共同記者会見に引き続き、いよいよ授賞式の模様をお伝えしていきます!
今年も司会進行は、矢野吉彦さんと小島友実さんのお2人。
息の合った落ち着いたしゃべりで、毎年式をスムーズに進行してくれます♪
地方競馬全国協会の仲田和雄理事長のご挨拶から始まり、まずは個人受賞者たちの表彰。
トロフィーを手渡したのは...
桑島孝春参与と
佐々木竹見参与です。
個人受賞者のみなさん☆
続いては、競走馬たちの表彰です!
まずは『ダートグレード競走特別賞』を受賞した、【スマートファルコン】関係者。
大川徹オーナー
「昨年一年本当に頑張ってくれましたが、東京大賞典はキツかったですね。。
結果が出るまで動くのやめようと思って、ずっと座ってました。
勝てたことがわかった時はホッとしたけど、本当に疲れましたね(苦笑)
先日は川崎でああいう強い勝ち方をしてくれたので、ドバイへ行きたいと思ってます。
招待されれば、行きたいですね」
2010年の『JBCクラシック』制覇から、先日の『川崎記念』まで9連勝中と、圧倒的な強さを見せつけている【スマートファルコン】。
昨年末の『東京大賞典』はハナ差まで迫られましたが、それ以外のレースは全く危なげない勝ち方で、世界の舞台で戦った【トランセンド】にさえも並ぶことすら許しませんでした。
この後、ドバイに招待されるのかまだわかりませんが、世界の強豪と戦う姿、ぜひ見せて欲しいですね。
続いては、『ばんえい最優秀馬』に選ばれた【カネサブラック】関係者。
ばんえい関係者の皆さんは、やはり体がかなり大きいですね。
サラブレッドの2倍もある馬たちを相手にするわけですから、強い力が必要なんでしょうね。
【カネサブラック】は長年ばんえいを引っ張る存在でしたが、昨年はついに最高峰のレース『ばんえい記念』を制覇しました☆
本当に安定して力を発揮してくれる馬で、馬券対象外になることはほとんどありません。
この賞は、2009年に続いて2度目の受賞となりました。
今年も来月に迫った『ばんえい記念』で、熱い戦いを期待しています。
『2歳最優秀牡馬』を受賞したのは、【ゴールドメダル】。
現在は大井に移籍していますが、表彰の決め手となった『全日本2歳優駿』出走時は北海道所属だったため、北海道時の関係者の皆さんが表彰されました。
強敵が揃った『全日本2歳優駿』では、本当に差のない接戦を演じての4着。
初めての遠征、初めての左回りでも上手に対応して結果を出してくれました。
移籍初戦となった、2月の『ニューイヤーカップ』も快勝☆
今年さらに楽しみですね♪
『2歳最優秀牝馬』は、【エンジェルツイート】が受賞。
この馬も北海道からの移籍組ですが、こちらは『東京2歳優駿牝馬』が受賞の決め手になったため、現在の関係者の皆さんが表彰されました。
初遠征となった『平和賞』では、気持ちよく逃げて、7番人気での重賞制覇☆
森泰斗騎手に、南関東初重賞をプレゼントしました。
続く『東京2歳優駿牝馬』では、1番人気【エミーズパラダイス】との戦いを制して2連勝!
前走は決してフロックではなく、改めて強さを見せつけてくれましたね。
そして、『3歳最優秀牡馬』を受賞した【オオエライジン】の妹ということで、本当にこの兄妹はすごいですね。
母【フシミアイドル】は偉大です。
今年も兄に負けない活躍を期待しています!
『3歳最優秀牡馬』は、その兄【オオエライジン】。
昨年は本当に魅せてくれました!!
デビューから無傷の10連勝達成もすごいことだし、初のダートグレード『兵庫ゴールドトロフィー』では、積極的なレースでいったん先頭に立っての3着。
強敵揃いのダートグレードであれだけの力を見せてくれたら、まさに負けて強し。
初めて負けはしましたが、今後に夢が膨らむ内容でした。
明日の『佐賀記念』でもチャンスは十分あると思います!
今年はぜひ、ダートグレード制覇をして欲しい!!
