3月1日に帯広で行なわれる『チャンピオンカップ』。
今年度(2008年4月〜)の重賞を勝っていることが出走条件という特別なレースなのです。
常に同じコースで戦うばんえい競馬ですが、馬場状態や斤量によってかなりの差が出るため、レースによって本当に勝ち馬が全く変わって来る。サラブレッドのように、連勝するというのはなかなか出来ないことなんです。そこが面白いんですけどね♪
チャンピオンカップ出走表
枠順で勝った重賞を見て見ると・・・
1:ナリタボブサップ(旭川記念、北斗賞)
2:トカチプリティー(ヒロインズカップ)
3:ニシキユウ(カーネーションカップ)
4:フクイズミ(岩見沢記念、帯広記念)
5:アローファイター(天馬賞)
6:シベチャタイガー(銀河賞)
7:カネサブラック(ばんえい十勝オッズパーク杯)
8:ホッカイヒル(柏林賞)
9:ライデンロック(ばんえいダービー)
10:スーパークリントン(北見記念)
という超豪華な顔ぶれ。
単純に、2つ勝っているナリタボブサップとフクイズミはまず買いでしょう!しかもたまたまですが、ちょうど私の大好きな2頭ではないですかっ♪
どっちを本命にするか悩むところなんですが・・・天気予報を見てみると、雪は降らなそうな予報。ということは馬場水分はそんなに高くない。
そして今回は一番斤量が重い馬でも800キロ(ナリタボブサップ・カネサブラック)という、重賞としてはそれほど重くない斤量。
加えてフクイズミが790キロ・・・20キロ差があったらフクイズミを本命にするところですが、今回は10キロ差しかないので、本命はナリタボブサップに決定☆
昨年のNARグランプリで、ばんえい最優秀馬に選ばれた馬ですからね!管理する大友栄人調教師も、
「現7歳世代が今のばんえいを引っ張っているから、大切にしていきたい!」
と仰っていました。
ボブちゃんの身体はばんばの中でも本当に大きくて、パドックや入場行進で、勢いよく大きなクビをユサユサ振りながら歩く姿が、とぉ〜っても迫力あるんです!
普段はものすごく大人しいということですから、オンオフがしっかりしてるんですね。
対抗はもちろん!女帝フクイズミ!!
今回の790キロという斤量はフクイズミさんからしてみれば軽いですからね。メチャメチャな高速馬場にはならなそうだし、フクさんの一気の追い込みに期待してますっ♪
◎1、ナリタボブサップ
○4、フクイズミ
▲5、アローファイター
☆9、ライデンロック
△7、カネサブラック
昨日は川崎競馬場で、牝馬たちの戦い『エンプレス杯』が行なわれました!
【ヤマトマリオン】vs【ユキチャン】の3度目の戦いとあって、小雨が降る中、たっくさんのファンが集まりましたよ♪
レースは超不良馬場の中での発走。スタートして【ユキチャン】が出遅れ。船橋の【シスターエレキング】が元気良く飛び出してハナに行きます。2番手には【サヨウナラ】、内から【ダイワオンディーヌ】、高知の【アルファバービー】、内に【マキノチーフ】その外に【ヤマトマリオン】そして【ユキチャン】【ニシノナースコール】と続きます。
まず【ニシノナースコール】が一瞬かかるそぶりを見せますがすぐに落ち着き、その後は【ユキチャン】が行きたがるそぶり。1週回って来ると、1コーナーで3番手に迫り、向正面では先頭を捉える脚色。
が!しかし・・・
3コーナーで【ヤマトマリオン】が捉えにかかると、【ユキチャン】は4コーナー手前で失速・・馬群に飲まれてしまいました。
直線を向いても【シスターエレキング】が逃げる逃げる。これはもしや?と思った瞬間、【ヤマトマリオン】の後ろからものすごい伸び脚を見せたのが【ニシノナースコール】。並ぶ間もなく交わして行きました。
そして【ヤマトマリオン】【シスターエレキング】の2着争いは、クビ差で【シスターエレキング】が残るという結果でした。
1着ニシノナースコール:吉田豊騎手
「スタートした時、ユキチャンがあの位置でしょ?オレ、絶対ひっかけられる〜って思いましたよ。外外にふればいいかな、と思ったけど意外と折り合いつきました。いつもよりいい位置につけられたし、道中は自分で下がって馬の後ろに入ることが出来た。ああやって乗れると、しまいキレる馬ですから。幸騎手もラクに上がって行ってたけど、最後は脚色が違いましたね。
