他地区からの遠征馬は高知からの2頭だけだが、重賞4勝のノゾミダイヤをはじめ充実のメンバーが揃った。
昨年中央から再転入したマヤノクレドは、9月の笠松・オータムカップを制覇するなど、充実ぶりがうかがえる。その後は白山大賞典JpnIIIでは中央上位独占の一角を崩す4着と好走。さすがに前走JBCクラシックJpnIは相手が厳しく11着という結果だったが、一線級に揉まれた経験は生きるはず。7歳とはいえ、ここにきて充実してきた。今年すでに108勝を挙げ、自身の年間最多勝記録更新中の若手の成長株、今井貴大騎手にも期待だ。
ノゾミダイヤはA1特別を2連勝中だが、ここのところ重賞ではなかなか勝ち切ることができず、重賞タイトルは今年1月の白銀争覇以降遠ざかっている。本来の力を発揮できれば、あっさり勝ってもおかしくはない。
クワイアーソウルは、中央1000万条件から転入して目下2連勝。今夏に重賞2勝を挙げているアップアンカーを前走で接戦の末退けているだけに、このメンバーでも当然上位争いが期待できる。
高知のリワードレブロンは近走ぱっとないものの、今年4月にはオグリキャップ記念を制して連覇を達成。地方同士なら上位を狙える力はある。
アップアンカーは、名港盃、くろゆり賞と連勝したが、そのあとはいまひとつの成績。巻き返しなるかどうか。
ベルラインは、2走前のA1特別でノゾミダイヤに1馬身半差の2着と好走し、前走はA2特別とはいえ2着に9馬身差の圧勝。実績馬が揃ったため印的には△の3番目になってしまったが怖い存在だ。
高知のもう1頭、ゴールドゼウスは、前走のA-1特別がマウンテンダイヤの3着なら重賞でも通用する可能性はある。
◎11マヤノクレド
◯5ノゾミダイヤ
▲2クワイアーソウル
△10リワードレブロン
△8アップアンカー
△6ベルライン
△12ゴールドゼウス
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