『3歳最優秀牝馬』は、【クラーベセクレタ】が受賞。
牝馬同士の戦いだけではなく、牡馬との戦いに果敢に挑戦して、しかも圧倒して見せた能力には脱帽でした!
『JDD』はとても残念だったけれど、彼女の強さが色あせることはありません。
12月の『クイーン賞』ではついにダートグレード初制覇☆
今年も輝き続けてくれるでしょう!
『4歳以上最優秀牝馬』に輝いたのは、笠松の【ラブミーチャン】。
3歳時は長引く体調不良などで順調さを欠きましたが、昨年はパワーアップした姿を披露してくれましたね!
昨年から始まったスーパースプリントシリーズで優勝を果たすと、ダートグレードでも並み居る強豪相手に負けて強しのレース内容。
ダートグレード勝ちこそなかったものの、本当に楽しませてくれました。
体調さえ整えば、中央勢とも互角に戦えることが証明された昨年。
今年こそ、『全日本2歳優駿』以来のダートグレードタイトルを期待しています!
2年連続『最優秀短距離馬』を受賞した、【ナイキマドリード】。
昨年の活躍の中で、なんといっても『さきたま杯』勝利が光ります☆
今考えるとかなり強いメンバーの中に入って、好位からきっちり差し切る王道の内容で勝利。
その後しばらく勝ち星を挙げられずにいましたが、年末の『ゴールドカップ』、年明けの『船橋記念』と2連勝!!
今年も短いところで活躍してくれそうです。
次走は19日の『フェブラリーステークス』。
初の中央でどんなレースを見せてくれるでしょうか♪
大トリを飾るのは、4度目の『年度代表馬』に輝いた【フリオーソ】。
昨年は『川崎記念』を制して、さらに『フェブラリーステークス』では追い込んでの2着と、素晴らしい戦いを見せてくれました。
『かしわ記念』勝利後は、足元が思わしくなく戦列を離れていましたから、例年よりも淋しい秋のダートグレード戦線だと感じていました。
先日の『川崎記念』で無事復帰を果たしたし、レース後も順調ということなのでひとまず安心。。
今年も地方の総大将として君臨して欲しいです!!
NARグランプリ2011も、素晴らしい馬たち関係者たちが受賞されました!
今年はどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみですね♪
受賞馬ならびに受賞者のみなさん、おめでとうございます!!!
記者会見のトリを飾ったのは、最優秀勝利回数騎手賞&最優秀賞金収得騎手賞をダブル受賞した、大井の戸崎圭太騎手。
そして、年度代表馬【フリオーソ】を管理する、川島正行調教師です。
このお2人は、毎年のNARグランプリの主役といっても過言ではありません。
もう受賞するのが恒例となった感もありますが、そんなプレッシャーもなんのその、昨年もたくさん魅せてくれましたね♪
まずは戸崎圭太騎手。
「毎年ここに来ることを目標にしているので、今年も賞をいただけて嬉しいです。
いい馬に乗せていただいて、周りの方々には、本当に感謝しています。
数字というよりは、内容を意識するように心がけています。
いいレースをしていい結果を出したいと思ってレースに挑んでますね。
周りにはたくさん上手い騎手がいますけど、最後は自分に勝たないといけないので、ライバルは自分です!
