今年の『佐賀記念』は、昨年のように雪の影響もなく、無事にメンバー通り開催できそうですね♪
思えば昨年は、【マコトスパルビエロ】vs【ミツアキタービン】vs【キクノアロー】の三つ巴先行争いにより、相当速い展開になりましたよね!
でも【チャンストウライ】が、3コーナー手前からひとマクリで、直線も強かったなぁ〜。
今年はここまでの歴戦を考えても、【スマートファルコン】が断然の本命でしょう!
前走の『兵庫GT』から距離が600メートル伸びますが、今までの走りから考えても全くもって問題ナシ!2000メートルの今回は、前走のように出遅れて後方からになるとさすがにキツイでしょうが、展開もそれほど問わないので死角はないと考えます。
対抗は、前年チャンピオンの【チャンストウライ】。昨年は『佐賀記念』以外に勝ち星はないといっても、一年間すべてダートグレードレースに挑戦して、強い相手と厳しいレースを経験して来ました。長くいい脚を使う馬で、今回も期待してます♪
◎6、スマートファルコン
○9、チャンストウライ
▲10、サカラート
△5、ワンパクメロ
△8、クリーン
最優秀調教師賞と優秀新人騎手賞は、川島正行調教師&正太郎騎手が親子受賞☆
共同インタビューも2人で♪
初め、スイッチが入っていなかった父のマイクをすかさず息子が気付いてスイッチを入れるという光景もあり、親子なんだなぁ〜って実感しました。
正太郎騎手にとって、ダートグレード初騎乗初勝利となった、『クラスターカップ』の【プライドキム】は、
「まさか勝つと思わなかった・・」と笑顔で語るお父様。
そして、「今年の目標は50勝です!」と答えた正太郎騎手に対して、横から「数字が違うだろ!」と突っ込み、慌てて「60勝です!」と言い直す場面も(笑)。
親であり、師匠でもあるわけですからね。厳しくも愛のあるインタビュー風景でした。
最優秀騎手賞は、戸崎圭太騎手が受賞☆
会見の席につくと、インタビュアーよりも先に、
「会見の前に、一言よろしいでしょうか。」と発言。なんだろう???と思ったら、
「オーナー、関係者、そしてファンの皆様に、心から感謝しています。ありがとうございました!」
と語りました。
なかなかできないですよ〜。まだ28歳だというのに、本当に謙虚でシッカリとした方ですよね。だからこそ、この若さで地方競馬の頂点に立つことができたのかも。
今年もたくさんの騎乗馬がいますが、その中でも3歳馬【ナイキハイグレード】が楽しみなんだそうです♪
今回のNARグランプリの表彰式で、私が1番嬉しかったのがこのお2人のツーショット☆
内田利雄騎手&山口竜一騎手
元宇都宮コンビです!特別賞を受賞した内田利雄騎手と、サラブレッド2歳優秀馬【アンペア】の主戦ジョッキーとして表彰された山口竜一騎手。
お2人とも、北関東の誇りです☆本当にうれしかったぁ〜
こちらはばんえい最優秀馬【ナリタボブサップ】を管理する大友栄人調教師。
「最優秀馬に選んでいただいて嬉しいですね。今のばんえいは6歳世代が引っ張っている。これからも大事にしていきたいです。」
ちなみにボブちゃんは、身体はかなり大きいですが、普段はとても大人しくて誰が撫でても大丈夫なんですって!あのパドックやレースで見せる闘志は、内に秘めたものだったんですね〜。次走は3月1日の『チャンピオンカップ』に出走予定です♪
そしてそして、大友先生といえば、2006年の最優秀馬【アンローズ】を手掛けたことでも有名。昨年の『ばんえい記念』で引退後、めでたく母となりまして、もうすぐ初仔が生まれるそうです!!【アンローズ】の子供、早く会いたいなぁ〜
ダートグレード競走特別賞には【カネヒキリ】が選ばれました!
屈腱炎からの復活劇は本当に感動しましたよね!関係者のみなさんの苦労は計り知れませんが、今年もまたあの強いカネちゃんが見られると思うと・・嬉しい限り♪
2月22日のフェブラリーSのあとは、馬の状態と相談しつつですが、『かしわ記念』や『帝王賞』を目指すそうです!!
特別賞を受賞したのは、国際的な舞台で活躍したお2人☆すごい時代になったものです〜!!
まずはミスターピンクこと内田利雄騎手
「所属する競馬場がなくなってしまったので、こういう賞をもらうことはないと思っていました。またこの場所に戻って来られて、感慨無量です。
最初に韓国で騎乗しようと思ったのは、NARから募集が来てることを聞いたからです。でも年齢が40歳くらいまでという規定だったので、さすがに詐称はできないかなって(笑)。それで一昨年に一度諦めたんです。
その後、岩手のテシオさんの援助もあって、年齢の問題がクリアできたので、釜山に受け入れていただいたんです。
リーディングなんて考えてなかったし、最初の1ヶ月は3勝しかできなくて、全然ダメだった・・でもちょっとしたキッカケで次の月から騎乗が増えて、そこから快進撃です(笑)!!
