4月20日(金)に、帯広競馬場で2歳馬たちの能力試験が行われました。
そして、ばんえい競馬史上初の白毛馬【ハクバビューティー】も見事合格し、晴れて競走馬の仲間入りを果たしました!!
やはり、真白ですね!
私自身、白毛馬には乗ったことがなく、実際に会ったのは【ユキチャン】のみ。
本当に真っ白で感動したことをよく覚えています。
しかも、汗をかくとうっすらとピンク色に変化して、さらに幻想的な雰囲気になるんですよ。
現在は【ユキチャン】の妹の【マシュマロ】が、すでに2勝を挙げる活躍を見せてくれていますね☆
日本では、サラブレッドや軽種に属する馬たちの毛色は、栗毛・栃栗毛・鹿毛・黒鹿毛・青鹿毛・青毛・芦毛・白毛の8種類。
その中でも白毛は突然変異に近い存在で、本当に稀。
【シラユキヒメ】のように、子供たちに遺伝していくのはさらに珍しいと聞きます。
ばんえいは重種で、サラブレッドのように同じ品種を掛け合わせるというよりも、ペルシュロンやブルトンなどを掛け合わせて半血となり、現在は半血同士を掛け合わせることが多いようです。
その毛色は軽種よりも増えて、粕毛やぶち毛などさらにバリエーションが多くなります。
それでもこれまで白毛のばん馬が誕生してないわけですから、どれだけ稀で貴重な存在かわかりますよね。
【ハクバビューティー】の両親である、【キタノコウテイ】と【第二富士姫】は鹿毛ということですから、突然変異での白毛誕生☆
早く実際に会ってみたいです♪
能力試験ですが、7頭中5着でゴールイン。
西謙一騎手に曳かれ、道中はカメラ目線を送る余裕もアリ...
勝負所の第2障害を無事クリアすると...
再びカメラ目線☆
天性のアイドル性を兼ね備え、大物に育ってくれる予感がします。
管理する西弘美調教師は、
「能力検査をまずは合格できてよかったです。馬体がまだ小さく、これからですね。
デビューは5月半ばくらいかな。
普段はやんちゃなところがあって、新馬の頃はみんなそうなんだけど、特にこの馬はちゃかつくところがあるね。
キタノコウテイの仔は、血統的に元気がよすぎてうるさいので、これから調教してならしていきたい。
たくさんの方に応援されてますし、いい馬に成長させていきたいね」
昨シーズンで、【フクイズミ】【ニシキダイジン】【トモエパワー】といったスターホースが引退してしまいましたから、【ハクバビューティー】にはぜひ頑張って欲しいです。
...でも、デビュー前からあんまり期待しちゃうと可哀想なので、まずは無事にデビューしてくれる日を待ちたいと思います。
頑張れ!【ハクバビューティー】!!
今日は佐賀競馬場で、3歳牝馬の戦い『ル・プランタン賞』が行われます!
このレースは地方全国交流戦で、ここ3年の勝ち馬を見てもかなりレベルの高い名牝たちが名を連ねています。
2009年の勝ち馬【ギオンゴールド】は、その後『荒尾ダービー』『九州ダービー・栄城賞』と連勝を飾っているし、
2010年の勝ち馬【エレーヌ】は、各地の牝馬重賞を勝ち『東海ダービー』も制覇、初代3歳グランダム女王に輝き、
昨年の勝ち馬【マンボビーン】も連勝で『のじぎく賞』を制し、2年連続で3歳グランダム女王を輩出するレースとなりました。
今年はどんなヒロインが誕生するか、楽しみですね。
『ル・プランタン賞』はダービーウイークに直結する大事な一戦であり、グランダムジャパン3歳シーズンの3戦目に位置しています。
*4月13日佐賀 11R『ル・プランタン賞』1800m 16:40発走*
注目は、3歳グランダム1戦目の福山『若草賞』2着だった、兵庫の【メイレディ】。
前走2度目の遠征競馬となりましたが、馬体重も大きく減ることはなかったし、2着に負けたとはいえ勝ち馬とはクビ差。
すんなり先手を取り、道中は【クーヨシン】にガッチリとマークされながら進みましたが、最後まで渋太く粘っていました。
ここまで一度も掲示板を外していない堅実派。
唯一連を外した昨年末の笠松『プリンセス特別』は、初遠征であり、キツイ展開の中よく粘ったと思います。
前に行って自分でレースを作れるし、他に逃げ馬がいない今回は展開も向きそうです。
『若草賞』で4着だった福山の【クーヨシン】は、最後は止まってしまいました。
【メイレディ】を完全マークで勝ちに行く競馬をしてのもので、あのレースでさらに強くなってくれたら、と思います。
地元では敵なしの強さを誇るし、競馬もとても上手な馬。
これまで2度遠征経験があり、輸送もクリアしてくれそうです。
佐賀勢では、【レコパン】に注目しています。
門別から移籍して来て、佐賀では2戦2勝。
特に前走は強かった!
