門別競馬場のほど近く、日高町にあるダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックスにて、2月13日に開催された種牡馬展示に行って来ました!!
種牡馬展示は初めての経験なので、かなりわくわくしていた私。
スタリオンはかなり広大な敷地だし、事務所や厩舎などの建物はすべてブルーで統一されていて、とてもお洒落な雰囲気。
まるでヨーロッパに来たみたいでした。
種牡馬展示とは、種牡馬たちをパドックのような感じでお披露目して、生産者のみなさんに見てもらい、種付け申し込みの参考にしていただく行事です。
この日の来場者は約700人!
生産者をはじめ、調教師やジョッキーなど、多くの関係者で賑わいました。
ダーレーの種牡馬展示はかなり凝っていて、この辺りがさすが外資!と思ったのですが。
トラックに積んだ大型ビジョンを用意して、種牡馬を見ながらレースを放映していました。
外は寒かったけれど天気も良かったし、ムッキムキの種牡馬たちを間近で見れてすごく勉強になりました!
今年の種牡馬展示に登場したのは厳選された5頭。
まずは【ザール】。
父:ザフォニック
母:モンロー
2歳3歳と、欧州牡馬チャンピオンに輝いた名馬です☆
これまでの産駒の中では、2011年の香港『チャンピオンズマイル』を制した【エクステンション】が有名ですね。
体はかなりがっちりしっかりとしていて、力強さを感じます。
同時に、クビまわりや脚の運びなどはとても柔らかく、剛と柔を併せ持っている印象。
昨年日本でも初年度産駒がデビュー。
今年はさらなる活躍が期待される種牡馬です。
続いては【ストーミングホーム】。
父:マキャヴェリアン
母:トライトゥキャッチミー
ミスプロ系のこの馬も、かなりがっちりとしていて恵まれた体をしています。
2002年の『ジャパンカップ』に参戦していますから、現役時代の雄姿を覚えている方もいるのでは?
産駒は、【サドンストーム】が昨年『京王杯2歳ステークス』で2着に頑張りましたね。
兄【ラッキーナイン】は世界のGIで活躍していますから、今後の成長が楽しみです♪
重賞で活躍する馬がでると、種牡馬の人気も上がって繁殖の質も良くなりますから、今後の【ストーミングホーム】産駒は要注目ですね。
続いては【パイロ】。
父:プルピット
母:ワイルドヴィジョン
まだ日本で産駒がデビューしていないので、あまり馴染みがないかもしれませんが...
初めて見て、一目惚れしてしまいました!!
重厚感のある体にムッチリとした筋肉がバランスよくついていて、しかも脚捌きが軽いんです!
あの体であれだけ軽い脚捌きが出来るとは...
ビロードのような滑らかなお肌がツヤツヤと光っているし、乗ってみたらどんな背中の感触なのかと妄想して、しばしうっとり。
気付いたらお披露目が終了していて、写真が1枚しか撮れませんでした(泣)
産駒たちの写真を見せてもらいましたが、お父さん譲りの立派な体を持った子供たちが多かったです。
初年度産駒は来年デビュー!
もう待ち遠しくて仕方ないです♪
そして【ディープスカイ】。
父:アグネスタキオン
母:アビ
この馬は現役時代からのファンの方も多いことでしょう。
『NHKマイル』『ダービー』と、東京の長い直線を外から伸びて来る姿、今でも忘れません。
種牡馬になって、さらに立派な体になりましたね!
種牡馬としても、とても優秀なんだそう。
ちなみに、種付けの時には「若さあふれる」という形容詞がピッタリなんだとか。
競馬の原点とも言える種付け、今だ目にする経験がないので、いつか取材に行きたいです。
そして、けっこうな確率で子供たちもお父さんと同じように派手な特徴を持っているそうですよ。
こちらも初年度産駒が来年デビュー!
お父さんと同じように、そしてお父さんを越えるような子供たちの活躍を期待しています。
トリは【アドマイヤムーン】。
父:エンドスウィープ
母:マイケイティーズ
昨年初年度産駒がデビューすると、【レオアクティブ】【ファインチョイス】と2頭が重賞勝ち!
いきなり魅せてくれましたね。
今年2世代目がデビューしますが、種付け頭数が増えてさらに質のいい繁殖が集まったそうなんです。
昨年を越える活躍が期待出来そうですね。
ちなみに、【アドマイヤムーン】も種牡馬としてとても優秀で、牝馬に対してすごく紳士なんだそう!
レースぶりも色んなタイプがいますが、種付けにも色んなタイプの馬がいるんですね。
生産牧場の方のお話は、普段トレセンや競馬場にしか行かない私にとっては本当に新鮮で面白かったです。
ここでサラブレッドの血が受け継がれていくんだな、と感慨深いものがありました。
完成されたサラブレッドを追いかけるのもすごく楽しいけれど、どんな子供たちが生まれてくるのか想像するのも、ブラッドスポーツならではの醍醐味ですね☆