しいっていうか、戸惑いっていうか。まあ、どういう人か知らなかったですし。

―どういうことを教えてもらっていましたか?

とりあえず片平さんの乗り方、レース終わってからのアドバイスとかですね。特に乗り方ですね。最初は何の知識もないから、分かってないことも正直多かったですね。ただ、教わったことをやってるだけで。それでも、今となったら、ああそういうことかって分かるようになりましたけど。とりあえず言われたことをやってましたね。

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―今までで一番覚えているレースはありますか?

最近だと、何年か前のシルクカップの優勝戦2着、あれが一番印象深いですね。その時はエンジンが良くて、まあ浅香さん(伊勢崎23期:浅香潤選手)が優勝したんですけど、悔しさっていうよりはもう一歩で(優勝)できるんだなって思って、それが今のところ一番強く残っています。

―レーサーになってから苦しかったことはありますか?

エンジンの整備ですよね。苦しいっていうよりは難しいです。やってることが全然違ったり、そこが難しい。マニュアルがないので。

―休みの日は何をしていますか?

なんもしてないです。ドラマとかバラエティとか録り溜めたテレビを見たり、ほぼゆっくりしてます。運動もそこまでしないですね。軽くウォーキングするぐらいで、風邪を引かないように予防するぐらい。

―伊勢崎所属になってからはどうですか?

みんな雰囲気良く迎え入れてくれて、楽しくやってますよ。居心地よくさせてもらってますね。

―オートレーサーとしての今の課題はありますか?

課題としてはセッティング能力。なかなか上達しないです。それだけかな。

―これからのどうなっていきたいとかはありますか?

いつもだいたい、去年よりもいい成績でってやってるんですけど、最近は調子を崩さないように、ある一定のところで走れるようにって、ある一定のところよりは崩さないようにやってます。

―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

是非本場に来て見てもらいたいですね。純粋にオートレース格好いいなと思えるし、迫力があるし。また、それによって違う見方ができると思いますので。今、ネットで(車券を)買える時代になってるので、そこからまたネットで投票してもらってもいいですしね。

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2024年4月 2日

2強抑えて若獅子杯初制覇!!|黒川 京介選手

若手の登竜門、山陽で行われるGII若獅子杯争奪戦。若手といっても、全国ランクNo.1、2と揃う中での競走。若手はスピードもあり穴が出るレースも多く一筋縄ではいかないことも。そんな中、黒川選手が若獅子のタイトルを初制覇!お話をお聞きしてきました。

(取材日:2024年2月25日)

インタビュー / AKI

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AKI:若獅子杯初優勝おめでとうございます!お気持ちいかがですか?

黒川:ありがとうございます。優勝した時は驚きが大きかったんですが、数日経ってやっと落ち着いてきました。全然優勝できると思ってなかったのでとにかく驚きでしたね。

AKI:それは、エンジン的に?それともメンバー的なとこで思っていたんですか?

黒川:どっちもですね。4日目までの車の感じだったら厳しいなぁと思っていました。優出すらいっぱいいっぱいでしたし。それに加えてメンバーもキツかったので、優勝できるとは思えなかったです。

AKI:今までのグレード優勝は"優勝できそう!"という手応えがある中でのレースだったんですか?

黒川:そうですね。去年のGIIウィナーズカップやGII小林啓二杯も初日から凄く動きが良かったので、今回のようなパターンはあまりないですね。自分も悪くはなかったんですが、宏和さん(浜松32期:鈴木宏和選手)、青山さん(伊勢崎31期:青山周平選手)、鈴木圭一郎さん(浜松32期:鈴木圭一郎選手)、吉林くん(浜松36期:吉林直都選手)など周りとタイムを比較すると弱いなという感じ。なので、優勝戦乗ってもいっぱいだなぁと感じていました。分かりやすいのが3日目の選抜予選でしたね。やっぱり良い人と比べるともろに良くないところが出てしまうというか。あまり良くはないなと感じてたことが結果として表れた3日目でした。誤魔化すことができませんでした。

AKI:ただ、準決勝戦は最後のゴール線の戦いに持ち込んで優出圏内もぎ取りましたよね!