昨年もたくさんのいい馬に乗せていただきましたが、その中でも【フリオーソ】で『かしわ記念』を制したことが嬉しかったです。
『安田記念』を勝てた時は、ゴールした瞬間に我を忘れて、本当に感激しました。
今年の目標は、昨年の勝ち鞍を上回るのは最低限だと思ってます。
昨年は震災があって競馬に乗れなかった時期があったので、乗せてもらえる感謝の気持ちを改めて感じました」
勝利数336勝、収得賞金13億2139万円という数字を挙げ、3年連続のダブル受賞。
昨年の授賞式では、思うような成績が残せず本当に悔しそうな表情を浮かべていましたが、今年の授賞式では自信に満ちた凛々しい表情を見せてくれました。
今年も地方競馬の顔として、全国での活躍を楽しみにしています♪
続いては川島正行調教師。
開口一番仰ったのは、『ジャパンダートダービー』で【クラーベセクレタ】に禁止薬物が検出されたこと。
「禁止薬物を出してしまい、ファンの方々、競馬関係者、マスコミと、多くの方に多大なご迷惑をお掛けしてしまい、深くお詫び申し上げます。
厩舎スタッフ一同、皆さまに頭を下げて、新たな熱意で新年を迎えました。
4度目の年度代表馬と、4歳以上最優秀牡馬を受賞したフリオーソは、馬と担当スタッフの努力の賜物です。
久しぶりに『川崎記念』を使いましたが、その後の経過は順調です。
ファンの皆さんにどこで走りをお披露目するか考え中で、『ダイオライト記念』という線もありますが、足元のことを考えると『かしわ記念』一本で行った方がいいんじゃないかな、という想いもあるので、オーナーと相談して決めます。
3歳最優秀牝馬を受賞したクラーベセクレタは、戸崎くんが馬の力と周りの力を把握していて、どこからでも行けると自信を持って乗ってくれているんじゃないかな。
今は順調に調教を積んで、速いとこもやってます。
いつでも使える状態なので、どのレースを使うかオーナーと相談中です。
川崎がいいんじゃないかな、とは伝えました。
最優秀短距離馬を受賞したナイキマドリードは、2年連続ということで昨年も結果を出せてよかったです。
次走は、19日のフェブラリーステークスの予定です。
今年は他に3歳牝馬にいい馬がいるので、牡馬に負けたくないですね。
戸崎くんが乗らない時は、誰か探して倒したいと思ってます」
名コンビであり、時にはライバルにもなるお2人。
やはり、地方競馬には欠かせない存在ですね。
それにしても...
毎年受賞馬を何頭も出し続ける川島調教師とスタッフの皆さん、本当にすごい実績ですよね。
今年も各馬の活躍が楽しみです!
続いてご紹介するのは、調教師部門受賞者の方々です!
最優秀勝利回数調教師賞を受賞した、高知の雑賀正光調教師。
265勝という驚異的な勝ち星を挙げ、2009年に名古屋の角田輝也調教師が記録した239勝の地方競馬最多勝記録を大きく上回りました!
「本当にありがたいことです。
これだけの勝利数を挙げられたことは、オーナーの協力とスタッフの頑張り、この2点につきますね。
調教師の腕より、騎手・厩務員の腕です。本当に感謝しています。
地方競馬最多勝利記録は、少しは意識していましたが、私よりも周りが気にしていたようで、1つ勝つたびに言われました。
でも、プレッシャーは全然なかったです。
いつの間にやらここまで勝たせてもらいました。
今年の目標は、昨年自分が作った数字を越えることです。266勝したいですね。
それから、夢は船橋の川島正行調教師の管理馬に勝つことです!
今年も頑張ります」
交流重賞などでもお馴染みの雑賀調教師。
地元では圧倒的な強さを見せつけて新記録を達成。
一昨年には地元の開催に出場出来なかった時期もありましたが、オーナー・スタッフ・ジョッキーをまとめ上げ、素晴らしいチームで新記録を作ってくれました。
インタビューの終わり際に、ご自分から「夢を聞いてくれますか?」と切り出して、「川島先生の馬に勝ちたい」と語ってくれましたから、ぜひともその夢を叶えて欲しいと思います!