トップスタートから押えて馬の後ろに入れると、しっかりと折り合っていたし、勝負所の3,4コーナーも持ったままで先頭に並びかけ、直線は突き放すというレースぶり。
少し間隔は空きましたが、ホームのアドバンテージも大きいです。
◎7、メイレディ
〇6、レコパン
▲5、クーヨシン
△9、トリックトート
☆8、イッツマイプレジャ
4月7日に騎手デビューを果たした、佐賀競馬所属の小山紗知伽騎手。
デビュー2日目、3戦目にして嬉しい初勝利を挙げました!
4月8日、佐賀競馬第6レース。
4番人気【ホマレエイカン】に騎乗した小山騎手は、大外枠から好スタートを決めてハナを主張。
何度も内を見る初々しさもありましたが、3コーナーで内から並ばれても慌てず、直線でもう一度突き放す強い競馬を見せてくれました。
「今日の勝利は、馬が頑張って、ゴールまで連れて行ってくれた初勝利でした。
これからは、自分の力でも1着を取れるように頑張りますので応援よろしくお願いします」
ネット中継で見てもわかるほど、場内から大きな歓声が上がっていましたね。
最初に所属した荒尾競馬場は残念ながら廃止になってしまい、競馬に乗ることは出来なかったけれど...
所属の幣旗吉昭調教師と共に佐賀競馬場へやって来ました。
岩永千明騎手も幣旗吉昭厩舎の所属となり、姉妹弟子になりましたね。
デビュー前、「馬に乗って競馬場を自由に駆け回りたい!」と言っていた小山騎手、早速大暴れして存在感を示しました☆
最近は女性ジョッキー引退のニュースが続きましたが、新たな女性ジョッキーの誕生、そして活躍を期待させる初勝利のニュース、本当に嬉しく思います。
90期生の中でも、デビュー1番乗り、初勝利一番乗りですから、他の同期生たちにとっても大きな刺激になったことでしょう。
これからフレッシュな力で、地方競馬を盛り上げて欲しいですね。
ちなみに、荒尾最終日に披露していた、日本初のハートの勝負服ですが...
残念ながら認められなかったということです。
袖のハートが、星に変わっていましたね。
紗知伽ちゃんにすごく似合っていただけに残念ですが...
十分インパクトのある勝負服なので、レース中も目立ってましたね☆
小山騎手のデビュー、そして岩永騎手の移籍で、佐賀競馬は一気に2人の女性ジョッキーが所属となりました。
レベルの高いベテランジョッキーがひしめく中で、どんな戦いを見せてくれるか楽しみです♪
昨日は笠松で『新緑賞』、園田で『菊水賞』という2つの重要なレースが行われました!
『新緑賞』は、地元笠松の【アウヤンテプイ】が単勝1,1倍という圧倒的な人気を集めましたが、勝ったのは名古屋の【マイネルセグメント】でした。
レースは1番【ディアヴィラージュ】、【アウヤンテプイ】、【エーシンスイアブ】の3頭が先行争いをしましたが、すぐに落ち着いた流れになって【ディアヴィラージュ】がハナを切る展開に。
向正面で【マイネルセグメント】が一気に先団に並びかけるとペースも上がって、4頭が並んで勝負所に突入します。
直線は【ディアヴィラージュ】【アウヤンテプイ】【マイネルセグメント】の叩き合いになりましたが、ゴール前ひと伸びして【マイネルセグメント】が勝利。
1/2馬身差の2着に【アウヤンテプイ】、3/4馬身差の3着に【ディアヴィラージュ】が粘りました。
接戦を制した【マイネルセグメント】は、年末の『ライデンリーダー記念』に続く重賞2勝目☆
ここ2戦、最後の伸びを欠いていましたが、今回はかなり深めのブリンカーを着けて登場。
ペースが落ち着いたところを自分から仕掛けて行って、外々を回って差し切ったわけですから、強い内容だったと思います。
直線も余裕があるように見えたし、まだまだのびしろがありそうですね。
1番人気で2着だった【アウヤンテプイ】は、少し力みが目立ちました。
1コーナーでは隣の馬とぶつかっていたし、前向きすぎる面が出ていましたね。
道中も直線もずっと3頭の真ん中に入ってかなりキツイ競馬だったし、今回のレースで揉まれて、さらなる成長を期待したいです。
6月8日の『東海ダービー』に向けて、今後の各馬の成長が楽しみですね。
『菊水賞』は、1番人気【ポアゾンブラック】が5馬身差の圧勝でした!
