*18日(日)金沢 第11R『北日本新聞杯』 1700m 17:45*
ここは圧倒的にアイバンホーでしょう。
門別デビューで6戦1勝とはいえ、すべて馬券に絡む成績を収めました。
そして金沢では3戦3勝!
初重賞挑戦だったヤングチャンピオンではそれまで無敗だったサブノタマヒメを差し切り、初重賞制覇。
全日本2歳優駿遠征後休養し、復帰した前走は準重賞の若駒賞を圧勝。
プラス12キロと体がパワーアップしていて、一段と強さが増していましたね。
ゲートに課題がある馬で、1枠1番ですから長くゲート内にいることになります。
今回唯一の懸念材料はそこでしょう。
ゲートさえクリア出来たら、前走同様強いレースをしてくれると思いますし、石川ダービーに向けても好内容のレースを期待しています。
対抗はフューリアスと迷いましたが、リードキングダムにしました。
門別では未勝利でしたが、金沢移籍後4勝を挙げ、着実に力を付けている印象です。
前走の若駒賞では、スタートして出して行く競馬で、当初は2番手に付けていました。
途中で下がりましたが、これまでよりも積極的な運びが出来たことは収穫ではないでしょうか。
オフシーズンを挟んで、約10キロ体が増えたこともプラス材料。
アイバンホーとは勝負付けが済んでいる感はあるものの、馬券圏内に入る可能性はあると思います。
フューリアスは金沢ヤングチャンピオンで、アイバンホー、サブノタマヒメに次ぐ3着に入りました。
準重賞あての木賞ではサブノタマヒメを逆転して勝利と、世代トップクラスの力を見せています。
シーズン初戦は物足りない内容で5着でしたが、2戦目の若駒賞では2着を確保。
欲を言えばもっと体が増えて来て欲しいところですが、重賞戦線でも力上位の存在です。
逃げ馬エムザックベールはもう少し内目の枠が欲しかったところですが、1700m戦ということで前半のペースが落ち着けば展開が向きそうです。
金沢移籍2戦目を強い競馬で勝利したトーセンイヴまで。
◎1、アイバンホー
○6、リードキングダム
▲4、フューリアス
△8、エムザックベール
△3、トーセンイヴ
*11日(日)水沢 第11R『赤松杯』 1600m 17:45*
今年の『赤松杯』は例年以上に好メンバーが揃った印象です。
超実績馬ヒガシウィルウィンと、昨年の勝ち馬ランガディアがいますが、2頭とも桐花賞からの休み明けということで、使っている強みからチャイヤプーンを本命にしました。
久しぶりに岩手に戻って来たチャイヤプーン。
当時は岩手ダービーを勝ち、ダービーグランプリも勝ち、高い能力を見せてくれました。
南関東でも戸塚記念を勝っていますが、古馬に混じっての重賞では苦戦が続きましたね...
前走岩手再々転入初戦では、4コーナー持ったままで先頭に並び、直線突き放す圧勝劇。
好メンバーが揃いましたが、順調に使っている強みもあるので、2018年ダービーグランプリ以来の重賞制覇を期待しています。
対抗はヒガシウィルウィン。
前走の桐花賞は、超スローペースで道中の折り合いに苦労していましたし、難しい展開の中で、最後にフレッチャビアンカを差し返したのはさすがの底力でした。
地元メンバーとの勝負だと、2000mはペースが遅すぎて折り合いが大変なので、1600mに距離が短くなることはプラス材料でしょう。
本来は使いつつ調子を上げていくタイプですが、持っている能力が違うと思うので、休み明けでも上位争いしてくれるのではないでしょうか。
3番手評価は昨年の勝ち馬ランガディア。
もともとはJRAの芝で5勝を挙げていて、芝の走りを求めて岩手に移籍して来たのかと思いましたが、移籍初戦の赤松杯で9馬身差の圧勝。
シアンモア記念、みちのく大賞典と、重賞3連勝。マーキュリーカップではJRA勢相手に3着に食い込み、岩手トップホースに君臨しました。
それだけに、マーキュリーカップ以降の走りはちょっと物足りなく感じてしまいますが...