最優秀賞金取得調教師賞に輝いたのは、船橋の岡林光浩調教師。
一緒に表彰された雑賀調教師とは、調教師として同期生なんだそうですよ。
「雑賀先生とは同期ですので、こういう席でお会いできるのは嬉しいですね。
今年は大きな震災がありましたが、その中で一生懸命出来てよかったです。
船橋は約2か月競馬開催がなく、馬の流通も滞りました。
その中で、みんなで考えた成果を出すことが出来たと思っています。
調教師一人では、すべての馬を扱えませんから、オーナー、スタッフ、牧場のチームワークのおかげです。
毎年お正月には60勝という目標を掲げてスタッフにはっぱをかけているので、今年もそうしました。
ここ最近は重賞で活躍する馬がいなくて淋しいので、重賞でも頑張りたいです!」
岡林調教師にとって、最優秀賞金獲得調教師を受賞したのは意外にも初。
長年安定して高い数字を維持している岡林調教師、今年の活躍も期待したいですね。
そして、最優秀勝率調教師に輝いたのは、兵庫の柏原誠路調教師。
「初めて受賞出来て嬉しいですし、とても光栄に思います。
実は先日初めて勝率部門での表彰があると知りました(笑)。
今までこういう賞があるって知らなかったので、聞いた時はとても嬉しかったです。
オーナー、スタッフ、ジョッキーと、すべての歯車が合ったからこそ出た結果だと思います。
結果を先に意識してしまうとダメなので、常にレースに挑戦する気持ちでいます。
勝負の世界は本当に甘くないですから。
今年の目標は、昨年勝率を獲らせてもらって欲が出たので、兵庫のリーディングを獲りたいです!」
勝率部門第2位は、昨年トップだった名古屋の川西毅調教師で、29,4%。
柏原調教師が叩きだした34,6%という勝率は、昨年は全国で圧倒的な数字となりました。
今年はさらなるジャンプアップで、激戦区兵庫のリーディング目指して頑張って欲しいです。
続いては、『殊勲騎手賞』を受賞した、金沢の吉原寛人騎手。
昨年はSJTを制してWSJS初出場を果たし、なんと初日に2連勝!!
もう優勝間違いないでしょうと思われましたが...、惜しくも2位でした...
「現実は厳しいですね。競馬は甘くないと身に染みました...。
でも初日の土曜日は、金沢からバスツアーで見慣れたファンの方がたくさん応援に来てくれて。
その時勝てて、感謝の想いを伝えられたかなと思ってます。
SJTは1勝も出来ずだったので歯がゆかったけど、本番で頑張ろうと思ってました。
ずっと夢見てたWSJSに出場出来て、本当に嬉しかったです」
2001年のデビュー年からリーディング3位という大活躍を見せ、5年目から7年連続で金沢リーディングを独走中。
若干28歳の若さで、すでに1000越えのスーパースターです☆
「金沢を引っ張っていく立場という自覚はあります。
鎖国的な場所にあるし、僕がどんどん外に出て、金沢を背負ってしっかりアピールしたいです。
昨年は騎手として大きく飛躍出来た年でした。
今年もさらに頑張ります!」
金沢だけでなく、すでに地方競馬の顔でもある吉原騎手。
現在は地元のオフシーズンを利用して、南関東で期間限定騎乗中。
19日には、川崎競馬場に金沢からちびうま団がやって来て、ポニーレースが行われるんですが、、、
吉原騎手が騎乗するのは無敵の【フラワーカンパニー】です。これはずるいでしょ。
ちなみに、先月引退した岩手の皆川麻由美ちゃんや、我が同期・佐藤博紀&息子くんなどなど、超豪華メンバーで争われます!
続いては、『特別賞』を受賞した、憧れの先輩・宮下瞳さん♪
本当に大きなお腹でびっくりです☆
中にいるのは息子くんだそうですよ!
予定日は3月1日。
どんな赤ちゃんが生まれるのかわくわくしますね♪
17年という現役生活の中で、女性騎手を引っ張って第一線で活躍し続けた瞳さん。
NARグランプリでは、優秀女性騎手賞を8度も受賞。その功績が称えられ、初の特別賞受賞となりました。
人生で一番嬉しかったという、韓国国際女性騎手招待競走優勝時のメダルをかけてパチリ☆
「特別賞を受賞出来て、とても嬉しいし光栄に思っています。
デビューした時は何がなんだかよくわからなかったけど、たくさんの方に支えられてここまで騎手を続けることが出来ました。
本当にいい騎手人生を過ごさせてもらって、悔いはないです。
今までは旦那さんに支えてもらったので、これからは私が支えになりたいです」
旦那様の小山信行騎手とは、本当に長い間支え合っているし、まさに理想のベストカップルです。
今年に入って小山騎手は初重賞制覇も飾ったし、瞳さんの愛がいい形で支えになっているんでしょうね。
これから生まれて来る息子くんですが、もし騎手になりたいと言ったら?という質問に
「自分からは進めないけど、本人がやりたいんなら全力で応援したいです」
というお答え。
完全なるジョッキーのサラブレッドですから、もしデビューなんてことになったら大注目間違いないですね!
未来に夢を馳せつつ...