黒川:そうですね。けど、正直最後は3コーナーの突っ込みで車を引いてしまったので最後届いたか微妙だったんですけど、直線の感じは良かったので差しにいく感じ、車の伸びは良かったですね。なので、もしかしたら?と思ってゴールした後はずっと掲示板を見てました(笑)2着に入れて良かったですし最後まで諦めず走って良かったです。

AKI:止まらない症状が続いていたということですが、優勝戦に向けてはどのあたりを扱ったんですか?

黒川:セッティングをちょこちょこ。最後はリング交換だけ。結果リングが効いたのかな?結局4日目まで車が止まらない症状が直らなかったんですが、せっかく優勝戦に乗れたしなけなしでリング交換でもと思ってしてみたら止まりが出て凄く良くなりました。

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AKI:優勝戦の試走タイムは3.26と1番時計タイでした。手応えはありましたか?

黒川:凄く良かったです。エンジンの回転も上がってる感じがあったし、前日までとは全然違いましたね。それに、試走タイム3.26なんて自分は普段出ないので「かなり良い状態だなぁ」と思いました。試走の手応え、タイム共にいいぞ!という感じでした。ただ、すぐ横には鈴木圭一郎さん、青山周平さんがいて、さらに内枠の選手もみんなスタート巧者揃いの優勝戦。若獅子であんなに良いメンバー揃うのも珍しいんじゃないですかね。スタートで誰もへこむ人がいない。けど、枠なりじゃどうにもならないのでとにかく行けるところまでとは思っていました。

AKI:そのスタートから1~2コーナーにかけて振り返っていかがですか?

黒川:最高のスタートが切れました。良い位置が取れました。ただ、外枠もすぐ後ろに着けてたんですよね。鈴木圭一郎さんに捲られかけて。姿が見えたというより前に見えました。行かれたなという感じだったんですが、1番の野本くん(伊勢崎34期:野本佳章選手)が良いところにいてくれたんでなんとか捲られずにすんだというか、助かった感じです。展開が向いてくれましたね。あそこが1番のポイントですね。そこから抜け出してからの体感は凄く良かったですね。乗りやすく進んでくれました。後ろの音は序盤大きく聞こえてたんですが、どんどん小さくなっていく気がしました。それに、自分にとってはこれ以上ない良いペースで走っている感じがあったのでこれで抜かれたらしょうがないと思っていました。結果あまり後ろを気にせず走れましたね。タイヤも評判の良いタイヤがあって。自分は乗ったことがなかったんですが、初日1着を取ってる選手が軒並みそのタイヤで。このタイヤを履かないと戦えないなと思って3日目から優勝戦まで評判の良いタイヤで行きました。

AKI:改めて、ゴールした瞬間を振り返るとどうですか?

黒川:いやー、まさか優勝できると思ってなかったしびっくりしたんですが、やっぱり優勝は凄く嬉しかったですね。青山さんや鈴木圭一郎さんがいるから若手だけのレースという感じもないし普通に厳しい戦いだし。優勝戦も普通に良いメンバーだし。なので優勝した時は「うそーん!」という感じでした(笑)そんなことあるんだなって。その後すぐに一緒に優勝戦に乗ってた泉田(川口33期:泉田修佑選手)が祝福に来てくれて嬉しかったですね。退場門にも沢山の同期が集まってくれて「持つものは同期だな」と思いました。みんな仲良いですね。次、同期が優勝する時は自分が笑顔で迎えれたらなと思います。

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AKI:2強に勝てたというのはどう思いますか?

