昨日高知競馬場で行われた、『第4回福永洋一記念』。
お天気も持ってくれたし、初の祝日開催ということで、入場者数・売上共にこれまでで一番の数を記録したそうです♪
毎年福永洋一さん祐一さん親子と、さらに福永家と縁の深い方々が来場して盛り上げてくれるのですが。
今年もかなり楽しい一日となりました!
まず最初のイベントは...高知のゆるキャラ大集合!!
福永祐一騎手を囲んでパチリ☆
祝日ということで子供たちがたくさん来ていたので、さまざまなゆるキャラに会えて喜んでいましたよ。
そして、祐一騎手と共に、武豊騎手、杉本清アナウンサーがトークショーを行いました!
祐一騎手のご結婚のお話から始まって、杉本さんが洋一さんの結婚式の司会をした話など、普段はなかなか聞くことのできないお話を聞かせてくれました。
武騎手にとっても、洋一さんは憧れの存在だったそう。
「僕が子供の頃、まだ厩舎に住んでいた時に洋一さんが家に来て、『お父さんいるか』って僕に聞いてくれたんですよ。
憧れの人に話しかけてもらえて、嬉しくて走り回ってました(笑)。
お正月には破格のお年玉をくれたし、カッコいいしとにかく憧れでしたね」
と、当時を懐かしみながら語っていました。
続いては...
楽しみにしている方も多かったんじゃないでしょうか!
祐一騎手と武騎手による、アイスクリンお振舞です♪
先着200名様に、お2人から直接手渡されて、ファンの方々も小さな子供たちも、すっごく喜んでいました。
あまりの大盛況に、200名分がすぐにはけてしまい、並んだ方全員にアイスクリンを渡すことは出来ませんでしたが...
握手や写真撮影なども気軽に応じて下さって、とても和気あいあいとした雰囲気でした。
今年はさらにスペシャルイベントとして、『福永祐一騎手とディナー』が行われました!!
この日配布された「福永家へのメッセージカード」を投函された方の中から、抽選で選ばれた5組10名様限定の特別プラン。
高知競馬場イベントスペースにて、高知の有名店『グランディール』のコース料理を、祐一騎手と一緒に味わう...
これはもう本当にプレミアムなイベントですね。
参加された方は、特別な時間を過ごせたのではないでしょうか☆
...第4回福永洋一記念のリポートは、まだまだ続きます!
今月9日、浦和競馬場で酒井一則調教師が、開業第1号の管理馬を出走させました。
高崎時代、大変お世話になった酒井先生の新たな門出に、私自身も本当に嬉しかったです。
酒井先生は高崎の調教師として、2001年に開業。33歳という、異例の若さでした。
550戦54勝2着48回の成績を残し、2004年の高崎の廃止とともに、調教師免許を返上。
厩務員として、浦和競馬場へ移籍したのです。
競馬場間の移籍というのは、今でも大変厳しく、簡単に出来るものではありません。
高崎が廃止になった時も、結果的に免許を持ったまま移籍出来たのは、騎手の場合【大井1名】・【浦和1名】・【佐賀1名】の3場。
調教師は、【笠松3名】・【金沢4名】・【佐賀2名】の3場でした。
もちろん、他の競馬場でも受け入れに手を尽くしてくれた所もありますし、ほぼ同時期に廃止になった宇都宮競馬の関係者を受け入れてくれた競馬場もありました。
ただ...とにかく移籍するのはとても大変。
日本には、中央と地方の壁だけでなく、地方の間にも、大きな大きな壁があるのです。
そんな中で、今回の酒井先生の再調教師デビューは、本当に意義のあることだと思います。
調教師免許というのは、なかなか取得出来るものではありません。
33歳という若さで試験に合格した酒井先生は、いつも前向きに、楽しんで馬づくりをしているように見えました。
「書類なんかで職業を書く欄があると、『調教師』って書けることがもう嬉しくて。
だから厩務員に戻った時は、なんで...なんで...と、悔しい思いもありました」
まだ若かった酒井先生には、南関東以外の競馬場なら、免許をそのままに移籍する道もあったはずです。
「やっぱり、一番大きな所でやってみたかったんです。
もう1度厩務員から始めて、また調教師になれる保障はなかったけど、絶対なれると信じてましたから」
何の迷いもなく、免許を返上して浦和に移籍しました。
「応援してくれる、馬主さんの存在が大きいですね。それに、浦和の関係者も、協力してくれました。
こっちに来て6年...。
長かったような、でも短かったような感じです。
また調教師になれて、嬉しくてしょうがないですね。毎日嬉しいです。
早く職業を書くような書類を書きたいな(笑)。
これからの目標は1つ!
