
内回りコースの完成で、旭川で行われていた当時と同じ1600メートルに戻った星雲賞。
シーズンをまたいで7連勝中のウルトラカイザーに、グランプリブラッド、キタノイットウセイの3頭が3度目の対戦(ウルトラカイザーとキタノイットウセイは4度目)。今シーズン、コスモバルク記念が半馬身、半馬身、赤レンガ記念がクビ、ハナという差で、ともに勝ったのはウルトラカイザーだが、2着3着は2頭が着順を入れ替えてという結果。着差はわずかだが、レースぶりとしてはウルトラカイザーの横綱相撲。連勝を伸ばす可能性は高いと見る。
グランプリブラッドは、常にウルトラカイザーのうしろから差を詰めてというレースぶり。赤レンガ記念で先着されたが、キタノイットウセイよりも実力は上と見る。
注目は3歳のオヤコダカ。北斗盃を圧勝し、断然人気となった北海優駿ではスタートのときに躓いてまさかの落馬。北斗盃と北海優駿の間に出走した、A1特別(1800m)で6馬身差の圧勝と、古馬の上位クラスを問題にしなかった。今回は初めの古馬重賞挑戦。さすがにウルトラカイザーは強いが、このメンバー相手にどこまでやれるか、今回は試金石となりそう。
中央準オープンから転入初戦のハスラー(初戦となるはずだった6月25日のレースは濃霧で中止)、大井から戻っての2戦目となるピエールタイガーらも上位に食い込む力はある。
◎11ウルトラカイザー
◯7グランプリブラッド
▲10キタノイットウセイ
△8オヤコダカ
△12ハスラー
△3ピエールタイガー
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東海ダービー勝ち馬に、兵庫ダービー2〜5着馬がいるという遠征馬が6頭。そして北日本新聞杯1、2、4着馬をはじめ地元金沢勢も6頭。いわゆる"ダービー"が行われていない金沢で、"再戦ダービー"とでもいうようなメンバーとなった。
本命はやはりコパノジョージ。菊水賞ではインディウムを2馬身差まで追い詰め、兵庫チャンピオンシップJpnIIではインディウムに先着して地方最先着の4着。兵庫ダービーでは差をつけられてしまったが、インディウムがジャパンダートダービーJpnI出走とあっては負けられない一戦。田中学騎手が療養中につき、手綱を託された吉村智洋騎手がどんなレースを見せるか。
迎え撃つ地元勢の筆頭はエムティサラ。2歳時に金沢プリンセスカップを制したあと低迷していたが、それ以来半年ぶりの勝利から3連勝で北日本新聞杯を制した。それ以上に、前走古馬A-2特別で2着争いの一線の4着は価値がある。
ライブザドリームは3歳5月という遅いデビューから4連勝。いずれも一方的なレースぶりで2着に1秒以上の差。今回はいきなりの相手強化でどこまでやれるか注目の1頭。
東海勢では、東海ダービーには不出走だったルックスグーを評価。勝ち切れないレースが続いているが、新緑賞でミトノレオとの接戦でハナ差の2着など、重賞級の力はある。
ナニスンネンは兵庫ダービーでコパノジョージに1馬身差と迫って3着。続く前走の条件交流でも2着に好走。園田では3着以内を外していない安定感がある。
北日本新聞杯2着のベニバナオンリーも6戦連続連対中と、ここにきて力をつけている。
東海ダービー馬バズーカは、その一戦だけ名古屋に在籍して、今回は兵庫に戻っての遠征。ただその東海ダービーは、この馬以外はすべて牝馬で、2着だったツリーハウスが7月1日のクイーンカップで5着に敗れている。もともと菊水賞では2着のコパノジョージから5馬身以上離されており、東海ダービーのレベルにはちょっと疑問。
◎8コパノジョージ
○5エムティサラ
▲12ライブザドリーム
△2ルックスグー
△6ナニスンネン
△11ベニバナオンリー
△4バズーカ
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9頭立てだが、クラスターカップJpnIIIのトライアルとなるここに思わぬ好メンバーが揃った。
