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2006年2月 アーカイブ

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2/12ポプラ賞予想 矢野吉彦

2006年2月11日(土)

プリンセスサクラコから穴狙い

 前回の重賞・黒ユリ賞。私と斎藤編集長の予想を合わせたら当たりだったんですけど。そういうことって、よくあるんですよね。
 ただ、どうやら私の予想も、去年の勢いはなくなってきちゃいました。これが本来の姿? そうかもしれません。でも、そうなれば、当てに行くのではなく、気楽な気持ちで予想ができます。今回のポプラ賞は、肩の力を抜いて臨みます。

 ここは、ほぼ銀河賞の再戦というメンバー。4歳馬のカネタマルには重量での有利さはありませんから、銀河賞組の取捨がポイントになりそうです。
 まず、銀河賞1着馬ホクトキング。その後の3戦が物足りませんね。調子下降気味のようです。次に、2着馬エンジュオウカン。前々走、前走と連勝していますが、今回はホクトキング同様、銀河賞から50kgの増量。40kg増量の馬に比べると、ちょっと条件が厳しくなりました。となると、銀河賞3着以下の馬の巻き返しがあっても不思議ではないわけです。
 そこで浮上するのが、銀河賞3着のタケタカラニシキ。銀河賞後の2戦でいずれも750kgを引いて4、1着と着順を上げてきました。今回の800kgは、相変わらずトップハンデではありますが、上り調子の今ならチャンスだと思います。
 じゃぁ、タケタカラニシキ中心? いやいや、結論を出すのはまだ早いですよ。銀河賞6着だったプリンセスサクラコ。その後のヒロインズカップでもエンジュオウカンの6着に敗れましたが、その2戦では10kgしかなかったエンジュオウカンとの重量差が、今回は30kg差に広がりました。しかも、プリンセスサクラコは前走の漁火特別を快勝、弾みもつけています。ここは狙ってみるべきでしょう。そうそう、銀河賞の時は、馬体重が前走比マイナス15kg。それまで長く好調をキープして体重も増加傾向にあったのが、ちょっと減ってしまったのも影響したかもしれません。その後、馬体重が戻ってきたのは、プリンセスサクラコにとってはいい兆しとも考えられます。

 ということで、今回は久々にプリンセスサクラコ1着軸の馬単総流しで行きます。押さえは同馬を2着にしての馬単流し。同馬が負けるとすれば…の相手としてはエンジュオウカン、タケタカラニシキ、ホクショウファイトとホクトキングをピックアップします。 
 今年度の重賞レースもあとわずか。ばんえい記念に向けて、私も弾みをつけていきたいところですが、ここは気楽に穴馬券を狙ってみます。では、今回はこのへんで。

2/12ポプラ賞予想 斎藤修

ニシキ・ニシキで錦を飾る

 過去3年をみると、ひとこと、荒れる重賞。昨年は勝ったのが4番人気スターエンジェル、2着8番人気のホクショウドラゴンで馬連複は万馬券。04年はキングシャープ、ユミタロウで3、4番人気の決着。03年は6番人気のミドリショウリが勝って2着に1番人気のヨコハマボーイという結果だった。
 例によってまずクラスと重量差を一覧にしてみる。

エンジュオウカン オープン牝790
タケタカラニシキ オープン 800
カネタマル     800万  790
キングファラオ   800万  790
ホクトキング    800万  790
プリンセスサクラコ 800万 牝770
アオノキセキ    650万  780
ニシキダイジン   650万  780
ホクショウファイト 650万  780
ギャンブラークイン 650万 牝760

 オープン=800kg、800万=790kg、650万=780kgで、牝馬は20kg減。エンジュオウカンだけは賞金での10kg加算があるという重量の関係。メンバーを見渡してみると1月3日の銀河賞とはカネタマル、ギャンブラークイン以外は同じメンバー。
 帯広に来て5戦4勝2着1回と絶好調で今回も人気になりそうなエンジュオウカンだが、銀河賞の相手関係から今回プラス10kgは明らかにマイナス材料で評価を下げる。
 まず、銀河賞を勝ったホクトキングと、4着ニシキダイジン、5着ホクショウファイトらとのその後の成績を比較してみる。銀河賞で同重量だったのが、ホクショウファイトは10kg軽くなった1月14日の800万ではホクトキングに先着。さらにニシキダイジンは、銀河賞後の3戦ともホクショウファイトに先着している。
 というわけでホクトキングより10kg軽い今回、ニシキダイジンを本命に推す。
 そして銀河賞上位3頭の力関係では、20kgだった差が今回10kg差になるタケタカラニシキがやや有利で対抗にする。

◎ニシキダイジン
○タケタカラニシキ
▲ホクショウファイト
△ホクトキング
△ギャンブラークイン
×エンジュオウカン

 手広くニシキダイジンとタケタカラニシキを1着にした馬単流し。エンジュオウカンを切ってかなりつくようなら上位5頭の馬連複ボックスというのもアリかも。仮に20点買いしてもこの買い方なら損はしないと思うのだが。

2/12ポプラ賞プレビュー

2006年2月10日(金)