口に出しては言わないけど...心の中で秘めてます」
一度免許を返上し、再び調教師免許を取得した酒井一則調教師。
こういう方の頑張りを見ていると、地方間の移籍や交流の問題を、そろそろ本格的に見直してもいい頃だと思います。
南関東の期間限定騎乗の条件も、少しずつ広がっている。
重賞騎乗の以来があれば、どこの競馬場でも騎乗出来る。
地方間の馬や人の壁がなくなれば、より熱いレースが見られるはず。
もう少し。
もう少し前進して、全国各地の地方競馬が1つになる日を、待ち望んでいます。
今年のJBCはいいメンバーが揃って、2レースとも盛りあがりましたね!!私は名古屋競馬場からの観戦となりましたが、来年JBCを開催するとあって、関係者もファンの方達も熱かったですよ〜。
それにしても園田はかなりの入場人員でしたね。映像で見ていても、その熱気が伝わってきました。
さてさてレースですが、まずはスプリントから振り返ってみましょう!
【バンブーエール】、余分に追うこともなくすんなりハナに行きましたね。松岡騎手の騎乗も迷いがなかったです。【スマートファルコン】もスッと好位置につけました。道中多少口を割ってかかっていましたが、『JDD』の時のことを考えればあのくらいはなんでもないんでしょうね。さすが岩田騎手で、早めに動いて4コーナーで【バンブーエール】を捉えにかかりましたが、直線では逆に突き離されてしまいました。スタートからすんなりだったとはいえ、【バンブーエール】強かったですね。
そして道中内でジーっと我慢していた【アルドラゴン】。強敵相手によく頑張りました。最後は2頭に離されたとはいえ、立派な3着☆地元の木村健騎手の腕も光りましたね!
【ブルーコンコルド】はプラス10キロがいい方に出ると思ったんですが、向正面で幸騎手の手が動いていて反応がイマイチでしたね。最後までバテずに走っているけれど、『南部杯』の時のような力強い伸び脚が見れなくて残念でした・・・。
そしてクラシック。
スタートして何が行くかな〜?と思っていたら、内枠を利用して【サクセスブロッケン】がハナ。やる気満々のブロッケンを横山典弘騎手が上手になだめていました。この辺り、さすがですよね〜。2番手になった【フリオーソ】も折り合いがついて、3番手には【ヴァーミリアン】。
普段は後方から進む【メイショウトウコン】も、藤田騎手の手綱で早め早めの位置取りでした。【ヴァーミリアン】も早めに仕掛けて動き出し、【フリオーソ】にはキツイ展開・・・【サクセスブロッケン】にも迫りましたが、並んでからが渋太かった!【ヴァーミリアン】が完全に抜け出して強い内容でしたが、【サクセスブロッケン】も負けて強し。
昨日の天皇賞に続いて、武豊騎手に素晴らしいレースを見せてもらいました。
いよいよ8月突入ですね!夏真っ盛りですよ!みなさん、いかがお過ごしですか?
