メンバー中7頭が出走していたコスモバルク記念の再戦。そのコスモバルク記念は、ハナをとったリンノレジェンドをサトノグリッターが突いて、向正面では3番手以下を離しての逃げ。リンノレジェンドには息の入らない厳しい展開だった。さらにこの2頭に鈴をつけに行ったのがステージインパクトで、2コーナーを後方2番手でまわったが3コーナーあたりで一気にとらえにかかり、結果的に不利な役回りになってしまった。ゆえにこの2頭が巻き返すと見る。
リンノレジェンドは、そのコスモバルク記念が道営記念からプラス16キロ。今回は叩き2戦目で巻き返す。
ステージインパクトは2017年の道営記念を制しており、昨年は赤レンガ記念2着に、道営記念も2着。2000メートルへの距離延長もプラスと見る。
◎○とは対象的に、前走は展開がはまったのがドラゴンエアル。直線まで追い出しを我慢し、ぽっかり空いたラチ沿いを抜けてきた。さすがに9歳でもあり、前走のように恵まれた競馬ができるかどうか。
サトノグリッターは前走コスモバルク記念が中央から転入して10カ月ぶりの実戦。上積みは期待できる。
道営記念3着だったモズオトコマエも上位争いの候補。
◎3リンノレジェンド
○1ステージインパクト
▲4ドラゴンエアル
△6サトノグリッター
△8モズオトコマエ
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金沢デビューの3歳牝馬限定戦で未勝利馬もいるというメンバーで、唯一3歳A1勝ちがあるというドンナフォルテの実績が抜けている。1500メートル戦の持ちタイムを見ても、冬休み明けの3月以降、1分40秒を切るタイムで走っているのはこの馬だけ。能力上位は間違いない。
そのドンナフォルテを負かす可能性は、デビューから2連勝のハクサンアマゾネス。前走はスタートで出遅れ最後方からとなって、それでも徐々に位置取りを上げていって直線抜け出し余裕の完勝。とはいえ道中はほとんど追い通しで、馬もまだまじめに走っていない感じ。将来性を感じさせる。
ここまで2歳時に挙げた1勝のみだが、相手なりに好走を続け崩れることがないダンゼンユウリ、冬休み明け初戦の3歳A2戦を勝ったチョウマイモンらも相手候補。
未勝利だが、やはり相手なりに好走を続けているマロンブランドも侮れない存在。
◎1ドンナフォルテ
○11ハクサンアマゾネス
▲6ダンゼンユウリ
△5チョウマイモン
△7マロンブランド
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近年は少なくとも11頭以上で争われてきた北斗盃だが、10頭を切ったのは同じ7頭立てだった2004年に札幌1000メートルが舞台だったとき以来のこと。
そうした中で、鎌倉記念でクビ差まで迫って2着、北海道2歳優駿JpnIIIでも2着だったアベニンドリームの実績が断然。今シーズン初戦の前走では逃げたビービーガニアンを3/4馬身とらえきれなかったが、そこを使っての変わり身は期待できそう。
相手筆頭は牝馬のレッドカード。今シーズン初戦が水沢に遠征しての留守杯日高賞で、浦和・桜花賞4着だったボンボンショコラの逃げ切りを許したものの2馬身差の2着。3着には大差をつけ能力の高さを見せた。
アッカレッツァーレは中央未勝利からの転入で、古馬格付けされた初戦で2着。中央では芝のみの経験で、門別のダートを一度経験しての上積みがあれば上位に食い込むチャンスはありそう。
3歳になってのデビュー戦を制し、1戦1勝で臨んできたのがタイセイシャイニー。距離延長など克服しなければならない課題はいくつもあるが、素質を感じさせるレースぶりだった。
◎7アベニンドリーム
○2レッドカード
▲4アッカレッツァーレ
△1タイセイシャイニー
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地元馬では兵庫チャンピオンシップJpnIIを回避してこちらに回ったステラモナークが断然だが、南関東から3頭、北海道、名古屋から各1頭の計5頭が遠征馬。地元馬同士の争いだった菊水賞のような楽なレースにはならないかもしれない。
強敵は大井のテーオーブルベリー。東京2歳優駿牝馬2着に、浦和・桜花賞でも2着。これほどの実績馬がこの時期に、ダートグレードでもないのに他地区に遠征ということもめずらしい。前走東京プリンセス賞は10着に沈んだが、2番手につけて、圧倒的に強かったアクアリーブルに直後でつつかれる息の入らない厳しい流れだった。今回、逃げるのはおそらくステラモナークで、この距離ならそれほど厳しいペースにはならず、1番枠から2番手追走なら競り落とす可能性はあると見る。園田プリンセスカップ2着、さらにラブミーチャン記念を勝ったときの川原正一騎手が手綱を取るというのも心強い。
目下5連勝で重賞4連勝中のステラモナークは一戦ごとに力をつけている印象。関東オークスJpnIIに遠征するかどうかはわからないが、ここを勝ってグランダム・ジャパンのポイントでトップに立ちたいところ。
ジェネラルエリアは3歳になって名古屋の重賞を3戦して好走までだが、そのうちの2戦の勝ち馬が、東海ダービー最有力とされるニュータウンガール。2走前のスプリングカップでは1馬身半差で2着だったということでは、相応の能力が期待できそう。
バブルガムダンサーは2歳時に栄冠賞を勝って以来勝ち星がないものの、それでも門別や南関東の重賞で掲示板内を確保という実力。
北海道から遠征のルナクレアは今季初戦を使われ上積みが見込めそう。
今年も兵庫ではダントツリーディングの吉村智洋騎手が鞍上となる大井のヤマジュンサルサも侮れない。
園田で目下4連勝中のユウキラフェールだが、ここはいきなり強力なメンバー相手となるだけに見送る。
◎1テーオーブルベリー
○5ステラモナーク
▲6ジェネラルエリア
△10バブルガムダンサー
△11ルナクレア
△3ヤマジュンサルサ
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昨年秋に5連勝のあと、クインカップ2着、レディースカップ2着、そしてヒロインズカップで重賞初制覇と充実著しいアフロディーテに期待する。その後の3戦は差のある結果だが、ポプラ賞、スターライト特別は牡馬が相手。この5歳世代は、牝馬では別格のミスタカシマを例外とすれば、圧倒的に牡馬が強い。シーズン初戦の自己条件も差のある7着だったが、それが実力とは思えず、2戦目での上昇も見込める。
ナカゼンガキタは、ミスタカシマに次ぐ2番めの重量だったヒロインズカップは5着だったが、オープン下位のクラスで好走していたという実力。シーズン初戦を快勝し、今回はミスタカシマ以外の有力馬と同じ670キロなら負担重量面でも有利。
シンエイボブは昨年末から年明けにかけてA1級で苦戦が続いたが、シーズンをまたいでクラスが下がって2連勝。ここに来て調子を取り戻した。
メンバー中唯一オープン格付けのミスタカシマは他馬より20キロ以上重い690キロ。好調時ならこの重量差も問題にしなかっただろうが、昨シーズン終盤の調子落ちが気になる。
ヒロインズカップ3着のあとオープンのウインターカップで3着だったフェアリースズも能力は上位。
◎8アフロディーテ
○1ナカゼンガキタ
▲4シンエイボブ
△10ミスタカシマ
△5フェアリースズ
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