2月14日に行われた、社台スタリオンステーションの種牡馬展示の模様です。
当日は、生産者を中心として、競馬関係者が約900人集まりました。
まずは注目の、新種牡馬編6頭です。
【ワークフォース】
父:King's Best
母:Soviet Moon
2010年の『凱旋門賞』での【ナカヤマフェスタ】との激しい叩き合い、今でも脳裏に焼き付いています。
あの時はかなり悔しかったけれど。。
パレードリンクに登場した【ワークフォース】は、とても穏やかで優しい表情をしていました。
12月13日に到着したそうですが、まだまだ走れそうな、素晴らしい体。
どんな産駒が生まれるのか、とても楽しみですね!
いつか【ナヤカヤマフェスタ】産駒との対決も楽しみです♪
【ヴィクトワールピサ】
父:ネオユニヴァース
母:ホワイトウォーターアフェア
昨年の『ドバイワールドカップ』で、大きな感動をくれた【ヴィクトワールピサ】。
今度はお父さんとして、新たなスタートを切りました。
まだ明け5歳と若く、パレードリンクでもかなり元気な姿を披露☆
初年度から豪華なお嫁さんたちが待っていますから、子供たちも日本を飛び出して世界に羽ばたいて欲しい...
夢は広がりますね。
【カジノドライヴ】
父:Mineshaft
母:Better Than Honour
世界的な名血統を持つ【カジノドライヴ】。
残念ながら、自身はGIを勝つことが出来ませんでしたが、その夢は子供たちへと託されます。
胸前の筋肉がびっちりと発達しているし、とにかく目を引く黄金の体☆
この素晴らしい体から、どんな子供たちが誕生するのでしょうか!
【ダノンシャンティ】
父:フジキセキ
母:シャンソネット
2010年の『NHKマイルカップ』で、目の覚めるような豪快な末脚を見せてくれた【ダノンシャンティ】。
現役時代もやんちゃな姿をたびたび見せていましたが、パレードリンクでもパワフルな動きを披露。
現役時代と変わらない、どっしりとしつつも滑らかな筋肉。
目の前で見ると、本当に迫力があります。
【フジキセキ】の後継種牡馬として、頑張って欲しいですね。
【キャプテントゥーレ】
父:アグネスタキオン
母:エアトゥーレ
可愛すぎるお父さん【キャプテントゥーレ】。
この日もクリクリのつぶらな瞳で、とても穏やかな表情をしていました。
現役時代は、2歳時から重賞を勝ち、その後も本当に長い活躍を見せてくれましたね。
こちらは【アグネスタキオン】の後継種牡馬として、末永く頑張って欲しいです!
今日の地方競馬は2重賞です!
*福山 第9R『福山牝馬特別』1600m 15:30発走 10頭立て*
兵庫から4頭、笠松から1頭の遠征馬を迎えて10頭で争います。
まずは兵庫に移籍してからパーフェクト連対中の【キューティガビー】。
昨年10月の『兵庫クイーンカップ』では、中団内から勝負所で外に切り返して、追い込んでの2着。
タフなレースでしたが、接戦の2着争いを制しました。
中団から最後の末脚を伸ばすレースを得意とするだけに、初の福山コースに若干の不安はありますが、それでも最後の決め手は一枚上でしょう。
好位に付けられるという点で【ゴールドピアース】も注目の存在。
かなり強い相手と戦って来ているし、遠征競馬もお手の物。
小回りの福山では、ある程度前に付けられる方が競馬がしやすいですからね。
地元勢では【フレアリングマリー】に期待。
前走は後ろからになったけど、基本的には好位からの馬。
これだけの遠征馬を迎えての戦いですから、地元の意地を見せて欲しいです。
◎1、キューティガビー
〇5、ゴールドピアース
▲7、マルヨシロワイン
△6、フレアリングマリー
☆8、マンボビーン
オッズパークでの『10万円が当たる!福山競馬キャンペーン』の対象期間は本日までです!!
『ファイナルグランプリ2012』のファン投票も実施中ですから、お好きな馬を選んで投票してみて下さいね♪
*帯広 第11R『チャンピオンカップ』 17:10発走 10頭立て*
現在発表されている馬場水分は3,8%です。
ここは出ているからには【カネサブラック】が軸で仕方ないのかな...
昨年のばんえい年度代表馬であり、長きに渡ってばんえい界を引っ張ってくれている存在です。
この馬が崩れると馬券的にはかなりおいしいですが、2か月休養を取って復活した10月のレースから、崩れるそぶりを見せません。
今回は『帯広記念』以来のレース。
3月の『ばんえい記念』連覇に向けて、万全の態勢といったところではないでしょうか。
対抗は【フクイズミ】。
今年の『帯広記念』は久しぶりに頑張ってくれたお陰で、新年初当たりをゲット出来ました!
ありがとう、フクちゃん。
今期限りで引退ということで、かなり淋しくなりますが...