クーラーが苦手な私としては、あまり得意な季節ではないんですが・・・1年で1番ビールが美味しい季節という意味では・・大好きです♪
そして競馬も全国各地で薄暮開催が行なわれています!明日の水沢も[マンデー・トワイライト]。かっこいい名前ですよね(o^∀^o) 高知の[夕焼け競馬]も好きだけど。
明日のメインは[夏油賞]!!これまたすごい名前です。水沢で行なわれるレースとしては最長距離の2,500m戦。1周1,200mの水沢競馬場での2,500m戦というのは、他の広い競馬場で行なわれるのと全く様相が違います。
なんたって、コースを2周するんですから!それも普段はもっと短い距離を走っている馬たちが!ですよ?!当然のごとく、1周回って来た時の直線で、馬たちはゴールだと思って必死に走ろうとします。だっていつもそこで追われるわけですから。
そしてゴール板を過ぎたら終わりだと思って減速します。だっていつもそこで終わりなんですから。
普段そうやって調教してある馬に、「今日はもう1周なんだよ。」と伝えることは至難の技。そしてこれこそが騎手の腕の見せ所ですよ☆
私自身は1度だけ、[高崎大賞典]というレースで2,600m戦に乗ったことがあります。この時もコースを2周ちょっと走りました。[群馬記念]とともに高崎競馬を代表するレースであるということもあるけれど、その2,600mの距離により、騎乗する騎手たちはいつもよりナーバスになっていました。
「1周目のスタンド前でどう馬をなだめるか?」
これが、騎乗する騎手全員の悩みどころでした。ただし、1人だけそこを勝負どころと考えた騎手がいました。高崎が誇るリーディングジョッキー、現在は金沢で調教師として活躍している加藤和宏元騎手です。
加藤さんはみんなが自分の騎乗馬の折り合いに専念している時を狙って大胆に動くのです。完全に馬を制御しているので、そこで動いても引っ掛からない自信があるのでしょう。2年連続で同じ乗り方をして[高崎大賞典]を制した加藤さんが、3年目も必ず同じ乗り方で来るだろう・・・と誰もがわかっているけれど、やはり1周目のスタンド前では動けない。自分の馬を制御するのが精一杯だったのです。そうして3連覇という偉業を成し遂げたのでした!
地方競馬の長距離戦というのは、トップジョッキーであってもとても難しいコースです。ましてきついカーブを8回も回るんですから、負担は最小限に抑えなくてはなりません。
馬の能力はもちろんだけど、普段のレースよりも騎手の力が大きく左右すると思うんですよ。そして明日の[夏油賞]に騎乗する騎手は・・・・
佐々木忍・村上忍・小林俊彦・菅原勲・阿部英俊・沢田盛夫利・板垣吉則(枠順通り)
という岩手競馬リーディング上位の方々です!7頭立てと出走頭数こそ淋しいですが、騎手同士の白熱した戦い、そして普段見られない駆け引きを楽しみにしたいと思いますっ!
明後日はいよいよ『佐賀記念』です!
今回はメンバーがかなり面白いですよ♪その中でも1番の注目は、地元・佐賀の【ワンパクメロ】。
現在9連勝中とものすごい勢いです。管理する川田先生は、
「間隔を空けたのは予定通り。前に3ヶ月の休養明けも走ってるし、鉄砲は利くから問題ない。こういう時期だし、気持ち太いかなって気もするけど、この馬は自分で身体を作るから、心配はしてないよ。」
名前はワンパクですが、とてもおりこうさんなんだそう。
「若い頃は弱い面もあったんだけど、一昨年小倉を3回使ったことで、精神的にも肉体的にも強くなったんだ。」
遠征や強い相手を経験して、強くなったんですね。その後は破竹の勢い。この馬の強みとは?
「どんなレースでも対応できるところだね。脚質も、これしかダメっていうわけじゃないから。」
今回はどんなレースを?
「今までとは相手が違うからね。2000mといってもペースがかなり速くなると思う。ポジション決まったところでジッとして、どこまで伸びるかっていう競馬になるんじゃないかな。」
倉富騎手にどんな指示を?
「いつも何も言わないんだよ。乗ってる人間が一番わかるからね。」
今回、馬にとってもそうだし、倉富騎手にとってもすごいチャンスであります!
「地元といっても、なかなかグレードレースに乗る機会はないから。人馬共に頑張ってほしいね。」
ということでした!
こちらは倉富騎手。
明るくって面白い方です。ちなみに、私より年下ですが、センターでは1期先輩に当たります。あの頃から、上手いと評判だったんですよ。大井の戸崎騎手や船橋の森泰斗騎手と同期なんですが、その中でも技術は1番評価されていました。
佐賀はベテラン勢が強く、なかなか若手が台頭出来ないイメージですが、ここで倉富騎手に打ち破ってほしいところ。
期待の星、【ワンパクメロ】&倉富騎手。どんなレースをしてくれるのか、わくわくします♪