端枠は気になるが、重賞で4戦連続3着と堅実なインフィニティーを引き続き連軸として指名。常に障害を先頭か2番手で越えて、あとはどこまでという競馬だが、昨年も同じ760キロでこのレースを制しているだけに、今回もチャンスはあると見る。
今シーズンまだ重賞勝ちのないニュータカラコマだが、前走を快勝して復調気配。前走から10キロ増えるだけ、牡馬ではもっとも軽い760キロならそろそろこの馬の出番といえそうだ。
キサラキクは古馬重賞初挑戦となるが、4歳牝馬ゆえ歴戦の牡馬より30キロ以上軽い重量を生かしてどこまでやれるか。
ばんえい記念まで、重賞では常に重量に悩まされることになるフジダイビクトリーだが、牡馬との差が20キロ以内なら見せ場はあるのではないか。
ホクショウユウキは、ばんえいグランプリ以降の重賞が5着、4着、5着で、基礎重量が軽くなって別定の加増もないここなら上位を狙えそう。
オレノココロは10キロ加増の770キロがどうかだが、岩見沢記念も同じ状況で惜しい2着があった。ここ2戦の成績で人気を落とすなら、馬券的にはおもしろそう。
◎1インフィニティー
◯4ニュータカラコマ
▲8キサラキク
△5フジダイビクトリー
△6ホクショウユウキ
△2オレノココロ
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今年6月に笠松から転入したエーシンシャラクは、ここまで芝も含めて7戦2勝、2着3回と善戦続き。水沢では1300メートルと1400メートルのスプリント特別に出走して1、2着。メンバー的にも勝ち負けが期待できそう。
このレース連覇を狙うのがランドオウジ。ただ昨年はJBCスプリントチャレンジとして9月に盛岡1200メートルで行われていた。とはいえその後、まさにこの時期に水沢1400メートルで行われたスプリント特別を制しており、その後勝ち星から遠ざかっているとはいえ、水沢では常に掲示板を確保。ここでも当然上位争いが期待できる。
ワットロンクンは今シーズンA級の特別で3勝。大井から戻った昨年末以降、1600メートル以上の距離しか使われていないため、距離への適応が課題となりそう。
アカリロンドンは、中央から転入後水沢では3戦して1着2着があり、コース適性はありそう。ただ重賞初挑戦でもあり、このメンバーに入るとやや格下の感じは否めない。
判断に悩むのがエゴイスト。中央ではデビュー戦で芝を使われた(4着)だけで、2戦目以降は一貫して1200メートル以下のダートのみを使われた。そして門別で1戦(8着)ののちに転入し、盛岡ダートのスプリント特別では離れた5着だったものの、その後盛岡芝1000メートルの重賞で2連勝と、本当は芝に適性があったのでは?という成績。となるとダートに戻る今回は強くは推せないのだが。
◎4エーシンシャラク
◯6ランドオウジ
▲10ワットロンクン
△7アカリロンドン
△8エゴイスト
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この開催のA級戦では、1400m戦がこの周防灘賞、1800m戦が烏帽子岳特別として行われる。
ケージーヨシツネは、吉野ヶ里記念がエスワンプリンスから1秒差の5着、そして前走の雷山賞ではエスワンプリンスに3馬身差をつけて快勝と、すでに戦いのステージはひとつ上にある。中央から転入後、1400メートルのS2重賞4戦負けなしという成績だけに、ここも負けられないところ。
強敵となりそうなのは、兵庫から転入後7戦3勝、2着3回、3着1回というエーシンユリシーズ。前走は7馬身差の2着だったが、勝ったミスタージャックは5連勝中で、それがいずれも圧勝という馬。相手が悪かった。S2重賞は8月の池田湖賞以来だが、このメンバーなら実力は上位。
タイセイマスタングは中央準オープンから転入して2連勝と実力を見せたが、ここ2戦は案外な結果。復調を期待したいところ。
中央から転入初戦のヴァリアシオンは、休養から復帰しての今年は7着が最高という成績。ダートの経験も1戦のみで未知数なところが多いが、佐賀のダートが合えば実績的には勝負になる。