休養して仕切り直し。昨年の勢いを取り戻してほしいです。
2連勝中のタイセイブラスト、兵庫ウインターカップ3着のサンキューまで。
◎6、チャイヤプーン
○7、ヒガシウィルウィン
▲2、ランガディア
△4、タイセイブラスト
△3、サンキュー
*11日(日)金沢 第10R『JBCイヤー記念』 1400m 17:35発走*
金沢での今シーズン最初の重賞『JBCイヤー記念』。
今年は秋にJBC開催を控えている金沢では、シーズンオフの間に大規模な改修工事が行われました。
一番の目玉は砂を変えたことでしょう。
路盤改修し、これまで使用していた砂からまったく新しい質の砂に入れ替えました。
今まではレース中のキックバックで砂が当たると相当痛かったそうですが、きめが細かくなったことでかなり痛みは軽減し、水はけも良くなったそうです。
近年、金沢は内か外かの極端な馬場状態になることが多かったイメージですが、今シーズンはまた新しい傾向になりそうですね。
ここまでの開催では、2,3番手からの抜け出し、というのが王道のパターンに見えます。
それを踏まえて『JBCイヤー記念』のメンバーを見てみると、好位で結果を出している馬多し。
今の馬場状態に合った脚質の馬が目白押しで展開が読みにくいですが、実績馬ハクサンアマゾネスに注目しています。
オフシーズンは船橋に移籍して2戦を消化。
前走デビューから初めて馬券圏内を外しましたが、エンプレス杯ですから仕方のないところでしょう。
強豪と戦って揉まれ、さらなる成長を見せてくれるのではないでしょうか。
スピードのある馬なので、久しぶりの1400mも問題なくこなしてくれそうです。
対抗はファストフラッシュ。
重賞ではあと一歩の成績が続いていましたが、1400mの白銀争覇では中団から伸びて来てクビ差の2着と頑張りました。
今シーズン初戦の前走は2番手から早め抜け出しで勝利。
今回のメンバーに入れば力上位の存在です。
トウショウデュエルは利家盃3着、百万石賞2着、中日杯2着と重賞でも安定して上位争いをしています。
距離は2000mくらいの方がいいかなとは思いますが、近走でも1500mで勝っているので、1400もなんとかこなしてくれるのでは。
シーズン初戦を勝ったサクラエンパイア、もうひと花咲かせて欲しいタンクティーエーまで。
◎1、ハクサンアマゾネス
○3、ファストフラッシュ
▲8、トウショウデュエル
△4、サクラエンパイア
△5、タンクティーエー
*4日(日)佐賀 第5R『ル・プランタン賞』 1800m 18:10発走*
距離1800mということで、花吹雪賞上位組のトゥルスウィーとプリマステラの巻き返しを期待していますが、その前に立ちはだかるのが高知からの遠征馬サンシェリダンではないでしょうか。
JRA未勝利から高知移籍後5連勝。
どのレースも強い勝ち方でしたが、特に圧巻だったのが前走です。
C3-10組だったとはいえ、古馬相手に余裕の走りで8馬身突き放す圧巻のレースを見せました。
スピードの違いで逃げる形になっていますが、本来は逃げなくても競馬が出来そうだし、どこまで強いのか楽しみです。
今回は初の佐賀遠征、初の1800mで初重賞と、初もの尽くしで難しい条件にはなりますが、そういうことも軽く乗り越えてくれるのではないかと期待しています。
対抗はトゥルスウィー。
佐賀移籍後4連勝と勢いがありましたが、前走の飛燕賞で初めて3着と負けてしまいました。
思い切った逃げの戦法を取ったテイエムサツマオーのスピードについていけなかった印象ですが、それでも3着に来ているのは力の証明でしょう。
今回距離が1800mに延びるのはプラス材料。
2走前には古馬B-1で戦って快勝しているし、同世代牝馬同士ならば力上位の存在です。
3番手評価にしたのはプリマステラ。
初の1800m戦だったカペラ賞の強さには驚きましたし、花吹雪賞でも直線よく伸びてトゥルスウィーに3/4馬身差まで迫りました。
飛燕賞では見せ場なしという感じの5着でしたが、1800mなら相当な力の持ち主です。
サンシェリダンが前にいて、それをトゥルスウィーが早めに追いかけていくような形になれば、最後のところでこの馬の決め手が活きそうです。
シュリーデービーはスピードのある馬で、カペラ賞の負け方を見ると距離延長はマイナスと考えます。
ただ、1750mは勝っているし、まったくダメということはないのではないかと。
飛燕賞は2着と力を見せましたし、好位からどれだけ粘り込めるでしょうか。
◎6、サンシェリダン
○9、トゥルスウィー
▲3、プリマステラ
△11、シュリーデービー
*4日(日)水沢 第11R『スプリングカップ』 1600m 17:40発走*
岩手三冠戦線を占う上で重要なステップとなるこのレース。
ここは休み明けでも実績断然のリュウノシンゲンに期待しています。
デビューから9戦7勝3着2回と素晴らしい成績を収め、重賞は4勝。
1頭だけ57キロを背負った寒菊賞は完勝で、ここまで地元馬相手にダートでは負けなしです。
前走の金杯は、馬なりで先頭に並ぶ勢いで、4コーナーを回った辺りではどれだけ突き放すだろうと思いながら見ていたら、先頭に立ってからソラを使ってしまった感じで、グランフォロミーをなかなか降り切れず...
それでもアタマ差で勝ち切ったところはさすがですし、着差以上に能力差を感じるレースでした。
道中の手ごたえが抜群なだけに、先頭に立ってからも真剣に走れるかというところが今後の課題になりそうですが、約3ヵ月の休み明けで、肉体的にも精神的にも成長しているのではないかと楽しみです。
菅原勲調教師が「素質の高い馬」と好評価していますし、ここも強い勝ち方で三冠戦線に弾みをつけて欲しいです。
対抗はグランフォロミーと迷いましたが、休み明けを一戦している、という点でシラカミロードに注目しました。
これまでのレースを見るとリュウノシンゲンとは勝負付けが済んでいるような気はしますが、前走は余裕のある勝ちっぷりで、相当強かったです。
シビルウォー産駒で、これまでは中団後方からいい脚を使うというイメージでしたが、今回は好位から早め先頭という王道の競馬で勝利。
休養を挟んで大きな成長を感じました。
一度使ったアドバンテージがありますから、金杯上位組にどこまで食い込めるでしょうか。
グランフォロミーは金杯でリュウノシンゲンにアタマ差まで食い下がり、3着は7馬身差ですから、力のあるところを見せました。
寒菊賞では1馬身あったリュウノシンゲンとの差を同斤量だった金杯で詰めたのは立派です。
この馬も休み明けでさらなる成長を期待しています。
休み明け3歳Aで2着だったファイントリック、デビューから4戦すべて馬券圏内のアイノエスポワールまで。
◎2,リュウノシンゲン
○9,シラカミロード
▲8,グランフォロミー
△4,ファイントリック
△5,アイノエスポワール