NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
この時期の2歳戦は、やはりホッカイドウ競馬からの移籍馬が強そう。
エムティアンジェは門別の未勝利戦を勝っての転入。フレッシュチャレンジでの3着好走も含めて、門別では6戦して掲示板を外しのは1度だけ。そのときの勝ち馬ツーシャドーはリリーカップで3着と好走し、これを書いている時点で結果はわからないが、22日のフローラルカップでも有力馬の一角となっていたはず。ここ2戦の2着、1着はともに好タイムで、確実に力をつけての金沢転入。今回、初めてのコーナー4つを回るコースがどうかだが、能力上位は間違いない。
もう1頭、ホッカイドウ競馬からの転入はボサノヴァ。アタックチャレンジを勝ったあと、ウィナーズチャレンジでは重賞クラスのメンバーが相手だったため結果は出なかった。転入初戦は2着で、1馬身先着したのが、中央未勝利から転入初戦だったジェイケイミリミリ。勝ちタイムの1分30秒2は今回のメンバーで持ちタイム最速。ただそのレースは、逃げ馬をとらえにいって4コーナーで外を回ったボサノヴァに対して、ジェイケイミリミリはそれを追いかける形で4コーナー内を回って差し切るという展開の利があった。ここはボサノヴァを上位にとる。
おそらくこの3頭の勝負で、デビューから2連勝のサブノユウゼン、好タイム決着だったサファイア賞で2、3着のスターフジサン、キープクライミングらに一角崩しがあるかどうか。
◎7エムティアンジェ
○2ボサノヴァ
▲9ジェイケイミリミリ
△5サブノユウゼン
△8スターフジサン
△6キープクライミング
金沢プリンセスカップの出走表はこちら

グランダム・ジャパン2歳シーズンの初戦には、今年もホッカイドウ競馬から2頭、川崎、高知から各1頭が遠征してきた。
期待は川崎のベニヒメ。デビュー戦こそ逃げて競り合った相手に直線で6馬身離されたが、1400メートルに距離延長となった2戦目は外枠からハナをとると、向正面から後続を引き離しにかかり、ゴール前は手綱を緩める余裕の逃げ切り。今回鞍上の川原正一騎手は、交流となったあとのこのレースでは、2012年、15年に北海道からの遠征馬で勝利。還暦を過ぎた今でも信頼は厚い。
一方、このレース近4年で3勝を挙げている吉村智洋騎手が手綱をとるのが、北海道から遠征のスティールノーヴァ。前走フルールカップは4着だが最後までしっかり脚を使った内容は評価できる。ただここまで門別での3戦はすべて1000メートル戦。コーナーを4回まわる小回りの1400メートル戦でどうか。
もう1頭、北海道からの遠征がグラーツィア。前走1200メートルのリリーカップは7着だったが、それまでは4戦して2勝、2着3着各1回。ここに入れば能力上位。
地元勢ではデビューから2連勝のアンサン、前走JRA認定のアッパートライで2着に10馬身差をつける圧勝を見せたメイプルシスター、高知でデビューから3連勝中のリュウノアンジェラらは、いずれもまだ底を見せていない。
◎10ベニヒメ
○1スティールノーヴァ
▲4グラーツィア
△2アンサン
△9リュウノアンジェラ
△11メイプルシスター
園田プリンセスカップの出走表はこちら

