
昨年から牝馬限定戦となったブリーダーズゴールドカップJpnIIIの前哨戦であり、グランダム・ジャパン古馬シーズンの第2戦。地方全国交流ではあるものの、今年も地元同士の争いとなった。
サンバビーンは、ヒダカソウカップでは逃げたもののうしろから突かれ直線で苦しくなって4着。とはいえ今年2月には中央準オープンを勝った実績。転入2戦目の慣れと上積みで、今度こそは結果を期待したいところ。
ヒダカソウカップでサンバビーンをぴたりとマークしたのが3歳のジュエルクイーン。相手にプレッシャーをかけて競り落としたまではよかったが、直後でマークしていた同じ3歳のルージュロワイヤルとの追い比べにクビ差屈する形で2着。北海優駿(3着)で2000メートルを経験しているのはプラス材料。
スターライラックは、ヒダカソウカップでは前2頭から離されての3着だったが、前走1800メートルのA1A2特別で重賞常連のニシノファイターら牡馬を相手に2着は評価できる。
ヒダカソウカップを制したルージュロワイヤルは、漁夫の利的なところもあり、さらに今回は初めての1800メートルだけに狙いを下げた。ヒダカソウカップで52キロだった3歳馬が、今回は54キロというもの懸念材料。
3歳の今年6月にデビューして下級条件で3連勝というアメリデラックスは、いきなりこのメンバーに入って、さらに距離延長でどこまでやれるか。
ハッピーメイカーは、ヒダカソウカップは5着だったが、昨年のノースクイーンカップでハナ差2着という実績。
◎3サンバビーン
○10ジュエルクイーン
▲8スターライラック
△1ルージュロワイヤル
△11アメリデラックス
△13ハッピーメイカー
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メイショウコロンボは、兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIから休養を挟んで名古屋大賞典JpnIIIと連勝。かきつばた記念JpnIIIは3着だったが、ダート短距離のスペシャリストが相手ではさすがに厳しかった。休み休み使われながら、一昨年の11月以降では、スタートで躓いての落馬と平安ステークスGIIIでの9着以外はすべて3着以内と堅実な成績。左回りも中京や東京のダートで勝ち星があり、頭固定とまではいえないものの、連軸としては堅そうだ。
テイエムダイパワーは、芝では勝ち切れないレースが多かったが、ダートに転向初戦の1000万条件を勝ち、準オープンも3戦目で制した。左回りがまったくの初めてというのは気になるところだが、2番枠に入っただけに、メイショウコロンボを制してハナを切ってという展開も考えられる。54キロという斤量も有利だ。 一昨年のこのレース以来2年ぶりの勝利を狙うのがソリタリーキング。メイショウコロンボが55キロで、それ以外はすべて54キロのところ、この馬だけ別定58キロはいかにも厳しいが、2走前のブリリアントステークスではトップハンデ57.5キロながらクビ差2着があった。8歳でも上位を狙える力はある。
タイムズアローは中央のダートオープンで2度2着があり、前走船橋への転入初戦を快勝。中央時代からの落ち込みもなく、4カ月ぶりを叩いての上積みがあれば、上位争いにからんでくる可能性も十分。
トウシンイーグルはダイオライト記念JpnIIで2着だったが、メンバーと展開に恵まれた感。ここも連下争いまで。
昨年の東京記念でサミットストーンを負かしたユーロビートだが、その後はやや落ち込んだ。しかしここ2戦の大井記念2着、帝王賞JpnI4着で上昇傾向。引き続き吉原騎手でという期待はできる。
◎6メイショウコロンボ
○2テイエムダイパワー
▲7ソリタリーキング
△13タイムズアロー
△1トウシンイーグル
△14ユーロビート
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北陸・東海・近畿地区の交流だが、残念ながら笠松と金沢からの出走はなく、地元名古屋8頭、兵庫からの遠征4頭という争い。
過去10年ずっと名古屋所属馬が勝っているように今年も名古屋勢が強そう。で、中心には、おそらく人気の中心にもなるであろうノゾミダイヤ。重賞は今年1月の白銀争覇以降勝ちきれていないが、明らかに距離が長かったオグリキャップ記念(4着)のほかも、梅見月杯はサイモンロードの2着、サマーカップはタガノジンガロの2着と、勝った馬はいずれも全国レベルの活躍馬。今回、そのレベルの実績を残しているのはエーシンクリアーくらいで、舞台が地元名古屋であれば敗けるわけにはいかない。
