*31日(木)門別 第11R『北海道2歳優駿』 1800m 19:55発走*
ここまでキャリアを重ねて来た北海道勢に注目しています。
本命は前走サンライズカップで初重賞制覇を果たしたティーズダンクにしました。
道中は内々をロスなく回り、直線で大外に出すと豪快に伸びて差し切り勝ち。
宮崎騎手のお話では、最後に必ずいい脚を使ってくれる印象だったこと、人気薄で気楽に乗れたことが良かった、
ということでしたが、
前々走も直線素晴らしい伸び脚で差し切っているし、ここに来てしっかりと自分の形が出来たのではないかと感じます。
メンバーはさらに強くなりますが、前に行く馬が多くペースはある程度流れると想像して、この馬の末脚が生きる展開になるのではないかと思っています。
今年重賞勝ちまくりの宮崎騎手とのコンビも心強いですね。
対抗はサンライズカップで1番人気3着だったヨハネスボーイ。
負けはしましたが、自分から動いて行く強気の競馬で、内容は決して悪くなかったと思います。
ブリーダーズゴールドジュニアカップは強いレースだったし、能力はこの世代トップクラスでしょう。
人気を背負って、自分から動いて行かなければならなかった前走に比べると、今回の方が競馬がしやすいのではないでしょうか。
今年初リーディング独走中の石川倭騎手とのコンビ。前走からの巻き返しを期待します。
タイセイサクセサーは重賞勝ちはないものの、デビューからすべて3着以内という堅実さがある馬です。
しかも前走ウィナーズチャレンジの勝ちっぷりがすごかった!
初めての1700mで、スタートはタイミングが合わずに最後方から、直線外から豪快に伸びて5馬身突き抜けるという圧勝ぶり。
距離が延びてさらに能力を発揮したように感じますし、このメンバー相手でも十分勝負出来るのではないでしょうか。
鎌倉記念で僅差の2着だったアベニンドリームにも注目。
長距離の遠征で結果を出せたことは大きいし、中8日で状態が気になるところではありますが、能力はヒケを取らないと思います。
重賞で連続2着のアジュバント、逃げて渋太いキメラヴェリテまで。
◎4、ティーズダンク
○12、ヨハネスボーイ
▲9、タイセイサクセサー
△8、アベニンドリーム
△10、アジュバント
△6、キメラヴェリテ
*29日(火)名古屋 第10R『ゴールド争覇』 1400m 16:00発走*
エムエスクイーンの取り消しは残念ですが、それでも超豪華メンバーが揃った今年のゴールド争覇。
我らがサムライドライブを応援していますが、強敵がズラリ...
まず注目は高知のケイマ。
JRAから高知移籍後破竹の5連勝中!
建依別賞ではサクラレグナムを寄せ付けず3馬身差で圧勝、
前走の珊瑚冠賞は1900mの距離が不安視されましたが、溢れるスピードで押し切りました。
ここまで特に死角は見当たらないし、今回は初の名古屋遠征になりますが経験豊富な馬。
JRA時代に笠松へ遠征して勝っているし、その辺りは不安には感じません。
展開的にはポルタディソーニが内枠にいるので逃げると予想、番手か好位からの競馬になると思いますが、
外目の枠なので揉まれる心配はなし。
このメンバー相手にどこまで戦えるか楽しみです。
対抗は笠松のストーミーワンダー。
もともと強い馬ですが、この夏から秋にかけてもう一皮むけた印象です。
前走の姫山菊花賞は2番手から早め先頭で、タガノゴールドを抑えての勝利。
遠征競馬で、地元の強豪を倒したのは大きかったと思います。
鞍上は今や若手の枠を超えた渡邊竜也騎手。
スピードのある馬が揃った中で、どんなレース展開を見せてくれるでしょうか。
サムライドライブはしばらく自分の競馬が出来ず、途中で集中力が切れてしまうレースが続いていましたが、ここに来て復活してくれました!