コスモポポラリタは内回り1600メートルのアタックチャレンジを勝って、外回り1700メートルのウィナーズチャレンジも勝った。そしてレコード決着となったサッポロクラシックカップでは紅一点ながら4着に健闘。その実績とさまざまな経験を評価する。
ツーシャドーは1000メートルのアタックチャレンジで1分を切る好タイムをマークして勝利。リリーカップでは逃げてぴたりと追走してきた2頭が着外に沈む厳しい流れでも3着に粘って見せた。今回は初めての内回り1600メートルだが、短い直線が吉と出るか、それとも距離延長が凶と出るか。
エイシンヌプリは、フルールカップでは逃げ切ったスティールルージュに1頭だけゴール前迫って惜しくもクビ差2着。続くリリーカップは直線で伸びを欠いて3着のツーシャドーに1馬身差の4着。この馬も1200メートルまでしか経験がなく、距離延長で能力を発揮できるかどうか。
カーロデスティーノは内回り1500メートルの2歳オープンで2着。6馬身差をつけられたものの、勝ったリコーヴィクターが、その後サッポロクラシックカップをレコード勝ちしたことを思えば、その着差でもむしろ評価できる。
フルールカップ7着だったキテヤエヒメは距離延長に可能性を見いだせれば。
◎1コスモポポラリタ
○3ツーシャドー
▲8エイシンヌプリ
△7カーロデスティーノ
△2キテヤエヒメ
フローラルカップの出走表はこちら
マスターフェンサーは58キロを背負ってマーキュリーカップJpnIIIを連覇。しかも2着に2馬身差、3着ヒストリーメイカーにはさらに10馬身という決定的な差をつけての完勝。短距離戦では斤量差の影響が大きいが、長距離戦でも特にゆったり流れる地方の小回りなら、負担重量の差もそれほど影響はしない。今回はマーキュリーカップJpnIIIより相手が揃ったが、昨年も制している舞台で前走と同じ58キロなら崩れることはないのではないか。ただ、頭固定ではなくあくまで連軸で。
スワーヴアラミスは、エルムステークスGIIIでは先行2頭が直線を向いて失速したところを入れ替わるように抜け出した。道中はずっと追い通しながらしぶとく脚を伸ばした。今回、地方は初めてだが、マスターフェンサーと同じように地方の長距離に向くタイプと見る。
注目は船橋のミューチャリー。ダートグレードのタイトルがないとはいえ、ジャパンダートダービー3着のほか、古馬になってGI/JpnIで4着3回に5着2回。相手に恵まれればダートグレードも勝てそうだが、なぜかJpnIIIの出走は今回が初めて。近走でもGI/JpnIや南関東の重賞では57キロを背負ってレースをしていたところ、今回の54キロはかなり有利。デビューから一貫して御神本訓史騎手が手綱を撮ってきたが、今回は地元金沢の吉原寛人騎手に乗替るということでは、JBCクラシックを見据えての遠征なのだろう。
ダートの短距離でクラスを上げてきたヴェンジェンスだが、2年前の秋からは中距離の重賞やオープンで善戦。1年以上ぶりの実戦となったエルムステークスGIIIを叩いて(7着)臨む一戦だが、地方の小回りコースに対応できるかどうか。
ヒストリーメイカーは、マーキュリーカップJpnIIIではマスターフェンサーとは4キロ差があっての完敗。今回も連下争いまで。
プロキオンステークスGIIIを制したメイショウカズサはいかにも中央の軽いダートでというタイプ。コーナーを6回まわる小回りコースでどうだろう。
◎6マスターフェンサー
○4スワーヴアラミス
▲8ミューチャリー
△2ヴェンジェンス
△10ヒストリーメイカー
△7メイショウカズサ
白山大賞典の出走表はこちら

建依別賞を快勝して高知の全距離の重賞を制したスペルマロン。近年の高知の賞金アップもあって、高知移籍後に稼いだ賞金が8800万円余り。1億円の大台も見えてきた。今の高知古馬戦線は短距離のほうが層が厚い印象で、建依別賞よりも相手が軽くなっただけに、ここはよほどのことがなければ負けないのではないか。
クラウンシャインは、中央3勝クラスから大井を経由して転入。当初は最下級条件で足踏みしたものの、今年になってここまで9連勝。高知では初めての中距離だった2走前の四万十川特別を6馬身差で圧勝し、前走も4馬身差。9歳とはいえここにきて本領発揮と言えそう。中央での4勝も1700/1800メートル戦だっただけに、この距離も合っているのだろう。
グリードパルフェは一昨年南関東3歳時には東京ダービー4着、黒潮盃2着など、重賞戦線で活躍した逸材。今年4月の二十四万石賞ではスペルマロンの6着、2走前のエピカリス賞ではクラウンシャインに4馬身差の2着。◎○と互角に渡り合うにはもう一段階パワーアップが望まれる。
モルトベーネは高知の重賞では4着が最高という成績だが、今回のメンバーなら連下争いも。
マイル以上の距離でときに好走を見せるミサイルマンには穴馬券の期待。
◎11スペルマロン
○4クラウンシャイン
▲12グリードパルフェ
△10モルトベーネ
△5ミサイルマン
珊瑚冠賞の出走表はこちら
