
*12日船橋 第11R『マリーンカップ』 1600m 20:10発走*
今日のザーザー降りで、雨は止んだとしても不良馬場での戦いになりそうです。
小回りの船橋で、いつも以上にスタートダッシュが重要になって来るのでは。
本命はワンミリオンス。
地方初参戦だったTCK女王盃では距離が心配されましたが、ロスなく立ち回って初タイトル奪取。
続くエンプレス杯は、ヴィータアレグリアが動いたタイミングで一緒に上がっていき、早め先頭から完勝して見せました。
レースを重ねてどんどん強くなっているように感じるし、牝馬ながら落ち着きがあって輸送も苦にしない芯の強さを持っています。
不良馬場でも2勝しているので道悪も心配なし。
唯一気になるのは初めての57kgですが、超不良で軽い馬場になれば、それほど堪えず走れるのではないかと考えます。
対抗はリンダリンダ。
去年の東京プリンセス賞以来勝ち星がありませんが、現在はダートグレードで2戦連続2着とJRA勢に引けを取らない走りを見せています。
特に印象的だったのはTCK女王盃。
押し出されて早め先頭になりながら、本当に渋太く粘ってくれましたね。
最後にワンミリオンスには差されたものの、女王ホワイトフーガには抜かせない根性には感動しました。
スタートが上手で楽に先手を取れるのも武器だし、レースが上手で吉原騎手の指示に素直に反応してくれる真面目さがあります。
今回ワンミリオンスと2kg差で挑めるので、逆転まであるのではと思っています。
JBCレディスクラシックを2連覇したホワイトフーガ。
喉なりがひどくなって影響が出るようになったということですが、雨は空気が湿って喉を潤すのでプラスに働きそう。
道悪に関しても、ぱさぱさの馬場より合いそうだし、これまでもしっかり結果を出しています。
58kgは牝馬にとって過酷な斤量ですが、女王の底力を見せて欲しいです。
初ダートに挑戦するパールコードは2枠2番に入りました。
体が大きくて飛びも力強いので、ダートはこなせるのではないかと思っています。
それでも、砂を被る展開になると厳しいと思うので、今回は様子見で△1評価にしました。
ララベルは本当は重い印を打ちたいのですが、順調さを欠いているので△2にしました。
◎6、ワンミリオンス
〇8、リンダリンダ
▲11、ホワイトフーガ
△2、パールコード
△9、ララベル
*9日佐賀 第11R『ル・プランタン賞』 1800m 18:10発走*
3歳牝馬の全国交流戦で、今年は例年以上にいいメンバーが揃いましたね。
遠征馬も強力で気になるところですが、本命は地元佐賀のハクユウロゼにしました。
佐賀生え抜きの馬で、ここまで5戦4勝と圧倒的な強さを誇っています。
九州ジュニアチャンピオンは4着に負けたものの、続くカペラ賞では長くいい脚を使って差し切り、初重賞制覇を飾りました。
ここ2戦はJRAに挑戦してもまれているので、地元戦に戻ればさらにパワーアップしたレースができるのではないでしょうか。
好位・中団から落ち着いて競馬ができる馬なので、前がやり合うような展開になればさらに力を発揮できると思います。
対抗は兵庫のスターレーン。
なんと現在5戦連続2着中。
しかもその中で4戦が重賞、2戦が遠征でのものなので、胸を張れる成績だと思います。
なかなか勝ち切れないながらも、兵庫若駒賞&園田クイーンセレクションはハナ差の決着で、本当に惜しい競馬でした。
今回は長距離輸送になりますが、すでに輸送競馬で結果を出してるので心配はしていません。
そろそろタイトルが欲しいところですね。
3番手評価にしたのはオヒナサマ。
佐賀若駒賞ではハクユウロゼに離されましたが、花吹雪賞では3コーナー手前からのロングスパートで差し切り勝ち。
前走は4着に負けているものの、休み明け&初の古馬混合戦ということで悲観するものではありません。
このメンバー相手にどこまで戦えるか楽しみです。
兵庫からの遠征馬ラブエンジェルコンにも注目。