出てくるレースはすべて買いたいと思ってます。
ここ最近はずっと人気を下回る着順の【ニシキダイジン】も、今季限りでの引退を発表しました。
といっても大きく崩れているわけではなく、安定して走れているのは確かです。
持っている底力は超一流、そろそろ一発があっても。
◎3、カネサブラック
〇8、フクイズミ
▲6、ニシキダイジン
△7、ホッカイヒル
☆2、ホクショウダイヤ
今日のポイント10%還元レースは、帯広1R&11Rです!
レースと併せてお楽しみ下さい☆
*名古屋第10R『梅見月杯』1200m 16:00発走 11頭立て*
なかなかの好メンバーが揃った今年の『梅見月杯』。
その中でも注目は、【マルヨフェニックス】です。
長きに渡って地方競馬を盛り上げてくれている1頭で、若い頃はやんちゃな行動も目立ちましたが、年を重ねるごとに精神的にも大きな成長を見せてくれました。
昨年は春から長期休養していましたが、年末の『東海ゴールドカップ』で戦列復帰。
好スタートを決めて、逃げる展開に。
2周目の向正面からビッチリと馬体を併せられる厳しい展開になり、直線は【エイシンフレンチ】に競り負けましたが、復帰戦として内容の濃いレースでした。
一度使った効果もあるし、この辺りでは格の違いを見せつけて欲しいです!
対抗は、9連勝で重賞初制覇を果たした【スウィングダンス】。
『名古屋記念』では、中団から進んで持ったまま先団に取り付くと、【スマートブレード】との叩き合いを制しての勝利☆
小山信行騎手にとっても、待ちに待った初の重賞制覇となりました。
レースぶりも上手だし、名古屋1900mも勝っているし、勢いは一番でしょう。
【マルヨフェニックス】の復帰戦で勝利している【エイシンフレンチ】も実力上位。
笠松に移籍してから、連に絡まなかったのは『浦和記念』のみ。
その『浦和記念』でも大きく離されていないし、1900mは得意の条件です。
◎10、マルヨフェニックス
〇4、スウィングダンス
▲1、エイシンフレンチ
△5、ホウライエイブル
今日、高知の森井美香騎手が引退レースに騎乗しました。
大きな怪我の後、妊娠出産を経て長期休養していた森井騎手。
この日のために調教を積んできました。
第3Rは【ビバタイヨーコウ】に騎乗して4着。
久しぶりでも落ち着いたレースを見せてくれました。
続く第4Rはラストラン。
騎乗した【グリモワール】は2番人気に支持されました。
好スタートから、積極的にハナを奪って逃げる展開。
3コーナーまで粘りましたが、1番人気【プレスワールド】に抜かれるといっぱいになってしまい6着でした。
でも、最後まで美香ちゃんらしいレースを見せてくれましたね。
〈LJS2007荒尾ラウンドにて 平山真希現調教師と〉
2005年のデビューから、常に眩しい笑顔で戦い続けた森井騎手。
2006年の新人王争覇戦競走では、女性騎手として初めて優勝を果たし、2007年のLJS荒尾ラウンドでは、レディース競走で初勝利を挙げる活躍を見せてくれました。
〈2007年荒尾競馬場にてLJS初勝利 工藤榮一調教師と〉
引退は残念だけど、目迫大輔騎手と結婚して、愛娘ちゃんも産まれて...
騎手とは違う、新たな道を選択したこと、祝福したいです。
〈2008年高知競馬場にて 宮川兄と〉
ラストラン後に行われた引退式では、所属の別府真司から温かい言葉と花束が贈られました。
「美香、お疲れ様。
これから第二の人生を大事にして下さい。
また、2人3人子供を作って、高知競馬を支える人になって下さい」
ラストランとなった第4Rは、
『別府厩舎一同協賛 森井美香騎手引退特別』でした。
厩舎の皆さんの愛を感じますね。
〈LJS2010荒尾ラウンド 前夜祭にて〉
別府先生の他にも、たくさんの方々から花束が贈られました。
ファンに向けての挨拶では、
「とりあえずゴール出来てホッとしてます。
まだ終わった実感はないですね。
まだ乗りたかったけど、私も旦那さんも実家が遠いので、子供を見てもらうことが出来ず、いろいろ考えましたが、このタイミングで騎手免許を切ることを決めました。
最後勝てなくて残念だったけど、自分らしく逃げることが出来ました。
これからは乗る方じゃなく、世話をする仕事をしたいと思ってます。
子育てをしつつ、馬に携わっていきたいです。
またパドックなどで見かけたら声かけて下さい。
ありがとうございました!」
〈LJS2010 金沢ラウンドにて〉
どの写真でも、本当に眩しい笑顔☆
怪我をしてLJSに参戦出来なかった時も、応援に駆けつけてくれました。
これからはママとして、新しい人生を歩んで欲しいです。
〈LJS2011 福山ラウンドにて 同期3人娘〉
今まで本当にお疲れ様でした!