アップアンカーは、ノゾミダイヤとはこれまで4度対戦して一度も先着できず。とはいえ前走ルビーオープンは3~4コーナーから馬体を併せてびっしり叩き合ってクビ差の2着。昨年秋に中央から転入して以来、15戦12連対。2着を外したときも3着2回4着1回と崩れたことがない。逆転できるチャンスはありそう。今回、重賞初挑戦でどこまで。
兵庫の実績上位はエーシンクリアー。遠征競馬でも、一昨年3歳時には笠松の岐阜金賞を制し、昨年3月には佐賀のはがくれ大賞典を制した。しかし名古屋コースは梅見月杯で2度経験していて、昨年が3着で今年が4着で、いずれも差をつけられての敗戦と、必ずしも相性はよくない。今回、笠松の東川公則騎手に乗替ってということでは、コースを良く知っているだけに、見せ場以上もあるかもしれない。
ここまで3頭の争いとなりそうだが、ほかで上位に食い込む可能性があれば、昨年12月から地元園田のA1特別を3勝しているサウスウインド、前走中央から転入2戦目を圧勝のマヤノクレド。
◎5ノゾミダイヤ
◯6アップアンカー
▲7エーシンクリアー
△11サウスウインド
△12マヤノクレド
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本来ならサクラシャイニーが出てくるのだろうが、当初から予定していた20日の船橋・習志野きらっとスプリントに遠征することもあっての7頭立て。
エプソムアーロンは、JpnIIIの黒船賞を除けば高知ではいまだ負け知らず。前走遠征した園田FCスプリントは4着だったが、820メートル戦のスタートで後手を踏んでは、さすがに勝負にならなかった。福永洋一記念での8馬身差の圧勝はすでに昨年のことだが、その後1年以上の休養があっての11歳でも、レースぶりから衰えは感じられない。
マウンテンダイヤの今年は、黒潮スプリンターズカップ、二十四万石賞と重賞2勝。ここ半年ほどで先着を許しているサクラシャイニーやバーチャルトラックが不在となったが、今回はエプソムアーロンという強敵が立ちはだかる。週が明けて21日から金沢で期間限定騎乗を始める岡村卓弥騎手にとっては、ここを勝って金沢に向かいたいところだろう。
ファイアーフロートは、昨年はこのレースから建依別賞、珊瑚冠賞と連勝したが、今年はA-1特別で1勝を挙げたのみという成績。7頭立てだが、◎◯は手強い。
メイショウパーシーは南関東のB級で頭打ちとなっての転入で、高知初戦となった前走はナムラハンターに1馬身半差の2着。今回は転入2戦目での上積みと、オオミカミの主戦でもある宮川実騎手がこちらに乗ってくるということでも期待。
◎3エプソムアーロン
◯4マウンテンダイヤ
▲5ファイアーフロート
△2メイショウパーシー
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ナリタメロディは、中央では芝で1勝のみで転入し、岩手ではB1級で4戦3勝、2着1回とまだ底を見せていない。転入初戦だった5月17日、盛岡ダート1600メートルのB1級二組戦の勝ちタイムが稍重で1分38秒9。その1週前に行われた同じ盛岡ダート1600メートルのシアンモア記念の勝ちタイムが良馬場で1分39秒2。馬場状態の違いがあるとはいえ、ほとんど同じタイムで走っている。牝馬同士のこのメンバーならいきなり重賞でも通用すると見る。あとは初めての1800メートルをこなせるかどうか。
このレース連覇がかかるのがコウギョウデジタル。昨年はJBCレディスクラシックの地元トライアル、OROカップディスタフも制しており、実績では最上位。とはいえ今季3戦して、いずれも牡馬が相手とはいえ、差をつけられての敗戦続き。昨年の調子にあるかどうかやや疑問があっての対抗評価。
コスモリボンは、昨年末にはA級二組特別で2着があり、冬季休催明けはC2級に降格となって、目下のところC2〜C1で9戦6勝、2着3回。C級では1300、1400メートル戦しか使われていないが、もともと中央時代はダート1700、1800メートル戦で結果を残していた。この距離で、という可能性はある。
3歳のヴァイキングは前走水沢のウイナーカップでスペクトルの2着。53キロの軽量なら上位食い込みも。
中央から転入初戦のミラクルルージュ、B1級のマイル戦で好走を続けるスパンコールらはどこまで迫れるか。
◎5ナリタメロディ
◯6コウギョウデジタル
▲2コスモリボン
△7ヴァイキング
△9ミラクルルージュ
△11スパンコール
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