ばんえい大賞典で除外となったセンゴクエースが、いよいよイレネー記念以来となる同世代同士の重賞に登場。最大50キロ差がついたハンデがどうかということが最大の焦点となりそうだが、670キロ、680キロという軽量の牝馬が計3頭いて、流れが速くなっては厳しいのではないかと見て、中心視するのは危険。
そこで中心はキンメダル。トライアルの秋桜賞では670キロのトップハンデながら3着に好走。これまでに出走した重賞では3、2、4、3着と、勝ちきれないながらも確実に上位に食い込む安定した成績。さらに同世代同士の特別戦も4戦してすべて3着以内。今回も勝ちきるまではどうかだが、あくまでも連軸で。
秋桜賞を7番人気で制したメムロコマチは、黒ユリ賞でも7番人気で2着があり、今回も軽量を生かして上位に食い込む可能性は十分。
他馬より20~50キロも背負うセンゴクエースは▲までとした。
そのほか、秋桜賞5着のあと自己条件で2、1着と好調のバウンティハンター、連続連対中でさらなる上昇が見込めそうなエーチャン、アスリートも取り上げる。
秋桜賞2着と好走したタキニシサンデーだが、ほかの秋桜賞組がそこから30キロ増なのに対して、この馬だけ40キロ増となっているので見送った。
◎7キンメダル
○5メムロコマチ
▲8センゴクエース
△3バウンティハンター
△4エーチャン
△1アスリート
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ビューティは、北海道ではフレッシュチャレンジを1戦(4着)したのみで転入し、その後は6戦4勝、2着2回と金沢では連対を外していない。しかも前走は逃げ切って2着に9馬身差。良馬場の1500メートル戦で1分37秒3という勝ちタイムは、同日に行われた石川門ジュニアカップの勝ちタイムを1秒6も上回るもの。ここもあっさりという場面まで考えられる。
対するは、厩舎、馬主、生産牧場いずれも同じで北海道から転入初戦となるヤマノカミ。北海道で7戦すべて3着以内という成績は侮れない。
石川門ジュニアカップを1番人気で快勝したブライトエンプレスだが、さすがにこのメンバーに入ると楽には勝たせてもらえないだろう。
前走金沢プリンセスカップでは、前述のブライトエンプレス(4着)に先着する2着だったヤマショウベガ、やはり北海道から転入初戦となるガンバレショコラなども注意しておきたい。
◎2ビューティ
○9ヤマノカミ
▲6ブライトエンプレス
△8ヤマショウベガ
△3ガンバレショコラ
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昨年は上位3着までを独占した北海道勢だが、今年も大挙6頭が遠征してきた。
その北海道勢は力の比較や距離適性などの判断が難しいが、強い相手にも好走しているバッテリーパークに期待したい。前走ウィナーズチャレンジは4着だったが、勝ったユアザスターはその後のサッポロクラシックカップで2着に入ったという実力。母が、エーデルワイス賞JpnIIIを制し、関東オークスJpnIIでも3着だったアンペアということでも注目。
シュネルバレイは、ここ2戦の勝ち馬がリンダリンダでは相手が悪かった。ここまでの2勝は1000メートル戦だが、1400メートルならこなせるのではないか。社台ファームの生産で父サウスヴィグラスというのもめずらしい。
タッチワールドは、サンライズカップの6着はともかく、門別の重賞で勝ち負けというクラスの馬がいないこのメンバーなら十分勝負になりそう。
地元勢では、若駒賞で3番人気に支持されながら5着だったウマノジョー、同3着のスクリーンハッピーあたりが地元の意地を見せたいところ。
ほかに北海道勢では、フレッシュチャレンジを快勝しただけのシグラップエリー、デビューから1000メートル戦のみを使われているリックカグラなどに可能性がありそう。
◎9バッテリーパーク
○12シュネルバレイ
▲5タッチワールド
△8ウマノジョー
△1スクリーンハッピー
△11シグラップエリー
△6リックカグラ
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この開催では24日に1800メートルのB級-1組特別が組まれ、こちらはB級1400メートルのS2重賞。
サチノポピーの前走は、後方を追走して流れに乗れないまま。前々走までのレースぶりならここでも十分勝負になるはずで、園田でもこの距離を中心に使われていたように、1400メートルに戻って力を発揮するはず。山口勲騎手への乗替りということでも勝負と見る。
九州ダービー栄城賞を制したキングプライドが4か月半ぶりの実戦。栄城賞を制したあと、B級-2組の特別戦でも圧勝しているだけに、このクラスでも十分通用するはずだが、今回は休み明けに加え、2歳時以来の1400メートル戦ということで、不安材料もあっての対抗まで。
昨年のこのレースを制しているのがマイネルプレジャー。年明け後は今ひとつの成績が続いたが、ここ2戦の1400メートル戦で復調気配。勝利の可能性も十分。
ニュアージゲランは北海道から転入しての3戦、勝ちきれていないが、その時の勝ち馬が不在というメンバーだけに、ここでも上位は狙える。
高知から転入してこのクラスで実績を残してきたダノンハラショーが、今回2カ月半ぶりの実戦でどんな競馬を見せるか。
◎6サチノポピー
○1キングプライド
▲2マイネルプレジャー
△5ニュアージゲラン
△10ダノンハラショー
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マイタイザンが距離を伸ばしながらデビューから3連勝。前走の1700メートル戦でもすでに向正面から杉浦健太騎手が後続の脚色を何度も確認しながら追い出してという余裕があっての勝利。出走馬中半数の6頭が未勝利というメンバーだけに、ここは負けられないところ。
すでに勝負付けはすんだと思われるものの、マイタイザンの2着がある2頭、ウメマツサクラ、エイシンシンタが相手。
ウメマツサクラが対戦した2走前の1400メートル戦は、3〜4コーナーでぴたりと並びかけて追い比べとなったものの、最後に1 1/4馬身振り切られてというレース。鞍上はベテラン川原正一騎手でもあり、展開次第ではひょっとすると逆転もと思わせるレースだった。
エイシンシンタは、前走1700メートル戦でマイタイザンと対戦。他馬が直線でどんどん差を広げられるなか、この馬だけは差を広げられず1 1/4馬身差で食い下がった。ただマイタイザンにはまだ余裕があってのもので、逆転まではどうだろう。
北海道から転入初戦となるリラフェスタはここまで未勝利も、フレッシュチャレンジ、アタックチャレンジで2着があるだけに、その経験を考えると怖い存在。
◎10マイタイザン
○11ウメマツサクラ
▲7エイシンシンタ
△5リラフェスタ
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