川口オート所属の28期・高石光将選手にお話をお聞きしました。
(取材日6/3)
―5月15日の川口開催で優勝されましたね。その時の感じはどうでしたか?
良かったですね。タイヤも良かったし、優勝戦はスタートが決まったので、そこが勝因かなと思っています。エンジンはそれまでもずっと良かったんですけど、(4月6日のレースで)浜松の柴田君(浜松28期・柴田紘志選手)とぶつかったのでフレームを換えたら、そこから乗り味が良くなって、それから好調でした。優勝した節は特に良かったですね。その前のナイトレースも良かったんですけど、優勝戦は雨だったのでダメでした。ただ、その辺の一連の流れはずっと安定していました。その後もエンジンはいじっていないので変化はないですけど、ハンデが重いですね。それで苦戦しています。
―レース展開がガラッと変わりますよね。
そうですね。自分は前で先行するタイプだったので、後ろからだと今まで抜いていない選手を抜くことになるので全然違いますね。
―意外にも優勝はまだ2回目だったんですね。
意外でもないですけど(笑)、1回目は2年くらい前の6月でしたね。この季節は自分にとっていいんですかね。
―そもそもですけど、オートレーサーになろうと思ったきっかけは何ですか?
お客さんとしてオートレースを見ていたんですけど、その延長で試験があったら受けてみようかと思って受けたら受かっちゃったって感じですかね。
―それまでバイク自体は興味あったんですか?
いや、なかったです。乗ったこともないです。初めて乗ったのが養成所の競争車です。
―養成所生活はどうでしたか?
まあ、厳しいですけど、高校野球をやっていたから肉体的なキツさというのはあんまり感じなかったですね。でも、連絡できないとか、そういう方がキツかったです。自分の時は養成期間が10ヶ月だったので。
―デビュー戦のことは覚えていますか?
デビュー戦はビリでしたね。たしか初勝利が7走目くらいでした。どちらかと言ったら出遅れた方ですよ。緊張もしたと思いますし。うまくいかなかったのは覚えています。
―印象に残っているレースはありますか?
印象に残っているのはやっぱり、キューポラ杯で3回優勝戦に乗っているんですけど、その準決勝のレースは印象的ですね。3回とも印象に残っています。キューポラはだいたい7月の半ばなので、その辺の時期がいいんですかね。今思えば。
―ここまでやってきて苦しかったことはありますか?
若い時はあまり良くなくて、どちらかと言うと歳いってから成績が良くなってきたので、いいイメージから悪くなっていないから、そんなにきつくはないです。悪いところから入っていて、だんだん良くなっているので、あんまり悩んだりは逆に少ないですね。悪い時の方が普通だから(笑)。少しスランプになっても、もっと悪い時はあったし、少しうまくいかなくてもどうこうなるとかはない方だと思います。
―現時点での課題を挙げるとしたら?
課題は抜いていくレースですね。混戦が好きじゃないです。自分はもう勝ちパターンが決まっていて、速攻抜け出しからの独走。ハマった時の強さとハマらなかった時の脆さが極端ですね。まあ、お客さんも分かっていると思いますけど(笑)。でも、違う形の勝ち方ができたらいいなって思います。少しはできるようにならないと長くは選手として残れないですし。ハマらなかった時でも少しは良くしたいですね。あと、雨。もうちょっと乗りたいです。たまに1着があっても続かないんですよ。すごく乗れるようにはならなくてもいいから、普通ぐらいにはなりたいです。ビリばっかりは嫌だと思ってやっているんですけど、なかなか上達しないですね。
―当面の目標はありますか?
300勝が迫っているので、とりあえず今年中に300勝を目指しています。今は289かな(2025年6月3日時点)。今年中にあと11本は勝ちたいです。
―最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。
良くも悪くも自分の買い時は分かりやすいと思いますが、人気を背負った時は、より頑張るのでよろしくお願いいたします。
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