スタート直後に【モルフェパワフル】が落馬するアクシデントがありましたが、【ポアゾンブラック】は2番手から折り合って進むと、3コーナーで先頭に並びかけ、そのまま馬なりで直線へ。
最後まで危なげなく、余裕の手応えで勝利☆
これでデビューから無傷の5連勝となりました!
ここまで圧倒的な力を見せている【ポワゾンブラック】。
逃げて良し、番手に控えて良しと、本当に競馬が上手ですね。
今回はマイナス15キロとかなり絞って来ましたが、それでも雄大な体でダイナミックな走りは健在。
ソエに悩まされた時期もあったようですが、順調に成長を見せてくれていますね。
2着は7番人気【ホープダイヤ】が逃げ粘りました。
今回初の重賞挑戦でしたが、【ポワゾンブラック】に抜かれてからも諦めず、渋太く粘っていましたね。
2番人気【エクサイティング】は【ホープダイヤ】にアタマ差及ばずの3着でした。
あと一歩で勝ち切れない印象がありますが、安定して好走してくれる馬です。
この後は5月3日『兵庫チャンピオンシップ』、そして6月7日の『兵庫ダービー』へと続きます。
今後もダービーウイークへ向けて、各地の注目馬たちを追って行きたいと思います!!
4月に入って、地方競馬の一大イベント・ダービーウイークへ向けたステップレースが全国各地で行われます。
まず5日(木)は、笠松『新緑賞』と園田『菊水賞』という重要なレース。
*4月5日笠松 10R『新緑賞』1600m 15:40発走 10頭立て*
『新緑賞』といえば、最近では2010年の【エレーヌ】が、このレースから怒涛の5連勝で『東海ダービー』を制したのが記憶に新しいですね。
2009年のチャンピオン【カキツバタロイヤル】は、続く『駿蹄賞』も制して『東海ダービー』で1番人気に支持されましたが残念ながら3着。
でも、その後南関東に移籍して『サンタアニタトロフィー』を2連覇するなど飛躍を遂げました。
活躍馬を輩出している『新緑賞』、今年の注目は2月の『ゴールドジュニア』で5馬身差の圧勝を演じた【アウヤンテプイ】でしょう。
『ゴールドジュニア』は、北陸・東海・近畿・中国地区交流戦でしたが、遠征馬たちを全く問題にしないレースぶりでした。
内枠を利用して押えたままハナに立ったし、3,4コーナーもほぼ馬なり。ゴール前は流す余裕がありましたから、一頭だけ次元の違う走りでしたね。
柴田高志調教師&尾島徹騎手のコンビは、これまでも数々の名馬を育て上げていますが、特に遠征を上手く使って馬たちを成長させる印象があります。
【アウヤンテプイ】も2歳の秋に、金沢・京都・船橋と遠征を経験。
遠征しながらも順調に体が増えているし、特に前走の『ゴールドジュニア』の時には馬体重以上にとても大きく見せていました。
ここは昨年の【マルヨコンバット】に続く、柴田厩舎の2連覇を期待しています。
対抗は牝馬の【エーシンスイアブ】。
中央未勝利から移籍して来て、地方では12戦4勝2着7回という成績。
連を外したのは年末の『ライデンリーダー記念』のみです。
今回はその時以来の重賞挑戦でメンバーも強くなりますが、この馬自身もパワーアップ。
特に印象的だったのが、前々走の『3歳1組特別』。
好スタートを切って持ったまま前に行きましたが、内から外から並ばれて、3頭が後続を離して逃げる展開でした。
外にいた尾島徹騎手は【エーシンスイアブ】をキツくマークしていましたから、道中は真ん中に入って相当苦しかったと思います。
相手2頭は先に脱落しましたが、【エーシンスイアブ】もゴール前はかなり脚が上がっていました。
それでも、岡部誠騎手の叱咤に応えて最後までしっかりと走り切ったことは、とても大きな経験になったと思います。
続く前走では、逃げて独走でしたからね。
今のこの馬なら、タイトル奪取も夢ではないでしょう。
名古屋の【グレンダウザー】は安定感に欠けますが、能力が高いことは証明済み。
前走の『スプリングカップ』では、後方からグングン伸びて差のない3着でした。
さらに小回りの笠松、距離がマイルになる今回は少し気になるところもありますが、逃げ馬が多く前が速くなりそうなので、この馬向きの展開になったら怖い存在です。
◎6、アウヤンテプイ
〇8、エーシンスイアブ
▲5、グレンダウザー
△4、ブラボークリチャン
6月のダービーウイークに向けて、熱い戦いを期待したいですね!!