園田に移籍してからなかなかきっかけを掴めない様子でしたが、今年に入って成長を感じますし、好位で競馬ができるようになったことが大きいです。
勝ち星的には2勝馬ですが、キャリアも豊富だし、強い馬とも戦っているので、ここに入っても見劣りしません。
飛燕賞を勝ったコパノレイミーまで。
◎9、ハクユウロゼ
〇12、スターレーン
▲3、オヒナサマ
△5、ラブエンジェルコン
△8、コパノレイミー
*5日笠松 第9R『新緑賞』 1600m 16:10発走*
まず本命にしたのはアンティクイーンです。
門別から笠松に移籍して2連勝。その後、京都、阪神とJRAの芝に挑戦して負けてはいるものの、
このメンバーに入ったら十分上位争いできると思います。
笠松での2勝は、どちらも好位から早めに動いて行っての差し切り勝ち。
小回りの笠松でも上手に加速する器用さがあります。
重賞は初挑戦ですが、JRAの強い馬たちにもまれた今、さらに成長しているのでは。
対抗はセレニティフレアにしました。
JRA未勝利から笠松に移籍して、3連勝でゴールドジュニアを勝利。
後方からじわじわと伸びて来て、短い直線でもしっかりと差し切りました。
その後1番人気で挑んだスプリングカップでは、勝負所で少し押し上げたものの、伸びきれずに6着、
続く若草賞も上がって来たものの4着に敗れています。
しかし、今回は無敗の笠松開催。
輸送もないし、3連勝の時のような競馬ができれば、十分巻き返しできると思います。
3番手評価にしたのはハリアー。
すでにかなりのキャリアを積んでおり、その中でも地元笠松の成績には安定感があります。
笠松でのレースで馬券圏内を外したのは、去年10月のジュニアクラウン6着のみ。
前々走の笠松1組では、中団後方から直線で伸びて2着を確保。
このメンバーに入っても大きく崩れないのでは。
前走名古屋の1組で半馬身差2着だったサザンオールスター、好位から進めるフリーゴーイングまで。
◎8、アンティクイーン
〇4、セレニティフレア
▲2、ハリアー
△10、サザンオールスター
△6、フリーゴーイング
*30日(木)名古屋 第11R『名古屋大賞典』 1900m 16:20発走*
上位3頭でかなりかなり悩みましたが、本命にしたのはモルトベーネです。
東海Sでは好位追走からいったん先頭に立つ積極的なレースで2着に健闘しました。
前走のアルデバランSは3番手外から直線バツグンの手ごたえで伸びて快勝、ここに来て大きな成長を感じます。
ゲートセンスがあって、楽に先行できるのが武器のこの馬にとって、名古屋はいかにも合いそうです。
いい枠に入ったし、ロスなく好位を立ち回れれば、初タイトル奪取もあると思います。
能力的には一番だと感じているのがオールブラッシュ。
前走の川崎記念ではポンと好スタートを決めるとケイティブレイブを抑えて逃げ、直線はさらに後続を突き放す強い内容でJpnI制覇を果たしました。
こちらも好位につける先行力があり、小回りの地方はぴったり。
負かした相手を思えばここは格上の存在ですが、ただし斤量が59キロ...。
これまで57キロまでしか経験がないので、いきなりの2キロ増は大きいでしょうし、さらに他の馬たちが54キロで出走できることも大きいです。
本来ならば本命にしたいところですが、今回は対抗まで。
3番手評価はドリームキラリ。
武蔵野Sは跳ね返されたものの、前走のポルックスSでは逃げてしっかり残りました。
見た目よりもマイペースで行けたことが勝因だったと思いますが、前走のようなレースができればここでも面白いと思います。
先行力のあるケイティブレイブ、地元期待のカツゲキキトキトまで。
◎1、モルトベーネ
〇8、オールブラッシュ
▲7、ドリームキラリ
△5、ケイティブレイブ
△6、カツゲキキトキト
*20日帯広 第9R『ばんえい記念』 200m 17:15発走*
いよいよ、年に一度のばんえい記念です!