【森井美香騎手】
高知:別府真司厩舎所属
2005年10月9日デビュー
2695戦125勝
門別競馬場のほど近く、日高町にあるダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスにて、2月13日に開催された種牡馬展示に行って来ました!!
種牡馬展示は初めての経験なので、かなりわくわくしていた私。
スタリオンはかなり広大な敷地だし、事務所や厩舎などの建物はすべてブルーで統一されていて、とてもお洒落な雰囲気。
まるでヨーロッパに来たみたいでした。
種牡馬展示とは、種牡馬たちをパドックのような感じでお披露目して、生産者のみなさんに見てもらい、種付け申し込みの参考にしていただく行事です。
この日の来場者は約700人!
生産者をはじめ、調教師やジョッキーなど、多くの関係者で賑わいました。
ダーレーの種牡馬展示はかなり凝っていて、この辺りがさすが外資!と思ったのですが。
トラックに積んだ大型ビジョンを用意して、種牡馬を見ながらレースを放映していました。
外は寒かったけれど天気も良かったし、ムッキムキの種牡馬たちを間近で見れてすごく勉強になりました!
今年の種牡馬展示に登場したのは厳選された5頭。
まずは【ザール】。
父:ザフォニック
母:モンロー
2歳3歳と、欧州牡馬チャンピオンに輝いた名馬です☆
これまでの産駒の中では、2011年の香港『チャンピオンズマイル』を制した【エクステンション】が有名ですね。
体はかなりがっちりしっかりとしていて、力強さを感じます。
同時に、クビまわりや脚の運びなどはとても柔らかく、剛と柔を併せ持っている印象。
昨年日本でも初年度産駒がデビュー。
今年はさらなる活躍が期待される種牡馬です。
続いては【ストーミングホーム】。
父:マキャヴェリアン
母:トライトゥキャッチミー
ミスプロ系のこの馬も、かなりがっちりとしていて恵まれた体をしています。
2002年の『ジャパンカップ』に参戦していますから、現役時代の雄姿を覚えている方もいるのでは?
産駒は、【サドンストーム】が昨年『京王杯2歳ステークス』で2着に頑張りましたね。
兄【ラッキーナイン】は世界のGIで活躍していますから、今後の成長が楽しみです♪
重賞で活躍する馬がでると、種牡馬の人気も上がって繁殖の質も良くなりますから、今後の【ストーミングホーム】産駒は要注目ですね。
続いては【パイロ】。
父:プルピット
母:ワイルドヴィジョン
まだ日本で産駒がデビューしていないので、あまり馴染みがないかもしれませんが...
初めて見て、一目惚れしてしまいました!!
重厚感のある体にムッチリとした筋肉がバランスよくついていて、しかも脚捌きが軽いんです!
あの体であれだけ軽い脚捌きが出来るとは...
ビロードのような滑らかなお肌がツヤツヤと光っているし、乗ってみたらどんな背中の感触なのかと妄想して、しばしうっとり。
気付いたらお披露目が終了していて、写真が1枚しか撮れませんでした(泣)
産駒たちの写真を見せてもらいましたが、お父さん譲りの立派な体を持った子供たちが多かったです。
初年度産駒は来年デビュー!
もう待ち遠しくて仕方ないです♪
そして【ディープスカイ】。
父:アグネスタキオン
母:アビ
この馬は現役時代からのファンの方も多いことでしょう。
『NHKマイル』『ダービー』と、東京の長い直線を外から伸びて来る姿、今でも忘れません。
種牡馬になって、さらに立派な体になりましたね!
種牡馬としても、とても優秀なんだそう。
ちなみに、種付けの時には「若さあふれる」という形容詞がピッタリなんだとか。
競馬の原点とも言える種付け、今だ目にする経験がないので、いつか取材に行きたいです。
そして、けっこうな確率で子供たちもお父さんと同じように派手な特徴を持っているそうですよ。
こちらも初年度産駒が来年デビュー!
お父さんと同じように、そしてお父さんを越えるような子供たちの活躍を期待しています。
トリは【アドマイヤムーン】。
父:エンドスウィープ
母:マイケイティーズ
昨年初年度産駒がデビューすると、【レオアクティブ】【ファインチョイス】と2頭が重賞勝ち!
いきなり魅せてくれましたね。
今年2世代目がデビューしますが、種付け頭数が増えてさらに質のいい繁殖が集まったそうなんです。
昨年を越える活躍が期待出来そうですね。
ちなみに、【アドマイヤムーン】も種牡馬としてとても優秀で、牝馬に対してすごく紳士なんだそう!
レースぶりも色んなタイプがいますが、種付けにも色んなタイプの馬がいるんですね。
生産牧場の方のお話は、普段トレセンや競馬場にしか行かない私にとっては本当に新鮮で面白かったです。
ここでサラブレッドの血が受け継がれていくんだな、と感慨深いものがありました。
完成されたサラブレッドを追いかけるのもすごく楽しいけれど、どんな子供たちが生まれてくるのか想像するのも、ブラッドスポーツならではの醍醐味ですね☆