船橋オート出身、今は伊勢崎オート所属の29期・鈴木聡太選手にお話をお聞きしました。
(取材日2/21)
―オートレーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?
元々は斎藤利幸さん(船橋6期・元オートレーサー)が遠い親戚で、それでオートレースを知ってレースを見て。小学校くらいの時じゃないですかね。見ていくうちに面白いなと思いました。それで、高校に入ってくらいですかね、斎藤さんが選手募集の紙を持ってきてくれて、興味あるんだったら受けてみればと言ってくれまして。それがきっかけですかね。バイクはそれまで全く乗っていなかったんですが、見ていて格好いいなって思っていて。28期の時はダメで、29期で受かりました。受かった時は嬉しいのと、不安は不安でしたね。養成所が厳しいって聞いていたので。耐えられるのかなっていう不安、本当に選手になれるのかなっていう。
―実際に養成所に入ってみてどうでしたか?
ずっと運動もしてたし、体力とかそういうのは別にそこまできつくはなかったんですけど、拘束されているっていうか、規則正しい生活がきつかったかなっていうのはあります。起きる時間から寝る時間まで管理されて...。
―食事の時間も制限あるんでしたっけ?
だいたい10分とか。でも、ちょっとだけ大工っていうか職人をやってたから、早食いは苦にならなかったです。ただ、他の人に決められた生活を送るっていうのが結構大変でしたね。
―バイクを乗ること自体はどうでしたか?
最初は楽しいなって思いましたね。エンジンかけて、乗って、最初はそんなにスピードも出てないですからね。ああ、楽しいなって感じでした。だんだんスピードを出す訓練になってきて厳しいな、速いっていうより難しいなって...。押しがけも最初はなかなかかからなかったです。
―検定タイムはどうでしたっけ?
覚えてないなあ。普通ぐらいじゃないですか。平均ぐらいだと思います。たぶん、真ん中ぐらいだったと思いますけどね。
―それで、卒業して師匠に片平さん(船橋19期・片平巧元オートレーサー)が付いた訳ですけど。
選手になる前は船橋に行って片平さんを応援していたっていうか、好きな選手は片平巧だったので、ビックリしましたよね。ええっ!て。嬉しいっていうか、戸惑いっていうか。まあ、どういう人か知らなかったですし。
―どういうことを教えてもらっていましたか?
とりあえず片平さんの乗り方、レース終わってからのアドバイスとかですね。特に乗り方ですね。最初は何の知識もないから、分かってないことも正直多かったですね。ただ、教わったことをやってるだけで。それでも、今となったら、ああそういうことかって分かるようになりましたけど。とりあえず言われたことをやってましたね。
―今までで一番覚えているレースはありますか?
最近だと、何年か前のシルクカップの優勝戦2着、あれが一番印象深いですね。その時はエンジンが良くて、まあ浅香さん(伊勢崎23期:浅香潤選手)が優勝したんですけど、悔しさっていうよりはもう一歩で(優勝)できるんだなって思って、それが今のところ一番強く残っています。
―レーサーになってから苦しかったことはありますか?
エンジンの整備ですよね。苦しいっていうよりは難しいです。やってることが全然違ったり、そこが難しい。マニュアルがないので。
―休みの日は何をしていますか?
なんもしてないです。ドラマとかバラエティとか録り溜めたテレビを見たり、ほぼゆっくりしてます。運動もそこまでしないですね。軽くウォーキングするぐらいで、風邪を引かないように予防するぐらい。
―伊勢崎所属になってからはどうですか?
みんな雰囲気良く迎え入れてくれて、楽しくやってますよ。居心地よくさせてもらってますね。
―オートレーサーとしての今の課題はありますか?
課題としてはセッティング能力。なかなか上達しないです。それだけかな。
―これからのどうなっていきたいとかはありますか?
いつもだいたい、去年よりもいい成績でってやってるんですけど、最近は調子を崩さないように、ある一定のところで走れるようにって、ある一定のところよりは崩さないようにやってます。
―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
是非本場に来て見てもらいたいですね。純粋にオートレース格好いいなと思えるし、迫力があるし。また、それによって違う見方ができると思いますので。今、ネットで(車券を)買える時代になってるので、そこからまたネットで投票してもらってもいいですしね。
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