本命にしたのは一昨年の勝ち馬キタノタイショウ。このレースがラストランということでとても寂しいのですが、力を出し切って花道を飾って欲しいです。
長年コンビを組む大河原騎手にお話しを伺いました。
赤見:今回が引退レースなんですね。すごく寂しいです...
大河原:寂しいですねぇ。本当に長い間がんばってくれた馬ですから。
2歳シーズンでイレネー記念を勝って、3歳でダービー、古馬でばんえい記念を勝ってくれました。こんな風に世代ごとにチャンピオンになれる馬もなかなかいないですよ。
もともとはすごく臆病な馬で、強くなるまでに時間が掛かりましたけど、本当によくがんばってくれて...。
あとは無事にラストランを終えて、種牡馬の道に進んで欲しいですね。
2015ばんえい記念
赤見:今の状態というのはいかがですか?
大河原:今はベストに近い状態ですよ。帯広記念も2着に来てますし。
一昨年にばんえい記念を勝ったあと、蹄に来てしまって体が100キロ近く落ちてしまったんですよ。
そこからなかなか立ち直れなかったんですけど、今やっと体が戻ってこの馬本来の力が出せるところまで来ました。
赤見:では、ラストランに向けて意気込みをお願いします。
大河原:ばんえい記念はみんなが勝ちたいレースで、乗れる身としてもすごく楽しみです。
横を歩いて応援してくれるファンの方の声援も力になりますし、キタノタイショウとの最後のレースなので、悔いのないレースをしたいです。
タイショウの現役最後の姿を目に焼き付けていただければ嬉しいです!
対抗は今回が初のばんえい記念挑戦となるオレノココロ。
帯広記念を連覇して、万全の態勢でここに挑んで来ました。8年連続リーディングの鈴木恵介騎手にお話しを伺いました。
赤見:満を持してばんえい記念初出走ですね!
鈴木:本来は去年挑戦しても良かったんですけど、やっぱり1トンの荷物というのは本当に堪えますから。疲れが残るだけではなくて、障害を越えるのを嫌がったりと、いろいろ後遺症が残る可能性があるんですよ。
だから去年は無理せず、1年成長を待って今年挑戦することになりました。
2017帯広記念
赤見:待った分、成長を感じますか?
鈴木:そうですね。若い頃は軽い馬場でスピード勝負が得意だったんですけど、ずっと重賞で重めの荷物を曳いてレースをしていたので、ここ1年は高重量戦のパワー勝負の方が力を出せるようになりました。
経験を積んだことで、時間が掛かるレースに慣れて来たので、今年満を持してという感じです。
赤見:現在の状態はいかがですか?
鈴木:調教ではいつも以上に負荷をかけていますが、逆にやりすぎてもいけないのでそこのバランスを大事にしています。
ここまで順調に来られましたし、いい状態で挑めますね。
赤見:ばんえい記念に向けての意気込みをお願いします。
鈴木:ジョッキーとして、ばんえい記念に乗れるのはとても嬉しいです。簡単に勝てるレースではないですが、皆さんの応援を力にがんばります!
3番手評価にしたのは昨年の覇者フジダイビクトリー。
今期も岩見沢記念、北見記念、チャンピオンカップと重賞3勝を挙げる活躍をしています。
管理する金山明彦調教師にお話しを伺いました。
赤見:去年のばんえい記念制覇後もしっかりと活躍していますね!
