*10日盛岡 第11R『マイルチャンピオンシップ南部杯』 1600m 16:40発走*
JpnIの名に相応しく、豪華なメンバーが顔を揃えました。
その中で本命にしたのはコパノリッキー。
昨秋はJBCクラシックを逃げ切ったことでマークされる立場になり、チャンピオンズカップや東京大賞典はかなりキツイ展開になりました。
そのため負けが続きましたが、揉まれに揉まれたことでもう一段階上の力をつけた印象です。
今回もホッコータルマエやアスカノロマンといった、先行脚質の強敵がいますが、
ホッコータルマエは休み明けで、早めに動くいつもの戦法が少し遅れるのではないかと考えます。
展開的にもコパノリッキーに向きそうです。
対抗はベストウォーリア。
このレースは2連覇中で、得意の舞台です。
ムキムキな体でパワフルに走る馬ですが、小回りのコーナーでも上手に加速する器用さもあります。
ただし、今年のメンバーは過去2年よりも相当強く、簡単には勝たせてもらえない可能性が。
特にコパノリッキーにはかしわ記念でかなり離されているので、単純比較では分が悪いです。
それでも、どんなメンバー、展開でも最後は必ず伸びて来てくれるので、ここも上位争いに絡んで来てくれるでしょう。
本来は本命にしたいくらいのホッコータルマエ。
しかし。やはり休み明けは少し割引が必要です。
さらに今回はかなり久しぶりのマイル戦で、流れが速くなりそう。
大きく崩れることはないと思いますが、勝ち切るには難しい条件が揃いました。
一度使って次はもっと重い印を打ちたいと思っています。
アスカノロマンも平安ステークスの勝ち方を見ると、相当な強さを感じます。
スタートもよくダッシュ力もあって、楽に先手が取れるタイプ。
小回りの地方にはもってこいかな~と思って期待していたのですが、帝王賞の走りが気になります...
スムーズに先行したように見えたのに、勝負所でペースが上がった時には何も抵抗できませんでした。
馬場だけの問題ではないと思いますが、地方での走りをもう少し見極めたいです。
◎12、コパノリッキー
〇13、ベストウォーリア
▲10、ホッコータルマエ
△8、アスカノロマン
△5、レーザーバレット
*9日佐賀 第11R『九州ジュニアチャンピオン』 1750m 17:10発走*
本命にしたのはハクユウロゼ。
デビュー戦を経験馬相手に大差をつけて圧勝すると、続く前走のシリウス特別では、控えて好位追走から直線でしっかり捉え切りました。
今回と同じ1750mでしたが、前半少し顔を上げていたものの、道中はしっかりと折り合っていました。
4コーナーからの立ち上がりではまだ粗削りな面も見せていましたが、それでもきっちり勝ち切るのはさすがです。
ここも連勝濃厚と考えます。
対抗はスーパーマックス。
デビューから3連勝中です。
すべて好位からの差し切り勝ちで、前走のJRA認定競走は2番手追走から勝負所で先頭に立つと、そのまま押し切りました。
大きな馬体でパワフルな走りをする馬で、今回は初めての1750mになりますが、距離が延びるのは問題なさそう。
無傷の4連勝なるか注目です。
シリウス特別で2着だったロトスキャンダルも怖い存在。
好位追走から早めに先頭に立ち、直線ではハクユウロゼとの叩き合いに。
最後は競り負けたものの、唯一ハクユウロゼに食い下がりました。
デビュー戦の900mから一気に距離が延びましたが、上手に対応していたし、先行力があるのも魅力。
ここでも好勝負を期待します。
2連勝中のオヒナサマは、逃げて連勝しているだけに絶好の1枠に入りました。
初めての1750mがカギになりますが、レースぶりからも許容範囲ではないかと思います。
今回の相手に、どこまで踏ん張れるか楽しみです。
まだ初勝利は挙げていないものの、連続3回2着が続いているロイヤルピンクも侮れません。
デビュー戦は、我らがシュダイカが圧勝したために7馬身差の2着になりましたが、2番手から上手な競馬をしていました。
続く2戦はJRA認定競走で、好位からソツのない競馬で連続2着。
重賞でも大崩れはないと見ています。
◎10、ハクユウロゼ
〇3、スーパーマックス
▲7、ロトスキャンダル
△1、オヒナサマ
△6、ロイヤルピンク
*6日門別 第12R『サンライズカップ』 1700m 20:40発走*
まず本命にしたのはバンドオンザラン。
地元門別では4戦2勝2着2回とパーフェクト。
前走のイノセントカップでは、持ったままハナに立つと、4コーナーから後続を突き放す競馬で完勝しました。
唯一気になるのは距離適性ですが、JRAのコスモス賞で1800mを経験済み。
この時は逃げて終始馬体を併せられる展開になりましたが、道中はしっかりと折り合っていたし、ラストも止まっていたという感じではなく、1700mなら十分こなせるのではないでしょうか。
スタートというより二の脚がとにかく速い馬で、ここも楽に先手が取れそう。
JRAに2度遠征して揉まれ、さらに成長を感じるので、重賞2連勝を期待しています。
対抗にしたのはヒガシウィルウィンです。
栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップと連続2着でしたが、前走は今回と同じ1700m戦で勝利。
道中は後方を追走していましたが、直線を向いて外に出すと弾けるように伸びて一気に前を捉える強い競馬でした。