これで引退・・・正直もったいないって気持ちもあります・・」
2着シスターエレキング:桑島孝春騎手
「ユキチャンが出遅れたから、ラクに逃げられたのが良かったですね。本当によく頑張ってくれました!」
3着ヤマトマリオン:幸英明騎手
「4コーナーいい感じに上がっていって、勝てる手応えだったのに・・・伸びきれずに残念です。
せめて2着は確保したかったですね。」
5着サヨウナラ:岩田康誠騎手
「前々でいい形で競馬できたけど、去年のような踏ん張りがなかったなぁ〜・・
前走の時より、状態は良かったんだけどね。」
6着ユキチャン:武豊騎手
「残念です・・
返し馬の時から、馬場に関してう〜ん・・と思ってたんですけど、うまくリカバリー出来たと思ったんですけどね。
理想は逃げる形だし、今日は折り合いも欠いていた。不慣れな馬場状態で、慣れない中団からの競馬になってしまいましたからね。
なにより、身体が汚れてクロチャンになってしまい、かわいそうなことをしました。」
12着ボナンザーオペラ:花本正三騎手
13着アルファバービー:赤岡修次騎手
「かかってしまう馬なので、前に行かせようと思ってたけど・・
距離も今日は長かったですね。」
14着エイシンラビアン:大塚研司騎手
「今日はペースも速いし、距離も長かったよね。
こういう経験を積んでいけば成長するし、次は地元で巻き返します!!」
高知の赤岡騎手と笠松の大塚騎手。レース後は楽しそうに話してました!こういう機会がないと、なかなか会えませんからね。
地元に帰って、また活躍期待してます☆
そして明日はもう1つ重賞レースがあります!
佐賀競馬場で行なわれる、3歳重賞『飛燕賞』
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まず本命は【オヤビン】。前走はJRAに挑戦して、いつもよりかなり厳しいレースを経験して来ました。
若馬は、 [JRA挑戦→地元で結果出す] というのが私のセオリーなので、成長力を期待しています。それに前走であの流れを経験したら、今回はかなりラクに感じると思うんですよね。そうすると最後の伸びにも繋がるし。
騎乗するのは昨年【ヴァンクルタテヤマ】で『サマーチャンピオン』を制した倉富騎手!
先日の『佐賀記念』では地元の【ワンパクメロ】に騎乗して、地元最先着の6着でした!今度は【オヤビン】とともに、佐賀に新しい風を吹き込んでほしいですね♪
対抗は【パスカル】。九州の2歳チャンピオンで、前走は古馬とも対決!佐賀に来てから初めて連対を外しましたが、それでも3着に頑張りました。この世代ではやはり能力上位でしょう。
気になるのが【クラガリレイ】。北海道でデビューして、たくさんのレースを経験して佐賀にやってきました。前走は転厩戦なので、一度使った今回が狙い目ではないでしょうか♪
鞍上は「佐賀のガクト」こと下條騎手!倉富騎手とともに、これからの佐賀を背負って立つ存在です!
◎11、オヤビン
○2、パスカル
▲5、クラガリレイ
△8、グレートトップガン
△6、カゲワフマセナイ
明日、福山競馬場で新たな歴史が刻まれます!
中央競馬で行なわれる、G?『ヴィクトリアマイル』のステップレースに出走するための権利をかけて、『福山牝馬特別』が開催されるのです。
これまでは園田で行なわれていたこのレース、今年から福山で開催されることになりました。2005年にサラブレッドを導入して、昨年は初の全国交流『オッズパークグランプリ』を開催。進化し続けている福山競馬場で、どんなドラマが生まれるんでしょうか♪
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メンバーを見てみると・・・んん〜・・なかなか難しいですねぇ〜
その中で本命は名古屋の【サチコゴージャス】。名古屋に来てから、ものすごく優秀な成績です。テンのスピードが速いので、展開に左右されずらいこともありますし、常に1〜2番手からのレースで結果を残しています。
夏場の時は、1400mがベストというお話でしたが、1600mでも充分結果を出しているし、今回は小回りの福山競馬場!
