エプソムアーロンは2年前に高知に移籍して以降、遠征も含めて重賞8勝。しかも、高知では中央相手の黒船賞を別とすれば、11戦11勝と負けなし。11歳の今年も衰えはないようで、地元馬相手なら負けられないところ。
これに待ったをかけようというのがマウンテンダイヤ。7歳となっていよいよ本格化した今年、黒潮スプリンターズカップで重賞初制覇を果たしたのを皮切りに、黒船賞を別とすれば7戦3勝、2着3回、3着1回と、安定して力を発揮。エプソムアーロンとの直接対決となったトレノ賞では、3コーナー手前でエプソムアーロンに交わされると追い通しになったが、それでもゴール前はしぶとく伸びて2着は確保。前走を5馬身差圧勝して臨む一戦だけに、逆転を狙いたいところ。
おそらく上記2頭の一騎打ちで、連下3着争いは混戦。上記2頭相手に、着差はあるものの2着3着を確保しているミータローがその筆頭。中央から転入後、4戦してA-1特別で2勝を挙げているキッズニゴウハン。前走初めてのA-1特別挑戦で勝利したルタドール。川崎から転入して3戦、トレノ賞は7着だったものの、実力発揮はこれからという雰囲気のメイショウパーシー。ただ、◎○を本戦とするなら馬券は絞らなければならず悩ましい。
◎4エプソムアーロン
○3マウンテンダイヤ
▲5ミータロー
△6キッズニゴウハン
△8ルタドール
△11メイショウパーシー
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ハンデ差が最大70キロあり、どうころんでもおかしくないような重賞。ここはばんえい大賞典3着のあと自己条件を3連勝中のコウリキを中心に。トップハンデのホクショウマサルとは50キロ差、好調カイシンゲキと30キロ差なら、まだまだ上に行ける。とはいえデータ的に分が悪い3歳馬。あくまでも連軸ということでの本命。
勝つ可能性ということでは、やはりカイシンゲキ。柏林賞3着のあと、馬名どおりの快進撃で7戦連続連対中。前走山鳩賞は、2着カンシャノココロ(今回は出走なし)に9秒1差をつける圧勝。今回、4歳馬同士の比較では出走5頭とも山鳩賞と同じ重量ということでは逆らえない。
タキニシサンデーは最軽量650キロが魅力。ハンデ差ということでは、3歳限定のとかちダービーやばんえい大賞典とほとんど変わらないが、さらに重い重量の4歳馬もいるというメンバーなら、流れは有利になるはず。
柏林賞を制しているカゲホウトウ、山鳩賞で3着好走のキサラキク、同世代との重賞や特別では常に上位争いのテンカトウイツ、ここ3走は大敗続きだが一発期待のキンメダルらが連下候補。
◎6コウリキ
○9カイシンゲキ
▲8タキニシサンデー
△4カゲホウトウ
△2キサラキク
△1テンカトウイツ
△7キンメダル
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佐賀のB級馬によるS2重賞。
目下6連勝中というアユメライトアップがここも無事に通過しそうだ。中央未勝利から昨年秋に転入して、当初はやや足踏みしていたものの、今年2月以降は11戦8勝、2着2回という安定した成績でC1級からクラスを上げてきた。前走のB級1組特別では、逃げたカンスタントリーをクビ差とらえての辛勝だったが、そのカンスタントリーは、続くS2重賞の新涼賞を快勝している。このあたりのクラスでは負けられないところ。
ロードデュークは、今年2月以降、目下12戦連続連対中で、C1級から希望投票での出走。7月11日のC1級戦では、前述カンスタントリーに半馬身差2着があった。B級でも十分通用するとみる。
3番手には、7月4日に今回と同じ1750メートルのB級重賞・文月賞を勝っているマイネルハーシェル。その後の3戦では5着が最高という成績だが、それで人気を落とすなら、むしろ馬券の狙いとしてはおもしろそう。
ダイワプロシードは、ここ6戦のB級特別で2勝。3走前と2走前にはアユメライトアップとの対戦があり、それぞれ1秒2差の3着、0秒4差の3着。逆転までは難しそうだが、引き続き連下は狙える。
中央500万から転入初戦となるリッカタキシード、同じく500万条件から転入して3戦目となるダンツトゥルースらは、このクラスなら一発あってもおかしくない。
◎2アユメライトアップ
◯9ロードデューク
▲7マイネルハーシェル
△10ダイワプロシード
△5リッカタキシード
△4ダンツトゥルース
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この開催ではサマーチャンピオンJpnIIIが行われたため、A級(A1・A2混合)の重賞・特別はこの志布志湾賞のみ。それも7頭立てとやや寂しい頭数となった。
リッカアリュールは中央から転入後、取消のあと、5着、1着、2着。過去5走の馬柱に大きな数字が目立つメンバーにあって、成績が安定しているのはこの馬だけ。競りかけて来るような馬もなさそうで、今回も逃げ切り濃厚。
タイセイマスタングは今回が中央からの転入初戦。近走2桁着順続きではあるものの、準オープンクラスで勝ち馬から1秒前後の差で走っていることもあり、ダート短距離を中心に使われてきたということでも、ここでいきなりがあっても驚けない。
ジェットヴォイスは、吉野ヶ里記念での6着はともかく、3走前の大船山特別(A1・A2)が2着で、前走の池田湖賞(同)でも3着と好走。とはいえ勝ち馬からはやや離されており、ここでも連下争いまで。
マイウエイは勝ち星から遠ざかっているとはいえ、掲示板内はたびたびあり、同じく連下まで。
◎7リッカアリュール
◯4タイセイマスタング
▲3ジェットヴォイス
△6マイウエイ
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昨年(5月)のこのレースで重賞初挑戦ながらアウヤンテプイをしりぞけて勝ったのがグランヴァン。今年6月のグランシャリオ門別スプリントでも、ポアゾンブラックには2馬身差をつけられたもののアウヤンテプイとは同着の2着。ポアゾンブラックといえば、言うまでもなく北海道スプリントカップJpnIII、クラスターカップJpnIIIでともに2着という、ダートグレードをいつ勝ってもおかしくない実力。ホッカイドウ競馬の短距離で、それに次ぐ存在がアウヤンテプイとこのグランヴァン。今回はその3強のうち2頭が不在。格付け的にはまだA2で、56キロでの出走となれば落とせない一戦。
未知数ではあるが、3歳牝馬のガルノーヴァは50キロでの出走が魅力。今年の門別競馬場は日によってタイムが2~3秒も変わることがあり、単純なタイム比較は難しいが、1200メートル1分11秒6という持ち時計なら勝負になりそう。
クリーンエコロジーは、今シーズンの転入初戦でいきなりアウヤンテプイを負かしたが、どうやらアウヤンテプイのほうはシーズン初戦で仕上がり途上だったらしい。クリーンエコロジーはその後勝ち星がないとはいえ、元中央オープン馬。今回はグランヴァンにどこまで迫れるか。
ドラゴンウィスカーは、前走の1200メートル戦でクリーンエコロジーを競り落として、昨年北海道に再転入して以来の初勝利。短距離から中距離まで使われているが、昨年10月の道営スプリントでアウヤンテプイにコンマ4秒差の3着という実績もあり、ここでも上位争いの期待はできる。
今回が6歳にしての重賞初挑戦となるシセイカイカ、南関東から戻っての3戦目となるコールサインゼロは、このメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎5グランヴァン
◯9ガルノーヴァ
▲7クリーンエコロジー
△3ドラゴンウィスカー
△1シセイカイカ
△11コールサインゼロ
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