先行するタイプではないですが、距離が延びてさらにいいタイプで、この距離ならば初重賞制覇も可能と考えます。
スウィフトハートはデビューから5戦すべて馬券圏内という堅実派。
前走のJRA認定競走では、中団から徐々に進出し、最後はドンカスターボーイとの叩き合いを制して半馬身差で勝利。
馬群を縫う器用さと、並んで抜かせない勝負根性を見せてくれました。
今回は初めての重賞挑戦。このメンバーでどこまで戦えるか楽しみです。
デビューから2連勝中のリコーソッピース。
前走は先団を見る形で進み、直線は内を突いて鋭く伸び、接戦を制しました。
まだ粗削りな面もありそうですが、かなりの大型馬なので使いながらさらに良化しそう。
今回は初の1700m戦、初重賞挑戦と初ものづくしですが、道中スムーズに追走できれば差のない競馬ができるのでは。
◎9、バンドオンザラン
〇2、ヒガシウィルウィン
▲5、スウィフトハート
△12、リコーソッピース
△10、ビービーアルボーレ
*4日金沢 第11R『白山大賞典』 2100m 16:25発走*
今年の白山大賞典はかなり面白いメンバーが集まりました。
その中でまず注目したのはJRAのケイティブレイブ。
兵庫チャンピオンシップでは、当時無敗だったゴールドドリーム相手に積極的な逃げを展開して圧勝。
ジャパンダートダービーでも先手を奪い、キョウエイギアの強烈な末脚には屈したものの2着を確保。
続くレパードステークスでも2着に踏ん張って、世代トップクラスの実力を示しました。
前走は初めての古馬対決になりましたが、前半絡まれる展開になりながらも、最後もう一度伸びての2着。
あの展開で踏ん張れたことは負けて強しと言っていいでしょう。
今回相手は強力ですが、マイペースに逃げられれば十分勝負できると考え本命にます。
これまでの実績を考えると、アムールブリエの57キロは仕方のないところ。
距離は長ければ長いほどいい馬で、好位からのロングスパートがさく裂しそう。
金沢は初めてですが、超小回りの名古屋で圧勝しているのでまったく問題ないでしょう。
ここは迎え撃つ立場。印は対抗にしました。
佐賀記念とマーキュリーカップを制しているストロングサウザー。
地方ダート初参戦だった佐賀記念では、前が速くなって展開がハマった印象もありましたが、マーキュリーでは好位から自分で動いての完勝でした。
小回りコースで上手に立ち回り、決め手を活かす競馬ができる馬。
今回の金沢もぴったりの舞台だと思います。
もう1頭の3歳馬は名古屋のカツゲキキトキト。
圧倒的な強さで東海ダービーを快勝し、ジャパンダートダービーでは強敵相手に積極的なレースで6着にがんばりました。
再度遠征した黒潮盃でも好位から上手な競馬で2着に入り、全国クラスの力を見せてくれましたね。
今回の斤量は52キロ。
最も重いアムールブリエとは5キロの斤量差があります。
このメンバー相手にどこまでやれるか楽しみです。
地方初参戦のモンドクラッセは、オープンで勝ち星があるし、重賞でも上位争いをしている実力派。
先行力もあるので、いきなりでも通用しそうです。
◎12、ケイティブレイブ
〇5、アムールブリエ
▲8、ストロングサウザー
△2、カツゲキキトキト
△9、モンドクラッセ
*28日船橋 第11R『日本テレビ盃』 1800m 20:10発走*
かなりいいメンバーが揃った今年の日本テレビ盃。
その中でも、本命にしたのはアウォーディーです。
ダート転向後負けなしの4連勝中。
しかもレースぶりがどれも圧倒的で、どこまで強いのかまだ底を見せていません。
初めての地方ダートだった名古屋大賞典では、ほとんど追うところなく圧勝して見せました。
先行力もあるし、末脚もしっかり使える上、小回りも上手にこなす器用さがある馬。
初めての船橋でもまったく問題ないでしょう。
ここも連勝して、秋の大一番に繋げて欲しいです。
対抗は大井のハッピースプリント。
古馬になってからは常にGIに挑戦し、強い馬たちと戦って、揉まれて揉まれて強くなって来ました。
浦和記念では強気の競馬でダートグレード初勝利。
あと一歩勝ち切れない印象から抜け出し、もう一段階の強さを手に入れました。
基本的には叩いた方がいい馬なので、休み明けの今回は多少の割引が必要ですが、浦和記念のように積極的な競馬ができれば上位争いも可能だと考えます。
安定して戦えるサウンドトゥルーは今回も好勝負必至でしょう。
コパノリッキーとホッコータルマエという馬たちと戦って、本当に力を付けました。
ただ今回は、前で勝負する馬たちばかりではなく、それほどハイペースにはならないと考えます。
自分で動いて行くような競馬ができれば。
実力は重々承知のモーニンは、前回の船橋遠征が残念な結果に終わり、そこが少し気になります。
最初から行きっぷりがイマイチだったし、ちょっと舞台が合わないのかなと...。
フェブラリーのレースぶりを考えれば、ここでも上位争いは必至。
2度目の地方遠征で、巻き返しを期待します。
マーキュリーで激走したタイムズアローにも注目。
好位からスムーズに流れに乗れればダートグレードでも勝負できることを証明しました。
このメンバーでどのくらい戦えるか楽しみです。
◎10、アウォーディー
〇2、ハッピースプリント
▲9、サウンドトゥルー
△5、モーニン
△6、タイムズアロー