ラブバレットの前走さきたま杯JpnIIは、4コーナーで勝ち馬ノーザンリバーと並ぶところがあって、あわやと思わせるレース。結果4着だったが、2着争いの3頭はほとんど差がなかった。短距離路線で昨年3歳時とは一変という充実ぶり。クラスターカップJpnIIIで中央勢との対戦を控えるここは、ナムラタイタンが相手といえども負けられない。
ナムラタイタンは赤松杯の後、脚部不安があって3カ月ぶりの復帰戦。1400メートル戦は岩手移籍後では初めてとなるが、もともと中央時代はもっとも得意としていた距離。コーナーを4つ回る1400メートル戦ならおそらくハイペースになることもなく、楽に追走できるはず。あとはどこまで仕上がっているか。
昨年3歳時に岩手ダービーダイヤモンドカップ、不来方賞の二冠を制したのがライズライン。赤松杯ではナムラタイタンの3着だったが、そのナムラタイタンが不在となったシアンモア記念で4歳になっての重賞初制覇。前走早池峰賞(2着)で2歳時以来久々の1200メートルを経験しているだけに、このメンバーでも恥ずかしいレースはしないはず。
早池峰賞でライズラインに1馬身差3着だったアフリカンハンター、中央準オープンから転入初戦のテイクエイムらも上位を食い込みを狙う。
◎2ラブバレット
◯3ナムラタイタン
▲1ライズライン
△6アフリカンハンター
△7テイクエイム
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佐賀のB級馬による1750メートルのS2重賞。1400メートル戦のB級特別としては、翌日にラベンダー特別が組まれている。
ウインサーガは中央からの転入初戦となった開聞岳賞では、ハナ、クビという接戦となって惜しくもリリーの2着。前開催に組まれたなでしこ特別は九州ダービー栄城賞の覇者キングプライドの力が抜けていて8馬身差をつけられての2着だった。転入3戦目の今回は、これといった強敵不在となり勝機と見ていいだろう。
リリーの開聞岳賞は、とりあえずS2重賞ではあるものの岩永千明騎手の重賞初勝利だった。そこから一開催空けての今回、最内枠からマイペースの逃げに持ち込めれば再びチャンスはありそうだ。ただマークはきつくなるだろう。
変わり身に期待が名古屋から転入2戦目のマイネルハーシェル。前走向暑特別はスタートでタイミングが合わず後方からとなって追走に一杯。直線ではバテた馬を交わしただけという結果だった。好位追走から一発があればこの馬。
ウメの前走なでしこ特別は、キングプライドの直後を3番手で追走し、向正面で勝負に行ったものの逆に突き放されてしまった。それでも最後までそれほどバテずに3着に粘ったレースは評価できる。楽なペースで追走できればチャンスはある。
◎4ウインサーガ
◯1リリー
▲5マイネルハーシェル
△3ウメ
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ツリーハウスは北海道から岩手を経由して笠松に転入。東海地区では12戦して連対を外したのはJRAとの条件交流との一度だけ。しかも2度めの条件交流ではJRA勢上位独占を許さず2着に食い込んでいる。近走の充実ぶりには目をみはるものがあり、東海ダービーで2着と好走し、前走では古馬B2級を快勝。牝馬同士のこのメンバーなら実績断然だ。
ミトノレオは東海ダービーでツリーハウスにクビ差の3着。すでに重賞は笠松の新緑賞を制しており、水沢に遠征した留守杯日高賞でも2着。経験値はこちらのほうが高いだけに、逆転の可能性も。
ルーヴルヴォイスも近走の充実ぶりがうかがえる1頭。3走前の小瀬特別ではツリーハウスにコンマ3秒差の3着があり、続くJRAとの条件交流でも2着に食い込んだ。前走、強敵不在の巌立峡特別を快勝。ここでも上位争いに食い込む実力はある。
近走でルーヴルヴォイスと互角の勝負をしているナナミ、東海ダービー4着などたびたび重賞で上位にからんでいるメモリードルマン、2歳時にライデンリーダー記念を制したマルヨバナーヌらも、展開ひとつで出番がありそう。
◎8ツリーハウス
◯7ミトノレオ
▲2ルーヴルヴォイス
△3ナナミ
△1メモリードルマン
△4マルヨバナーヌ
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