エプソムアーロンは、交流重賞の黒船賞以外地元高知ではいまだ負け知らず。衰えも見られず、恐ろしい11歳馬だ。ただ今回は元中央オープン馬などもいて、これまでのように楽な競馬にはならないかもしれない。
建依別賞ではスタートからゴールまでエプソムアーロンと一騎打ちを演じたのがマウンテンダイヤ。早めにエプソムアーロンに前に出られたものの、直線でも離されずに3/4馬身差で食い下がった。展開やきっかけひとつで逆転の可能性もある。
メイショウツチヤマは、中央オープンから転入してC級で5連勝中。中央では2年ほども掲示板に載れなかったが、それでもダート1200メートル戦で勝ち馬から1秒ほどの差では走っている。相手は楽ではないが、いきなりの重賞制覇があっても驚けない。
スタートレイルは重賞初挑戦となった珊瑚冠賞で、逃げたマウンテンダイヤに迫ってアタマ差の2着という実績。
ここまで4頭は甲乙つけがたい。新興勢力のメイショウツチヤマ、スタートレイルは、この結果次第では、高知の中心的存在となる可能性はある。
ルタドールは、珊瑚冠賞でやや離されての3着。上記4頭の争いに食い込めるかどうか。
◎7エプソムアーロン
◯1マウンテンダイヤ
▲4メイショウツチヤマ
△6スタートレイル
△5ルタドール
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ハンデ差が上下40キロあり、オープン格付けで他馬より20キロ以上重いトップハンデがキサラキク。同世代の牝馬同士でのこの重量差はさすがに厳しいように思う。先週のばんえい菊花賞では、そのような重量差のセンゴクエースが勝ったが、キサラキクの実力がそれほど抜けているとも思えない。
そこで本命は、メンバー中7頭いる、キサラキクより30キロ軽い690キロの1頭、フェアリードール。ばんえいオークス2着で、さらに前哨戦の紅バラ賞でもキサラキクに先着しての2着。勝ったセンショウレディーは、当時10キロ軽かったのが、今回は同重量となった。さらにここ6走連続で3着以内と好調だ。
相手には、紅バラ賞でそれほど差のない4着だったツルマキイチバン。勝つのはこの2頭のどちらかと見る。
トップハンデでも、実績断然のキサラキクも外せない。ただしこのハンデ差では勝ちきるまでは難しそう。
柏林賞で最低人気ながら2着に好走したアアモンドセブン、銀河賞3着があるセンゴクイチらも重賞となれば侮れない。
アサヒメイゲツは重賞での馬券絡みがないとはいえ、ここまでの重賞7戦で掲示板が6回と崩れることがないのは評価できる。
今回のメンバー中5頭が出走していた端野峠特別でフェアリードールの2着だったキクノカンターレも押さえておきたい。
◎3フェアリードール
◯6ツルマキイチバン
▲4キサラキク
△5アアモンドセブン
△7センゴクイチ
△2アサヒメイゲツ
△10キクノカンターレ
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JBCスプリントにも登録があったラブバレットが無理せず地元戦を使ってきた。さきたま杯JpnII4着は4コーナーではあわや勝ったかというレースで、岩鷲賞はナムラタイタンの2着に負けたものの、クラスターカップJpnIIIではぴたりと好位を追走し、勝ち馬からは離されたものの3着に粘った。マイル戦は今シーズン初めてだが、1400メートルでの実績があれば対応できると見る。
ナムラタイタンは、水沢の岩鷲賞でラブバレットを競り落とした。今回マイル戦ならなおラブバレットよりアドバンテージはあるが、南部杯JpnIでの大敗が気になるため対抗まで。
昨年はJBCクラシックチャレンジとして、9月に2000メートルで行われたこのレースを制したのがコミュニティ。ダートグレード以外では常に上位争いだが、今回は相手が強力だ。
北海道から遠征のニシノファイターは、前走瑞穂賞では逃げたものの直線失速。マイル戦に実績はないが、楽に単騎で逃げられればあっと言わせる可能性はある。
3歳時には二冠を制したライズラインだが、その後はマイルの重賞を2勝したのみ。ナムラタイタン相手には分が悪いが、シアンモア記念での圧勝があるだけに、このメンバーでも上位争いの力はある。
3連勝中のエアカーネリアンだが、このメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎4ラブバレット
◯5ナムラタイタン
▲3コミュニティ
△2ニシノファイター
△12ライズライン
△6エアカーネリアン
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今開催のA級戦は、1800メートル戦がこのS2重賞の韓国岳賞、1400メートル戦が翌8日の小岱山特別として行われる。キョウワカイザー、アルフェロア、プロフェッサーがA2級からの格上挑戦で、7頭立ての少頭数での争いとなった。
玄界灘賞を3/4馬身差で1、2着を争ったマイネルパルフェとジェットヴォイスの2頭の実力が抜けている感じ。特にマイネルパルフェは、吉野ヶ里記念2着、九州大賞典4着と、S1重賞でも勝ち負けを争える実力だけに、ここのメンバーなら負けられないところ。
ジェットヴォイスはもう2年近く勝ち星から遠ざかっているが、それでもここ5走はいずれも掲示板内に好走。前走玄界灘賞は、3コーナー手前で内から先頭に立ち、結局最後はマイネルパルフェに交わされたものの、勝ったかと思わせるレースだった。乗替り初騎乗となる兒島真二騎手がどんな作戦でくるかにも注目だ。
休養明け2戦目の五ケ瀬川賞を逃げ切ったキョウワカイザーはこのクラスに入っても十分通用しそう。
その五ケ瀬川賞では差のある3着だったアルフェロアはどこまで差を詰められるか。
◎7マイネルパルフェ
◯2ジェットヴォイス
▲3キョウワカイザー
△5アルフェロア
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タイニーダンサーはこれまで一度も逃げたことがなく、エーデルワイス賞JpnIIIでも中団のラチ沿い追走から、直線で外に持ち出して前をとらえるという大人びたレースを見せた。サウスヴィグラス産駒でありながら、距離が伸びてさらに力を発揮すると見る。
エネスクは、前半ハイペースとなったプラタナス賞を後方から追い込み、ゴール前の接戦を制してレコード勝ち。右回りもデビュー戦の札幌で経験しているだけに、門別でも力を発揮しそう。
タービランスは、門別では負けなしの4戦4勝。前走のサンライズカップは、延期になった影響があったのかどうか、2走前のウィナーズチャレンジからプラス18キロでも、直線競り合いとなったスティールキングをゴール前であっさり突き放した。デビュー戦、そして2走前のウィナーズチャレンジで2着に負かしたトロヴァオが、大井移籍初戦のハイセイコー記念を快勝していることからも、この馬の能力の高さがうかがえる。
新馬戦は3着だったキョウエイギアだが、同じ阪神ダート1800メートルが舞台となった2戦目は一変、直線で後続を寄せ付けず強いレースを見せた。さらなる変わり身があればここでもという可能性はある。
ナンヨーファミユは、デビューからの2戦は勝てなかったが、距離を1800メートルに伸ばしての未勝利戦が圧勝だった。そしてプラタナス賞ではエネスクにクビ差と迫って2着。むしろこの距離でという可能性はある。
ジャーニーマンは、サンライズカップこそ3着だったが、直線の伸びは見どころがあった。
◎8タイニーダンサー
○9エネスク
▲7タービランス
△5キョウエイギア
△2ナンヨーファミユ
△6ジャーニーマン
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