瞳さん、本当に長い間ありがとうございました!そして、お疲れ様でした。
今年も目黒雅叙園にて、NARグランプリ2011の授賞式が華やかに行われました!
まずは会見の模様からお伝えします。
一番最初に登場したのは、『優秀新人騎手賞』に輝いた、ばんえいの島津新騎手。
昨年デビュー日に2勝を挙げる快挙から始まり、年間86勝でリーディング9位、重賞『クインカップ』も制し、驚異の新人ぶりをアピールしました。
写真で見るよりかなりイケメンさんでびっくり☆
司会の宇野アナウンサーも、
「女性にモテるでしょ」
と突っ込みをいれていましたが、
「普通です」
という答え。
いや~普通ですって言えるところがモテてる証拠ですね。
では本題。
「初騎乗は緊張しないで普通に乗れれば勝てると思ってました。
もともとそんなに緊張するタイプじゃないし、勝つことが出来てよかったです。
終わった後はあまり実感がなかったけど、もうちょっとカッコ良く勝てよとか言われましたね(笑)。
自分も嬉しかったけど、両親が一番喜んでくれました。
ここまで、数字的にはすごく満足していますが、レース内容はこれからもっと経験を積まないといけないですね。
展開を読む力が、ベテランの方たちとは全然違いますから。
道中の息の入れ方とか、馬場状態によって違うので、そういう部分は難しいですね。
数字はこのペースで行って、3月までに100勝を達成するのが目標です。
それから、レースを読む力をどんどん伸ばしていきたいです」
現在92勝ですから、100勝はもう目の前です!
お祖父さん、お父さんが馬主をしていて、ばんばの牧場の家に生まれた島津騎手。
その恵まれた環境に対して、デビュー前にはプレッシャーもあったようですが、予想以上の大きな活躍を見せてくれましたね。
ばんえい競馬を背負って立つ騎手として、さらなる活躍を期待しています!
続いては、『最高勝率騎手賞』と『ベストフェアプレイ賞』をダブル受賞した、高知の赤岡修次騎手。
『最高勝利騎手賞』に関しては、この部門での表彰が始まって以来3年連続の受賞です。
さすがに一昨年の38,9%というものすごい数字を上回ることは出来ませんでしたが、今年は35,2%で、2位山口勲騎手の28,57%を大きく引き離しての受賞となりました。
*NARグランプリは、中央競馬騎乗の成績も対象としています。
「一昨年の数字はかなり自分にプレッシャーをかけていたので。
数字的にも、これ以上はないかなと。
今年は数字自体は落ちましたけど、たくさんのいい馬に乗せていただいたし、結果を出さないといけない立場なので、受賞出来て嬉しいです。
応援してくれるファンの存在が、本当にありがたいですね。
ただ...馬券を買っている人の気持ちをあまり考えてしまうと、力が入ってかえって悪い影響が出るので、あまりプレッシャーにならないよう考えないようにしてます。
馬の能力を最大限に引き出すことに集中してますね。
前はよく野次られたんですけど(苦笑)、最近あまり野次られないので、納得してもらってるのかな、と思ってます」
そして、初の受賞となった『ベストフェアプレイ賞』について。
この賞は、騎乗停止がなく年間100勝以上を挙げた騎手の中から選ばれます。
「前は勝率部門がなかったので、高知から狙うとしたらこの賞だけでした。
長年狙ってたけどなかなか獲れなくて、受賞の知らせを聞いた時は本当に嬉しかったですね。
新人の時にはいつ辞めるのかなと思ってたし、活躍できるとは正直思ってませんでした。
今年はもっと勝ち鞍を伸ばせるよう頑張ります!
去年より勝ち鞍を上げて、勝率とフェアプレイ賞を狙うのは当然ですが、無事に一年騎乗して結果を残せればと思ってます」
JRAへの遠征機会などが少ない高知で、絶対王者として君臨している赤岡騎手。
モチベーションを保つ要因は、スパージョッキーズトライアルや他地区への遠征、そしてこのNARグランプリだそうです。
高知の代表として他の競馬場へ乗りに行き、地元を背負いアピールする気持ちをいつも大切にしています。
明るく気さくな方で、マスコミ陣にファンも多く、すでに全国区の人気者。
これからも高知の絶対王者として、盛り上げていって欲しいですね。