騎乗期間を延長したのは・・・1番最初に拾ってもらった岩手には毎年行こうと思ってて、連絡してみたら、今年は荒尾の牧野騎手が来てるから入れないって言われまして。1年1人なんですよね。
それで急遽釜山で延長してもらいました。
この後は・・まだ自分としての予定ですけど、6月に釜山に戻るつもりです。
3月の後半と4月の前半に、年に1度の騎手免許試験があるので、それが終わらないと関東を離れられないんですよね。だからちょっと中途半端な期間が出来てしまうことになって。
そこで、北海道のBTCで調教を勉強してみようと思ってます。釜山で、トラックライダーや調教助手たちに、調教法を話す機会があるので、色々見ておきたいんですよね。
道営からオファーをいただいたので、門別の開幕の2日間くらいスポット参戦させてもらって、釜山に旅立とうと思ってます。」
日本中を転戦するのも相当大変ですが、マカオでG?を勝ち、釜山でリーディングジョッキーに輝くなんて・・・本当にすご過ぎます☆まさに、奇跡のジョッキーです!
続いてはシンガポールでG?制覇を成し遂げた、高岡秀行調教師。
「シンガポールに渡って今年で7年目、さすがに日本の競馬とは無縁と思っていたので、こういう賞をいただけてビックリしました。
実際に渡る3年前からシンガポールの競馬を紹介してもらってたんですけど、最初は行くことになるとは全く予想していませんでした。
でも、誘っていただいて2日間競馬観戦をしたら・・・自分の何かを刺激されたんです!
競馬の面白さ、興奮させてくれるものを感じましたね。
もし、ライセンスをいただけるなら、自分もここでやりたい!と思いました。
最初は、自分に与えられた環境の中で精一杯やって、3年、5年でやれるだけやって、結果が出なければ諦めるしかないという気持ちでした。
向こうの環境に合ったトレーニング方法を模索したり、現地スタッフや獣医の協力、他の調教師のことを参考にしたりして、少しづつプラスになっていきました。
もちろん、日本からの馬主さんのバックアップは大きかったですね!
エルドラドでのG?制覇は、2頭出しててどちらもチャンスはあると思ってたけど、ゴールした時は頭の中が真っ白になりました。
次走は8日の1800mのG?レースに出走する予定です。
将来の夢は・・これきりで終わりにならないように、そしてシンガポールから日本を含めた海外に出走できるような馬を育てたいです!」
ここまでくるためには相当の苦労があったはずですが、お2人ともサラッとインタビューに答えている。その端々に、熱い想いが伝わってきました。
今年も、ワールドワイドな活躍が見られそうですね!!
昨日は目黒雅叙園で、NARグランプリ2008の表彰式が行なわれました!毎年のことですが、豪華な会場での華やかな表彰式を見ると、昨年一年間の色んな出来事が頭の中を流れていきます。
表彰される方々の晴れやかな顔、ファンの方々の嬉しそうな顔、あの場所にいるだけで、本当に幸せな気持ちになりましたね。
では、受賞者たちの表情やお話をご紹介していきましょう♪
まずはベストフェアプレイ賞を受賞した、金沢の吉原寛人騎手から。
「前からほしいと思っていた賞なので嬉しいですね!金沢から狙える賞はなかなかないので、この賞が一番近いかなって。
去年は自然体で乗れたので、そこがよかったと思います。でも重賞を1つしか勝ってないのが悔しいです。」
優秀新人騎手賞を受賞し、1年目から全国区に名を広めた吉原騎手。
「トップを維持するのも大変です・・
もっと色んなステージで乗りたいし、外で活躍したいとも思ってます。
先日の佐々木竹見カップは総合3位に入れて嬉しかったですね。今までジョッキーレースはいつも最下位で、トラウマだったんですけど(笑)。自信に繋がりました。
競馬以外では、人間自身の中身を磨いていきたいです!いい男になるように!!
今年は150勝が目標。金沢でずば抜けたいです。」
続いては優秀女性騎手賞を同時受賞した、名古屋の宮下瞳騎手と、高知の別府真衣騎手。
宮下瞳騎手
「今年は別府騎手が受賞すると思っていました。
昨年より多く勝つことが目標だったので、それをクリアできて嬉しいです。
辛かったこともあったけど、この場所に来ることが出来て、乗ってて本当によかったですね。
今年はLJSでいい馬に乗せてもらったのに、結果が出せなくて残念でした。
別府騎手のことは、姿勢もキレイだし追える騎手だと思います。また2人でこの場所に立てるといいですね。」
さすがは女王☆堂々とした受け答えで、後輩の別府騎手をリードしていました。
別府騎手
「私も勝利数で全然かなわなかったので、宮下さんが受賞すると思ってました(笑)。
重賞制覇とか、LJS優勝を評価していただけて嬉しいです!
宮下騎手は憧れの存在です。宮下さんのようになりたいと思っていますね。
今年も1つでも多く勝ち星をあげたいと思います!」
お2人とも、勝負服姿とは全く違う、素敵なドレスとスーツ姿でした☆
2人が並んでいると、ものすごく華やかでした〜♪