リッカアリュールは転入後6戦して1勝のみとはいえ、休養しての夏以降はマイネルパルフェ、上記タイセイマスタング、エスワンプリンスなどこのクラスの活躍馬と差のない競馬をしている。きっかけひとつで勝利の機会が巡ってきそう。
マイネルストラーノは、1年以上ぶりの実戦が中央からの転入初戦。どんなレースを見せるか。
◎10ケージーヨシツネ
◯9エーシンユリシーズ
▲5タイセイマスタング
△6ヴァリアシオン
△2リッカアリュール
△7マイネルストラーノ
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他地区からの遠征馬は高知からの2頭だけだが、重賞4勝のノゾミダイヤをはじめ充実のメンバーが揃った。
昨年中央から再転入したマヤノクレドは、9月の笠松・オータムカップを制覇するなど、充実ぶりがうかがえる。その後は白山大賞典JpnIIIでは中央上位独占の一角を崩す4着と好走。さすがに前走JBCクラシックJpnIは相手が厳しく11着という結果だったが、一線級に揉まれた経験は生きるはず。7歳とはいえ、ここにきて充実してきた。今年すでに108勝を挙げ、自身の年間最多勝記録更新中の若手の成長株、今井貴大騎手にも期待だ。
ノゾミダイヤはA1特別を2連勝中だが、ここのところ重賞ではなかなか勝ち切ることができず、重賞タイトルは今年1月の白銀争覇以降遠ざかっている。本来の力を発揮できれば、あっさり勝ってもおかしくはない。
クワイアーソウルは、中央1000万条件から転入して目下2連勝。今夏に重賞2勝を挙げているアップアンカーを前走で接戦の末退けているだけに、このメンバーでも当然上位争いが期待できる。
高知のリワードレブロンは近走ぱっとないものの、今年4月にはオグリキャップ記念を制して連覇を達成。地方同士なら上位を狙える力はある。
アップアンカーは、名港盃、くろゆり賞と連勝したが、そのあとはいまひとつの成績。巻き返しなるかどうか。
ベルラインは、2走前のA1特別でノゾミダイヤに1馬身半差の2着と好走し、前走はA2特別とはいえ2着に9馬身差の圧勝。実績馬が揃ったため印的には△の3番目になってしまったが怖い存在だ。
高知のもう1頭、ゴールドゼウスは、前走のA-1特別がマウンテンダイヤの3着なら重賞でも通用する可能性はある。
◎11マヤノクレド
◯5ノゾミダイヤ
▲2クワイアーソウル
△10リワードレブロン
△8アップアンカー
△6ベルライン
△12ゴールドゼウス
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メジャーリーガーは、芝のジュニアグランプリでの3着はあるものの、ここまで5戦4勝。前走若駒賞は、4コーナーで先頭に立って押し切るという強い競馬。サプライズハッピーに1馬身差に迫られたが、交わされる感じはまったくなかった。今回は北海道勢との力関係がカギとなりそうだが、重賞で勝ち負けというレベルの馬がいないだけに、ここは地元の意地を見せたいところ。
北海道勢では、フレッシュチャレンジの2着を含めて4戦3連対のアンビリーバボーが実力上位と見る。ここまで1200メートルのみしか使われていないが、距離をこなせば怖い存在だ。
ソロフライトは、10番人気でジュニアグランプリを制し、デビューから芝で2連勝。初めてのダートがどうかだが、ここでもあっと言わせる場面はあるかもしれない。
タッチワールドは、前走盛岡の知床賞5着は案外だったが、門別の2歳オープンで3着があり、重賞のサンライズカップでも一線級に揉まれてきたという経験は侮れない。
北海道のもう1頭、ギガビームは一般の未勝利戦を勝ったのみだが、勝ち切れないレースも多く3着以内が4回。デビューから1600、1700メートルを使われてきているだけに、ここでも上位争いにはからんできそう。
◎1メジャーリーガー
◯5アンビリーバボー
▲3ソロフライト
△7タッチワールド
△4ギガビーム
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