 12日(日)は重賞のポプラ賞(4・5歳オープン)が行われます。4歳馬の出走はカネタマル1頭のみですが、それでも現5歳世代は実力馬揃いで、楽しみな一戦となりそうです。
 中心はなんといってもエンジュオウカンでしょう。今季はヒロインズカップを制し、掲示板をはずしたのもたった一度だけと、堅実なレースを見せています。銀河賞ではホクトキングの障害力と粘りに屈しましたが、世代ナンバー1の実力を持っていることは確か。ここも持ち前のスピードで重賞連勝を狙います。
 相手は、同じくオープンのタケタカラニシキと見ます。今シーズンは旭川記念制覇以降、厳しいレースが続きましたが、それでも銀河賞3着をはじめ、オープンでも善戦。前走ではついに古馬オープンでの初勝利を挙げました。確かに今回もハンデ差が厳しいと思いますが、好調ぶりから考えれば、勝ち負けを演じることができるでしょう。
 そのほかではギャンブラークインに期待。もともと実力はあるだけに、760キロで出走できる今回はチャンスでしょう。なるほど、これまで715キロまでしか曳いたことがありませんが、それは他馬も同じこと。持ち前の障害力が生きるか注目したいところ。ほか銀河賞馬ホクトキングなど、実力馬が目白押し。好レースが期待できそうです。

【参考レース】
12/19 オリオン特別(勝ち馬:キングファラオ)
1/3 銀河賞(勝ち馬:ホクトキング)
1/14 混合別定800万円未満(勝ち馬:ホクショウファイト)
1/15 ヒロインズカップ(勝ち馬:エンジュオウカン)
1/29 「雪に願うこと」メモリアルカップ(勝ち馬:タケタカラニシキ)

銀河賞、ヒロインズカップの映像はこちら

今週のみどころ(2/11〜2/13)

 現在リーディング3位につけている大河原和雄騎手(45歳、服部義幸厩舎)が、通算2000勝達成間近となっています(10日現在1993勝)。今開催では難しいかもしれませんが、おそらく次週には偉業を達成できると思われます。その瞬間を、ぜひ楽しみにしましょう。
 11日(祝・土)に行われるのは、4歳以上オープンによる白樺賞。帯広記念を制したミサイルテンリュウが、その時以来の出走を予定しています。今回はトップハンデ775キロが気になるところですが、帯広記念での勝ちっぷり、岩見沢開催からの好成績を考えれば実力上位。ここでも障害の巧さを武器に、好勝負を演じてくれることでしょう。また同じく好調を維持しているヨコハマボーイも、大外枠ということもあって注目。シンエイキンカイの底力にも期待したいと思います。
 その前、第10レースの勝入別定550万円未満は、サカノオオマサが中心。近走の好調ぶりに加えて、こちらも大外枠となれば外せません。ほかではイケダガッツ、タカラリュウヒメ、クメノビューティーあたりまでが争覇圏でしょう。
 12日(日)のメインレースはポプラ賞(4・5歳オープン)。こちらのレースについては、別掲のポプラ賞プレビューをご覧ください。第10レースに行われるつばき特別(3歳牡馬オープン)は、3歳のトップクラスが一堂に会す重要な一戦。やはりニシキセンプーに注目が集まりますが、トップハンデ595キロが気がかりなところ。そうなれば期待したいのが575キロで出走できるマルミシュンキ。シーズンを順調に過ごしてきた一線級が相手となる今回は、あらためて真価が問われる一戦といえそうです。585キロの3頭、メダマ、メジロショウリキ、カネサテンリュウも、もちろん争覇圏。
 第9レースの4歳以上オープンは、ここへきて好調のスターエンジェルコスモカップあたりが中心となりそうです。
 13日(月)にはバレンタイン特別(4歳以上650万円未満)が行われます。ここはオホーツクブルーが中心。前走は5着に敗れましたが、これはメンバーが強かったため。今回のメンバーなら勝ち負けを演じることができるでしょう。ほか、コマタイショウ、マコトファイヤー、プリティブライトあたりまでが好勝負圏内と思われます。
 第10レースは、4日のきさらぎ特別、6日の北斗七星特別の勝抜戦(4歳以上オープン)。ミサキスーパーやキタノコクホー、ヨシノウンリュウなどが出走する可能性があります。確定メンバーを期待して待ちたいところ。

レース回顧(2/4~2/6)

2006年2月 6日(月)

 4日(土)に行われたきさらぎ特別(4歳以上オープン)は、6番人気のエビスオウジャが優勝。9月24日以来、久々の勝利を挙げました。3番手で障害を越えると、前を行くミサキスーパー、スピードカザンをあっさり交わして悠々ゴールイン。有利といわれる大外枠とはいえ、余裕たっぷりのレースぶりに次走も注目できそうです。2着はミサキスーパーで、相変わらずの障害巧者ぶりを発揮しましたが、エビスオウジャの決め手に屈しました。それでもスピードカザンが追いすがる展開のなか2着を確保したあたりは、さすが実績馬。今季苦戦が続いていますが、ばんえい記念に向けて復調してほしい1頭です。
 5日(日)のメインレースは黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)。このレースについては別掲の黒ユリ賞プレビューをご覧ください。注目馬が一堂に会した第10レースのフェブラリー特別(4・5歳、650万円未満)は、勢いに乗る4歳馬カネサブラックが優勝。これで6連勝と完全に波に乗っており、今後も期待できそうです。レースはウィナーサマーとトカチタカラが並んで第2障害を下り、カネサブラックは3番手から。しかしみるみる差を詰めて一気に交わすと、ヤマノミントの追撃も封じてゴールイン。相変わらずの好調ぶりを見せつけました。なお、2番人気のギャンブラークインはいいところなく7着、3番人気のフクイズミは鋭く追い込んだものの3着に敗れています。
 6日(月)に行われたのは北斗七星特別(800万円未満)。これを制したのはレオユウホーでした。ゆったりとした流れのなか、レオユウホーは第2障害を真っ先に下り、後続を寄せ付けることなくゴールへ。圧勝とはまさにこのことで、帯広に移って以降、掲示板をはずさない活躍もあって、今後に期待がふくらみます。2着は大外枠のヨシノウンリュウで、前走の勝利に続く連対を果たしました。

映像はこちら

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