黒川:常にその2人を意識してるわけではなく、素晴らしい選手はたくさんいるのでいろんな選手を意識はしています。それでも、No.1、2のランク得点は突き抜けてるところがあるので、そこに勝ったっていうのは嬉しいですね。普段勝てる相手ではないので偶然でも勝てたのは嬉しいです。スピード負けしちゃうと抜かれちゃうので、スピード負けしないようにしないと、というのは去年の末に感じましたね。先頭を走っていてもすぐ後ろにつかれちゃうと抜かれてしまうから、スピードある走りを今年の目標にしてます。それが、若獅子でできたのかなという感じはしています。またこの走りをSGでもできたらいいなと思っています。ペースは少しずつ上がってきていますが、再現性は低いので安定して速いペースで走れるようもう少し改善したいです。

AKI:ペースを上げるというのはもちろんエンジンもあると思いますが、その他ではどういうところを意識してるんですか?

黒川:グリップ操作も大きいと思います。エンジンが良いのは前提として、自分のイメージではとにかく開けて走ったほうが速いのかな?と思っていたんですが、意外とそうではないと思うようになっていて。ちゃんと奥まで突っ込んで、ちゃんとグリップを閉めて、メリハリがある人の方が速いなぁと思うようになりました。1年前からそうなのかな?と思っていたんですが、なかなか上手くできなくて。そんな中、去年の年末で3.315とタイムが出た時はそのグリップ開閉ができた感じがして。練習はしていたんですが実際レースでもタイムもでたので確信に変わったというか。今はそのイメージで走るようにしています。それが今回の若獅子優勝に繋がったと思いますし、これをもう少し癖つけをして確実性を上げていきたいです。

AKI:スタートに関してはかなり良いところで安定していませんか?

黒川:自分の中ではかなり良い状態ですね。数年前にスタート良化に集中してた時期があったんですが、それがしっかり身についていると思います。

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AKI:あの青山周平選手も黒川選手のスタートは速いとお話し出てましたよ!年末も「黒ちゃんに行かれそう」と考えていたそうです。

黒川:青山さんから自分の名前が出るのは嬉しいですね。年末は過去一くらいの良いスタートでした。でも、その後の大きな斑を自分は上手く走れず捌かれてしまいました。青山さんは本当にミスしないから。なので、自分もスタートをこれからも磨いて独走力をつけていきたいです。あとは、まだまだ捌きは下手なんで。ずっと思ってるんですけど、まだビビって上手く抜けない所とか引きすぎるところがあるのでそこは課題ですね。

AKI:今後、このグレードレースが獲りたい!などはありますか?

黒川:SG優勝は夢ではあるんでどうにか優勝できればなとは思ってます。その中で、普通開催でも、グレードレースでも結果を積み重ねていけば"SG優勝"も見えてくると思うので普段のレースから頑張っていきたいと思います。なので、課題の独走力、スタート、捌きというのをしっかり克服しないとですね。

AKI:ここ最近は新人選手、後輩選手の勢いもいいですよね!

黒川:そうですね。意味が分からないくらい速いです(笑)2級車でもむちゃくちゃ速いし驚きます。しかもみんな速い。経験者でも無経験者でも。戦国時代という感じ。けど、変に意識しすぎず、見過ぎず、自分のことに集中していきたいですね。メンタルはそんなに強くないと思うので周りを見ずに自分は自分で頑張っていきたいと思います。

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

黒川:今年も一走一走頑張りますので応援よろしくお願いします!!

(写真は山陽オートSNSより)

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2024年3月22日

悔しさバネに初優勝!!!|福岡 鷹選手

飯塚所属の新人“福岡鷹選手”。37期優秀選手としてデビュー。デビュー戦から鮮烈な走りで圧勝!2月19日でデビューから12走目で優勝を飾りました!初優勝のこと、今後の目標、課題などお話ししていただきました!

(取材日:2024年2月24日)

インタビュー / AKI

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AKI:初優勝おめでとうございます!お気持ちいかがですか?

福岡:素直に嬉しいですね!

AKI:デビュー戦から連勝していて、山陽の雨で連勝が止まりましたがあの辺りの気持ちはどうだったんですか?