今は逃げなくても競馬が出来るし、揉まれない外枠もプラス材料と考えます。
北海道から参戦のソイカウボーイも怖い存在。
遠征競馬は楠賞で結果を出しています。
長期休養していて、前走は地元で2着でしたが一度使って動きもガラッとよくなっているのでは。
スピードがあって最後まで渋太いポルタディソーニ、大井から遠征のブルーウィザードまで。
◎9、ケイマ
○7、ストーミーワンダー
▲10、サムライドライブ
△5、ソイカウボーイ
△3、ポルタディソーニ
△1、ブルーウィザード
*27日(日)盛岡 第12R『知床賞』 1400m 18:10発走*
なかなかに力の比較が難しいレースですが、経験豊富な門別組を中心に考えます。
本命にしたのはシンボ。
勝ち星は4戦目の未勝利戦1勝のみですが、
2着2回3着1回、前走のウィナーズチャレンジは4着ながらコンマ2秒差でした。
安定して上位争いに絡んでいるし、盛岡は一度遠征経験あり。
その時は芝のジュニアグランプリに参戦して、好位から渋太い脚を使って2着。
抜かれてからもよく食い下がって、勝負根性を見せてくれましたね。
鞍上は吉原寛人騎手だし、今回も上位に絡んで来てくれるのではないかと考えます。
対抗は金沢の中島龍也騎手騎乗の道営馬、スマイルエルフにしました。
3戦目の牝馬限定未勝利で8馬身差の圧勝、
続くアタックチャレンジではモリノブレイク(その後イノセントカップ2着)を退けての逃げ切り勝ち。
ここ3戦は結果が出ていませんが、かなり強い相手と戦って来た経験があるし、
スピードがある馬なので、自分の競馬が出来れば十分チャンスはあると思います。
関東オークスなど多数の重賞を制した名牝、アスカリーブルを母に持つアクアリーブル。
まだ重賞での入着はないけれど、奥の深さを感じる馬。
経験を積んで、さらに強くなってくるのではないかと期待しています。
前走岩手移籍初戦を圧勝したチャルメーラ。
道営時代に初勝利を挙げるまで5戦を要しましたが、すべて馬券圏内という堅実な走り。
一度盛岡を使った効果もあるし、重賞でどこまでやれるか楽しみです。
1000mの経験しかないバイクミレーは、初の1400m、初の盛岡と厳しい条件になりますが、
先行力があるし、能力的にはヒケを取らないと感じます。
◎5、シンボ
○7、スマイルエルフ
▲2、アクアリーブル
△9、チャルメーラ
△12、バイクミレー
今月デビューした岩手の関本玲花騎手にインタビューしてきました!
赤見:まずはデビューおめでとうございます。
関本:ありがとうございます。
やっと最近実感が沸いて来たというか。一昨日(10/12)くらいまでは馬の後ろに入るのも怖くて、上手く馬群の中に入って行けなかったんですけど、やっと昨日くらいから馬群に入れるようになりました。
赤見:それは大きな変化ですね。今は楽しいですか?それとも大変さの方が勝っている?
関本:そうですね、今はまだ楽しいという感じではなくて、とにかく一つ一つのことがきちんと出来ていないので、しっかり出来るようになりたいという気持ちが強いです。
赤見:具体的にはどんなところですか?
関本:例えば、指示通りに乗るとか、あとはコーナーを回るのが苦手でいつも膨れてしまうので、そこをちゃんと回るとか。
赤見:そんな中、初勝利はデビュー3日目(10/7 盛岡第2R 1番人気スカイルーク)、早い段階で勝利しましたね。おめでとうございます!
関本:ありがとうございます。もう引っ掛かって行ってしまっただけで...。本当に馬のお陰です。
あんなに強い馬に乗せていただけたお陰で勝つことが出来ました。本当にありがたいです。
赤見:1番人気に乗った時のお気持ちはいかがでしたか?
