この開催では、A1・A2の混合で、1800メートル戦がこの池田湖賞、そして1400メートル戦の尾鈴山賞が翌日に組まれているが、ともに5頭立てという少頭数での争いになった。
エーシンユリシーズは、兵庫から転入後2、1、1着。特に前走カンナ賞は4番手から向正面でひとまくり。3コーナーで先頭に立つと、あとは後続を寄せ付けずという一方的なレースぶりだった。転入後は1400メートル戦しか使われていないが、兵庫では1700メートルのA1特別で勝ち負けをしていたという実力なら、このメンバーでは力が抜けている。
ジェットヴォイスは、2013年12月以降勝ち星から遠ざかっていて、近走でも勝ち馬から1秒以上の差をつけられての敗戦続き。しとはいえ、中島記念、九州大賞典、吉野ヶ里記念などS1の重賞に出走した経験がある。かつては中距離を中心に使われており、逃げ馬もいないことから、5頭一団で進んで、あっと言わせる場面を期待したい。
大村湾賞で3着のホーマンベルウィン、4着のシゲルケンシンは、ともに距離延長がどうか。中央時代に中距離を中心に使われていたホーマンベルウィンを上にとった。
◎3エーシンユリシーズ
◯5ジェットヴォイス
▲1ホーマンベルウィン
△2シゲルケンシン
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スーパーフレッシュチャレンジで衝撃的なレースを見せたライゾマティクスが2戦目でどんなレースを見せてくれるか。そのデビュー戦は、3コーナーから後続勢が追走一杯になるところ、ライゾマティクスはほとんど持ったままで差を広げ、2着馬に2秒8という大差をつけた。タイム的には、キーパンチャーが勝った7月14日のウィナーズチャレンジをコンマ1秒上回ってというものだが、ほとんど追われずに出したタイムだけに、能力の違いは歴然だ。
相手には、そのウィナーズチャレンジで1、2着のキーパンチャーか、ストレートアップかだが、ストレートアップのほうはスタートでダッシュがつかなかった上に、1コーナーと4コーナーで外に膨れ気味になって位置取りを下げるなど、2歳馬らしいというか、レースぶりがまだまだ子供。レースに集中できれば能力は高そう。
対照的にキーパンチャーは、中団からの競馬でも3〜4コーナーから手ごたえ十分に先頭に立って直線突き放すという優等生的な競馬をしていた。
アタックチャレンジとオープンで2勝を挙げているミスミランダーは、ここまでの4戦がすべて1200メートル。今回は距離が延びてどうか。
◎5ライゾマティクス
○2ストレートアップ
▲8キーパンチャー
△3ミスミランダー
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トライアルのかきつばた賞で1、2着だったモズ、ヒラボクビクトリーがここでも中心と見る。そのかきつばた賞では、逃げたモズに対して、中団よりうしろからの追走となったヒラボクビクトリーが3コーナーで並びかけた。しかし直線を向いて再びモズが前に出てそのまま振り切った。うしろからマークされながらも直線でもうひと脚使っているモズの底力に期待。前走みちのく大賞典はコミュニティに10馬身差をつけられての2着だったが、むしろそこを使われたことで、今回はさらに上向きと見る。
中央準オープンから船橋を経由して転入したヒラボクビクトリーは、水沢のダートでは2秒以上の大差をつけられての敗戦ばかりだが、盛岡の芝では一変。まさに芝専用だ。かきつばた賞ではモズに振り切られたが、この距離なら展開次第で逆転の目はある。
芝専用といえばオールマイウェイも。昨年はかきつばた賞を制して、せきれい賞は大井のカリバーンが強い競馬をしたこともあって3着。その後骨折による長期休養があり、復帰した今シーズンはダートで2戦惨敗だが、調教代わりと考えれば、待望の芝で実力発揮ということは考えられる。
3歳のレジェンドロックも芝でこそ。前走オパールカップは南関東からの遠征馬に先着されての3着だったが、そのときの走破タイムは、ヒラボクビクトリーのOROターフ特別の勝ちタイムより速いもの。古馬との2キロ差を生かせば、あっと言わせる場面はあるかもしれない。
かきつばた賞3、4着のイグゼキュティヴ、ユウキソルジャーも、ともに中央では芝を中心に使われていただけに、一発の可能性は秘めている。
◎4モズ
◯5ヒラボクビクトリー
▲8オールマイウェイ
△3レジェンドロック
△12ユウキソルジャー
△1イグゼキュティヴ
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登録の段階では15頭もの馬名が並んでいたものの、フタを開けてみれば7頭立ての少頭数。
このメンバーならランドオウジが断然だ。今シーズンは1000メートルのスプリント特別で挙げた1勝のみだが、盛岡ダートのあすなろ賞ではコミュニティに僅差の3着があり、早池峰賞でも4着。その後も勝ちきれていないとはいえ勝ち馬との差はわずか。連覇のチャンスだ。
相手筆頭にはアフリカンハンター。対ランドオウジではやや分が悪かったが、早池峰賞では4着ランドオウジに1馬身先着しての3着。そして前走岩鷲賞は3着だが、勝ったのがあのナムラタイタンで、2着がさきたま杯JpnIIであわやの場面があって4着と好走したラブバレット。レベルの高い相手と戦ってきているだけに、逆転の可能性も十分。
船橋から転入初戦となるヴェリイブライトは、南関東B1で好走していた力なら、このメンバーに入ってもヒケをとらない。
エアラギオールは、中央1000万から転入して6戦目となった前走の文月特別で初めての好走とも言える2着。前走に続いての盛岡1600メートル戦で、さらに調子を上げていれば上位食い込みも。
◎6ランドオウジ
◯2アフリカンハンター
▲3ヴェリイブライト
△1エアラギオール
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あらためて言うまでもなく、北海優駿でのオヤコダカの落馬は残念だった。三冠の距離体系が変わった最初の年にと思うとなおのこと。前走、古馬の一線級に挑戦した星雲賞は、着順こそ4着だったものの、重賞実績のある上位3着までの馬たちとゴール前まで互角に渡り合った。3歳同士なら、普通に走ってくれば負けることはないだろう。
北海優駿で一番うまく乗ったと思うのがタイムビヨンド。あまりペースが上がらない展開で後方を追走し、3〜4コーナーではラチ沿いの最短距離を通って位置取りを上げ、直線では勝ち馬を交わすかという場面もあった。うまく乗っただけでなく中距離での実力も確か。中団よりうしろからまくってくる脚質は、今回あらためてオヤコダカに勝負を挑む馬がいて早め早めの展開になればさらに有利だ。
アルランピードの北海優駿は、オヤコダカの落馬によって、さてどれが逃げるのだろうという譲りあう形での3番手追走から流れに乗れない感じでの5着。その後の3連勝でどれだけ力をつけているか。
北海優駿をうまくマイペースに持ち込んで逃げ切ったフジノサムライだが、ジャパンダートダービーに遠征してという反動を考えると、今回はあまり強くは推せない。
フライガイザーは中央未勝利から転入して2連勝。中央のダートでは1600〜1800メートルを使われていたものの、門別での連勝は1200メートル戦で、しかも下級条件でのもの。さて、どのあたりに距離適性があるのかということでは未知数な部分はある。
◎1オヤコダカ
○10タイムビヨンド
▲2アルランピード
△5フジノサムライ
△6フライガイザー
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