福岡:めちゃくちゃ悔しかったですね。山陽の雨は練習参加で乗れてたのに、レースの日は試走からダメで。あそこで優出を逃したっていうのがめちゃくちゃ悔しかったです。あの日優出しておかないと浅倉(伊勢崎37期:浅倉樹良選手)に先に優勝されるというのが分かっていたので、なおさら優出出来ず悔しかったですね。周りにも悔しそうなのは伝わってたと思います。それくらい、態度に出ちゃうくらいとにかく悔しかったです。

AKI:山陽から地元飯塚に戻ってきて、初日から3.394という好タイムで1着でしたよね!

福岡:そうですね。その開催の前のミッドナイトに練習参加していて。山陽の悔しさがあったのでとにかく乗り込みまくって。それが良くて、タイムも大幅に良くなって。3.394は自己ベストではあるんですが、練習ではもっと出せてたしレースも滑らせたりしていたので、レースで実力を出せない、安定して走れないというのはまだまだ練習不足だなぁと思っていました。なので、結果的に初日1着で嬉しさはあったんですが悔しさが残るレースでした。まだまだこれからですね。

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AKI:その後、準決もクリアして初優出、初優勝でしたが、緊張されましたか?

福岡:緊張はしないと思ってたんですけど、自分の分からないところで緊張してるじゃないですけど、気づかないうちに緊張していました。なので、いざレースになるといつもと違うことをしてしまったり。優勝戦の前の日は特に緊張しましたね。当日は雨。前回の山陽のこともあったので、とにかく朝から練習で乗り込んで。本番のレースタイヤをハネ確認で練習に行ったんですけど、練習でタイヤを使い切っちゃうくらい走っちゃって(笑)それで、師匠(飯塚29期:阿部仁志選手)に「タイヤ無くなっとるやないか!」と言われて。師匠からタイヤを借りてレースに行きました。そのタイヤがまためちゃくちゃ良くて。師匠の教え、タイヤがあって優勝出来ましたね。

AKI:と言うことは、試走から良いタイムが出てましたし手応えもあったんじゃないですか?

福岡:やっぱり1日ずっと練習してただけあって、試走も出たしこのまま走れば優勝は見えてくるかなと思う反面、レースにまだ慣れてないので試走が出ても緊張しましたね。ピットの中もめっちゃ緊張してました。ここで優勝する事がゴールじゃないから、もし出来なくてもこの悔しさをバネに次また頑張ろうとは思ってたんですけど、それでもやっぱり先に優勝した浅倉のことは意識してましたね。

AKI:緊張のピットからいざスタート。レースはどうでしたか?

福岡:スタートの練習もたくさん行ってたので「良いスタート切れたなぁ」とは思いました。そこからの6周回は長かったですね。残り2周と見えた時は「まだ2周もある!」と思っていました。やっぱり逃げ切らないと、と思っていたんですが後ろは40m横並び。10mとか20mに選手がいない分、雨巧者がスタートでポーンと抜け出してきたら追いつかれるかもと思っていました。めっちゃドキドキしながら早く終われ!と思ってました(笑)

AKI:結果的にぶっちぎり!メンバー中の上がりタイムも1番時計でしたよ!

福岡:良かったです!!1番タイムは嬉しいんですけど今回は握って逃げるだけ。なんで、これからハンデが下がっていく中でもっともっと出していけるようになりたいですね。常に上を目指して頑張りたいです。

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AKI:優勝戦後、ウイニングランはいかがでしたか?

福岡:ウイニングランが1番気持ちよかったですね!レースでゴールして1着!となった時よりもすごく気持ちよかったです!お客さんも手を振ってくださって凄く嬉しかったです!最高でした!

AKI:表彰式はいかがでしたか?

福岡:レースのことでいっぱいで言葉がうまく出てこなかったです。ちょっと緊張もしました(笑)けど、雨の心配もあったし、ミッドナイトだと表彰式もなく、今回表彰式ができて良かったです。前日は雨予報だったので「表彰式がしたいんだけどなぁ」と思っていたので初優勝で表彰式が出来てよかったです!