初めてコースを見た時に思ったのが・・・
「だから福山のジョッキーは上手なのか。」ということ。
それくらい、コーナーが小回りで難しいコースだと思いますね。
それに名古屋の1600mと、福山の1600mでは馬にとっても騎手にとってもだいぶ違ってきます。テンのスピードを生かして、初代クイーンに輝いてほしいですね☆
対抗は地元・福山の【トミノプラネット】。この馬も前に行く馬ですね。昨年は【ユキチャン】が勝った『関東オークス』にも出走していて実績は充分。前走逃げ切り勝ちをしているし、地元の利もあるでしょう。
騎乗するのは嬉勝則騎手!
福山が誇るリーディングジョッキーです。現在1800勝を越える勝ち星ですから、2000勝達成して『ゴールデンジョッキーC』に出場する日も近いでしょう♪
そして、再び園田に帰って来た【エンタノメガミ】!ここ2走は【ベストタイザン】や【バンバンバンク】といった、牡馬バリバリのOP馬と戦って来ています。このメンバーに入ったら、ラクに好位に付けられるだろうし、怖い存在です!
◎3、サチコゴージャス
○5、トミノプラネット
▲4、エンタノメガミ
△8、キーポケット
△9、サンディナナ
明日は荒尾競馬場で3歳戦の『たんぽぽ賞九州産馬』が行なわれます!たんぽぽ・・と聞くと、なんだか春が近づいて来た気分になりますね♪
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明日のメンバーを見てみると・・JRA勢vs平山厩舎といった感じ。地元4頭はすべてリーディングである平山厩舎の所属馬です。昨年のLJSの時、平山先生に色々なお話を伺ったのですが、本当にポテンシャルが高い!どうしたら荒尾競馬が盛り上がるのか、自分に出来る事は何か、真剣に考えて行動していました。
【左:平山調教師 右:長岡一也アナウンサー】
一番印象的だったのは、平山先生が厩舎に来ると、馬たちがみんな顔を覗かせること!そして1頭1頭を撫でていって、朝の調教が終わる。たくさんの管理馬がいるために、いくつもの厩舎に分かれているんですが、すべての厩舎を回っていらっしゃいました。
そのほのぼのとした光景・・先生の愛情と、馬たちの信頼が伝わって来て、とても清々しい気持ちになりましたね。
今回、その平山厩舎からエントリーした4頭の中でも大将格なのが【テイエムヒッカテ】。前走の『ノカイドウ特別』では、1番人気に推されながらも4着に敗れてしまいましたが、好位追走で最後までよく頑張っていました。今回はメンバー的にも再戦ムードで、ぜひともリベンジしてほしいところです!
その『ノカイドウ特別』を8番人気で制したのが、同じく平山厩舎の【テイエムビビッド】。なんとこのレースが初勝利☆ここまで時間はかかりましたが、前走の追い込みは凄かったですね!前走から100m距離が伸びる今回は、展開も味方しそう。ここでいいところを見せて、前走の走りがフロックじゃなかったことを証明です!
JRA勢では、やはり『ノカイドウ特別』2着・3着の【カシノチェスト】と【カシノレオン】が有力ですね。前走の『ミヤマキリシマ特別』では、2頭の着順がひっくり返っているように、力差はないと思うんです。ただ気になるのが使い詰めなこと。特に【カシノレオン】はここのところ使うたびに体重が減っている。当日の馬体重に注意したいです。
そして初の地方挑戦となる、【フォーシーズンゴー】と【サイレントビート】の2頭も侮れません。特に先行力のある【サイレントビート】の脚質は、小回りに合うはずですから!
◎3、テイエムビビッド
○6、カシノチェスト
▲11、テイエムヒッカテ
△4、サイレントビート
△2、フォーシーズンゴー