関本:前日から周りの人たちに「明日グリグリの本命じゃん」て言われていて、前日からすごく緊張してしまいました。
これで差されたりしたらどうしようとか...。全然気持ちが休まらなかったです。
赤見:それでもスタートをしっかりと決めて、逃げ切り圧勝。素晴らしいレースでした。
関本:全然、全然。馬が本当に強かったので。
赤見:実はわたしもデビュー当時、「この馬で初勝利出来るから」と強い馬に乗せてもらったんですけど、出遅れて3着でした...。きっちり勝利を決めたこと、本当にすごいと思います。
関本:ありがとうございます。勝たせてもらった馬は引っ掛かると聞いていたのに肩ムチを打ってしまって。それで本当に引っ掛かってしまったんです。「やっちゃった...」と思ったんですけど抑えが利かなくて。もう本当に馬のお陰です。
赤見:ゴールした時はどんな気持ちでしたか?
関本:ゴールした時、「あ、終わったんだ」っていう感じで勝った実感とかはなくて。体がフワフワして力が入らなかったです。一つ勝てたことはとても大きくて、気持ちはだいぶ楽になりました。
赤見:お父さんである関本調教師はどんな感じでしたか?
関本:「お前より親父の方が緊張しているよ」ってみんなに言われました(笑)。なので、わたし以上に喜んでいたと思います。ただ、「おめでとう」とは言ってもらいましたけど、「コーナーちゃんと回れ」とか、掛かった時の対処など注意されました。
赤見:さすが師匠。初勝利というのが一つの目標だったと思いますが、この次の目標は?
関本:内容のあるレースをして勝ちたいです。これから一つ一つ丁寧に乗って、勝ち鞍を増やしていけるように頑張ります。これからもよろしくお願いします!
昨日盛岡競馬場で行われた南部杯、金沢所属の吉原寛人騎手が騎乗した、JRAのサンライズノヴァが勝利しました!
人馬ともに初のJpnI制覇となったわけで、吉原騎手の目には涙が...
「目にゴミが入ったんです!」と言い張っていましたが、ウルウルしながら笑顔を見せてくれた吉原騎手に、こちらがグッと来てしまいました。
吉原寛人騎手
「GIを勝つのが夢だったので、勝てて本当に嬉しいです。
頑張ってくれたサンライズノヴァ、乗せてくれた関係者の皆さん、応援してくれたファンの皆さんに感謝しています。
今日初めて跨って、『こんなすごい馬がいるのか』と感じました。
この馬の末脚がすごいことは見ていましたし、今日の馬場で外を回すのはキツイなと。
スタートも出てくれたし、いい形で運ぶことが出来て、この手ごたえならば負けないだろうなと思いました」
台風19号の影響で北陸新幹線の運転見合わせが続き、一時は間に合わないのではないかと心配された吉原騎手。
「米原から新幹線を乗り継いでなんとか間に合いました。でも僕の苦労なんて全然...。
被災した方々に心からお見舞い申し上げます。少しでも元気を届けられたら嬉しいので、これからも一生懸命頑張ります」
次の日は金沢での騎乗があるため、急いで盛岡競馬場を後にしたのでした。
今後も全国的な活躍を楽しみにしています!
音無秀孝調教師
「特に指示はしなかったんですけどゲートも出てくれましたし、ジョッキーが上手く乗ってくれましたね。
JRAだとスタートが芝になるコースが多いし、距離的にもなかなか適鞍がないんですよ。
今後は馬の状態を見ながらですね。
斤量も背負うことになるでしょうし、距離は1800mくらいまでを視野に入れながら考えていきます」
2着アルクトス 田邊裕信騎手
「ゴールドドリームを意識し過ぎたかもしれません。それでも自分のレースは出来ましたし、初めてのGIでよく頑張ってくれました」
3着ゴールドドリーム クリストフ・ルメール騎手
「今日は休み明けで少し難しかったです。最後はよく伸びてくれましたし、次はもっとコンディションが上がって来ると思います」
4着モジアナフレイバー 繁田健一騎手
「マイルの距離も良かったですし、長距離輸送など初ものづくしの中でよく頑張ってくれましたね」