岩手の2歳重賞では、8月15日に芝の若鮎賞が行われたが、ダートでは最初の重賞。その若鮎賞からは2頭が出走してきたものの、ちょっと寂しい6頭立てとなった。
チャイヨーはここまで4戦して水沢で2勝し、盛岡では2着2回。若鮎賞2着のサプライズハッピーとは2度対戦して、盛岡では負けたものの水沢で勝利。またボーンインタイムとも2度対戦して、同じく盛岡では2着に負けたものの水沢のフューチャーステップで勝利。水沢のダートで力を発揮する。
芝の若鮎賞では惜しくもアタマ差で2着だったサプライズハッピーは、その前走の水沢戦では早目に抜け出したチャイヨーをピタリと直後で追走したものの、直線で振り切られて1馬身半差の2着。逆転を狙う。
ボーンインタイムは、盛岡ではチャイヨーを振り切って2馬身半差をつけたものの、水沢では逆に2馬身半差をつけられての2着。2度目の水沢で巻き返せるかどうか。
上記3頭の勝負となりそうだが、若鮎賞3着のポエムトウショウが初めての水沢コースをどう乗りこなすか。
◎2チャイヨー
○3サプライズハッピー
▲6ボーンインタイム
△5ポエムトウショウ
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この開催のA級戦(A1・A2混合)は、1400メートル戦がS2重賞の大淀川賞で、翌6日の古処山特別が1750メートル戦となっている。
出走9頭中6頭が前走志布志湾賞組で、その志布志湾賞は向正面に入ったあたりからタイセイマスタングとリッカアリュールの一騎打ち。逃げたのはリッカアリュールだったが、抑えきれないような手ごたえで追走したタイセイマスタングが3コーナーで先頭を奪うと、楽々とリッカアリュールを振り切った。タイセイマスタングはさすがに中央準オープンという実力で、志布志湾賞組ではこの2頭の力が抜けている。
この2頭に唯一対抗できそうなのがタガノブリガデイロ。前走、大船山特別では楽々と逃げ切って圧勝。そのとき7馬身差で2着だったジェットヴォイスは、その後、志布志湾賞が4着で、その比較からも見劣らない。今回は2カ月近くぶりとなる久々の実戦でどうか。
上記3頭の争いだが、いずれかが崩れた時の3着候補として、ジェットヴォイス、カゼニタツライオン。
◎2タイセイマスタング
○3リッカアリュール
▲7タガノブリガデイロ
△1ジェットヴォイス
△4カゼニタツライオン
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兵庫の古馬重賞では、JpnIIIの兵庫ゴールドトロフィーを除けば唯一の1400メートルの重賞。それだけに、ここぞと狙っている馬は少なくないはず。
マルトクスパートは中央から転入して1年余り、17戦してすべて3着以内に好走している。園田FCスプリントでは、グレードでも好走している元中央オープン馬、サクラシャイニーに半馬身差と迫った。1400メートル戦では2着3着も少なくなく、距離はギリギリかもしれないが、スピードの違いで押し切ると見る。今年JRAの桜花賞を制したレッツゴードンキの半兄という血統的にも注目だ。
兵庫サマークイーン賞で大敗したトーコーニーケだったが、続く前走A1特別2着で復活のきざしを見せた。昨年末には3歳牝馬ながら園田金盃を制したほどの逸材。ここで一発あってもおかしくない。
ニホンカイセーラは摂津盃こそ11着だったが、敗因は距離だろう。それまで昨年10月以降、1400メートル戦のみを使われて9戦連続連対。古馬になって重賞初制覇の期待。
笠松に遠征してくろゆり賞で2着に好走したヒシサブリナ、前走でマルトクスパートにハナ差2着と好走したジェイフォースらも上位を狙える。
◎7マルトクスパート
◯9トーコーニーケ
▲4ニホンカイセーラ
△2ヒシサブリナ
△1ジェイフォース
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栄冠賞を制したタイニーダンサー、栄冠賞2着もフルールカップを制したモダンウーマン、ウィナーズチャレンジでモダンウーマンを負かしてデビューから2連勝のマックスガーデン、この3頭の争いと見る。
本命はタイニーダンサー。栄冠賞は後方からの競馬で直線鮮やかに抜け出し、芝の函館2歳ステークスはサウスヴィグラス産駒ゆえか12番人気と軽視されたものの4着と好走。芝のスピード競馬でさらにパワーアップしたと見る。
モダンウーマンは、タイニーダンサーの2着だった栄冠賞、マックスガーデンの2着だったウィナーズチャレンジともに逃げる競馬。しかしフルールカップは3番手に控える競馬で直線弾けて圧勝。経験を積んで充実ぶりがうかがえる。
マックスガーデンはデビュー戦で2着に2秒3の大差をつける圧勝。そのときの2着馬が、その後フルールカップでモダンウーマンの2着となるミスミランダーだった。ここまで2戦2勝とまだ底を見せていない。
そのほか連下として、フレッシュチャレンジで6馬身差圧勝のリコールクレール、ここまで3戦1勝2着2回のジャストゥラヴ、そしてミスミランダーまで。
◎10タイニーダンサー
◯8モダンウーマン
▲11マックスガーデン
△7リコールクレール
△2ジャストゥラヴ
△3ミスミランダー
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サンバビーンは、中央オープンから北海道に移籍し、転入初戦こそ案外だったが、2戦目となったノースクイーンカップはさすがの実力を見せて6馬身差の圧勝となった。グランダム・ジャパン古馬シーズンは、このレースを含めて残すところ3戦だが、まだまだ混戦。ここを勝ってポイントで抜け出したいところ。
このレース連覇がかかるのがアスカリーブル。3歳時には関東オークスJpnIIを制したようにダートグレードでも互角のレースをしていたが、昨年のこのレース以降勝利から遠ざかり、近走はやや不振。とはいえ、ダートグレードや南関東の重賞よりメンバーは楽になった。実績的にはサンバビーンとも好勝負。
ジュエルクイーンは、前走ノースクイーンカップこそサンバビーンから離されての3着だったが、3走前のヒダカソウカップではサンバビーンに先着していた。水沢は今回初めてだが、さまざまな競馬場で走っている経験と軽量53キロを生かせば上位争いのチャンスはある。
タッチデュールもグランダム・ジャパンのタイトルを目指す1頭。昨年は全8戦のうち5戦に出走し、このレース2着などで総合2位だった。他地区のポイントが稼げるここで上位を狙いたいところ。
地元勢では、フェアリーカップを制したシェイプリー、同2着の3歳馬ヴァイキングが強力な遠征勢を相手にどこまでやれるか。川崎のリュウグウノツカイも南関東B2級で好走という実力なら、馬券圏内を争える。
◎3サンバビーン
◯8アスカリーブル
▲1ジュエルクイーン
△5タッチデュール
△10シェイプリー
△2リュウグウノツカイ
△12ヴァイキング
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