金山:さすがにレース後は疲れが出たんですけど、岩見沢記念の辺りからだんだん良くなってくれて、今はベストの状態ですよ。
食いもいいし、最高の状態です。
2016北見記念
赤見:では、連覇に向けて意気込みをお願いします。
金山:みんなから「連覇、連覇」と言われてプレッシャーもありますが(苦笑)。たくさんのファンの方がこの馬のことを応援してくれるので、なんとか連覇に向けてがんばりたいです!
◎6、キタノタイショウ
〇8、オレノココロ
▲1、フジダイビクトリー
3頭の馬連ボックス3点で勝負します!!
他の陣営のコメントもぜひ参考にしてくださいね。
2、コウシュハウンカイ
【松井浩文調教師】
昨年のばんえい記念は6歳で初出走ながら3着でしたが、今年もうまくいくとは限りません。
ただ、調子はまあまあ良いですし、あとは本番で力を出しきるだけです。
【藤本匠騎手】
調教は早い段階から松井調教師がつけていて、ばんえい記念に向けては自分が障害を重点的にやっていました。
昨年は初出走だったのでどれくらい走れるかわかりませんでしたが、高重量でも十分戦えることがわかりました。
コウシュハウンカイは真面目で前にいきたがる馬なので、うまくコントロールしながら騎乗します。
3、ニュータカラコマ
【尾ケ瀬富雄調教師】
前走のとかちえぞまつ特別では強いメンバーと一緒に走って良い勝ち方をしました。
体調も絶好調ですし、調教も万全。初優勝を目指します。
【藤野俊一騎手】
昨年、一昨年のばんえい記念は2着と続いたので、今年こそはという気持ちはあります。
3月4日のオープン戦で1着は獲ったけども、ばんえい記念は全く格が違うレースなので、気を引き締めて挑みます。
4、カイシンゲキ
【槻舘重人調教師】
高重量戦は帯広記念に続き2回目。順調に仕上がっています。調教は浅田騎手がメインでしていますよ。
初出走だし結果は未知数だけど、ひとつでも上の着をとってほしいです。メンバーの中では1番若い6歳馬、どんな走りになるか楽しみです。
【浅田達矢騎手】
今まで経験してきた荷物は900キロが最高なので、今回は厳しい戦いになると思いますが、みっちり調教を積んできました。
最後までゴール出来るように頑張ります。
5、フクドリ
【平田義弘調教師】
ばんえい記念にあわせて調子を上げてきています。
障害を降りてからは走れる馬なので、障害次第でしょう。
【西将太騎手】
近走は目立った成績を残しているわけではないけど、ここに向けて重い荷物で調教してきています。
どの馬にとっても1トンのレースは一筋縄ではいきませんが、馬の力を最大限に活かしたいです。
7、ホクショウユウキ
【平田義弘調教師】
調教では重い荷物を積んで行っているので、高重量に慣れてきました。
あとは実戦でいかに上手く障害を越えられるかが勝負のポイント。上を狙いにいきます。
【西謙一騎手】
昨年末から最近にかけて調子は上がってきています。
去年初出走の時は5着だったので、今回はそれより上を狙いたいですね。いつも通りのペースで頑張ります。
9、サクラリュウ
【金山明彦調教師】
重い荷物を曳く調教をしてきて、順調に来ています。障害は上手いから、障害を越えてからどこまで逃げられるかが勝負ですね。
1トンなのですぐに障害を越えられるわけではありませんですが、どんな走りをしてくれるか楽しみです。
馬も騎手もばんえい記念は初めてだけど、焦らずに今まで通り乗ればきっといいレースになるでしょう。
【菊池一樹騎手】
サクラリュウがレースで曳いたことのある最大重量が890キロなので、1トンの重量でどこまでいけるかわかりませんが、挑戦者の気持ちで挑みます。
自分もばんえい記念で騎乗するのは初めてなので緊張もしていますが、楽しみな気持ちの方が大きいです。
見ているお客さんにもばんえい記念を楽しんでもらえるよう一生懸命頑張ります。