AKI:まずは優勝というところをクリアしました。今後の目標は決めていますか?

福岡:明確には決めないんですが、課題をしっかり克服して良いレースが出来るようになるのが目標ですね。大きな目標とかは今のところないです。今はとにかく課題を修正して、そこで出たタイムやレース内容などを見て目標を決めていきたいです。

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AKI:その課題ですがいまはどんなところですか?

福岡:ハネとか滑ったりとかがあって。レース前半は良いんですが、後半になるとズルっと滑らせてしまったり。後は、スタートから1周目の入り方が凄く遅く、バックから3コーナーの入り方もまだ甘かったりするので、1周目が課題ですね。そこを修正できればまだまだ良くなるなぁというのは感じています。2級車なのでどうしてもスタートすぐは詰められやすいですが、1コーナーの入りを上手くしてバックストレッチで後ろを突き放すような走りをしたいです。今はハンデがあるけどこれからハンデが縮まっていけばどんどん重要になってくる部分なので早めに克服したいですね。そして、6周回安定して走ることが課題だと思っています。もちろんトップスピードを上げることも練習しつつ、スタートから6周回安定した走りが課題ですね。なので、目の前の課題を修正することが目標ですね。

AKI:課題、目標とある中で、師匠の阿部選手の指導はどんな感じですか?

福岡:ちょっとした変化も気付いてくれたり、コース取りとか乗り方とか。練習も毎回見にきてくださるし、エンジンもすぐ見てくれて。ハネがきたときもバック修正をすぐしてくださったりとめちゃくちゃお世話になっています。ありがたいですね。自分の前のロッカーには一期上の村瀬さん(飯塚36期:村瀬月乃丞選手)もいて、先輩ですが同じ2級車で負けられないと思っています。村瀬さんも速い先輩なんで、村瀬さんを目標に、勝てるように。2級車でハンデを背負って戦ってるって凄いです。そう考えると目の前に大きな目標がありますね。良い環境です。尊敬してるけど勝ちたいです。

AKI:デビューしてぽんぽんと成績を残してきましたが、実際選手になってみてどうですか?

福岡:選手になった実感があまりなく、走ることにいっぱいっていうか。その日その日に一生懸命です。優勝しても満足する暇もないというか、次!次!てなっちゃうし、いまだに納得いくレース、完璧なレースはないのでまだまだこれからです。

AKI:始まったばかりの選手生活ですが、選手になろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

福岡:高宗さん(飯塚32期:高宗良次選手)が親戚で。そこからオートレースを知ったのは試験の直前。なので、オートレースを知ったのは1年半前くらいですかね。以前カヌーはやっていたので、ボートレーサーいいなぁと思った時期はあったんですが受ける事はなく。けど、オートレーサーを知って。元々車が好きで同じモータースポーツで見た時にかっこいいなぁと思いました。他のバイク競技もあったんですが、スポンサー作りや競技以外で大変なことが多いと思ったし、オートレースはガソリン代もいらない(笑)同じセアというバイクで同じコンディション。バイク競技の中でもこれしかないと思いましたね。2輪というところで不安がありましたが、養成所で初めてバイクに跨って走った時はめちゃくちゃ気持ちよくて。これだ、頑張ろう!と思えました。

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AKI:ちなみに、車名の「ペアー」の由来はなんですか?

福岡:梨が好きなので梨の英語で「ペアー」になりました(笑)ただそれだけです。同期とかは意味込めて車名つけてるんですけど、自分がただ好きだから「ペアー」と付けてたら同期にめっちゃ笑われました(笑)

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

福岡:今の結果に満足せず自分の課題を克服できるようしっかり乗り込むしかないと思ってます。いっぱい練習してもっともっと上を目指せるように頑張ります。応援よろしくお願いします!

(写真は飯塚オートSNSより)

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2024年3月19日

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