連勝は途切れたが、3歳のノゾミダイヤに期待だ。すでにオータムカップで古馬相手の重賞を制し、1番人気に期待された東海菊花賞では、岐阜金賞でハナ差とはいえ負かしていたキーアシストに逆転され、高知のハリマノワタリドリにも先着されての3着。キーアシストはすでに中央に戻っているだけに、ここはあらためて人気にこたえたいところ。
強敵となりそうなのはタッチデュール。今年は夏のくろゆり賞を制し、以降は勝ち星がないが、出走したのはすべて地方の全国交流かダートグレード。前走クイーン賞JpnIIIでは3着馬に半馬身差と迫る4着と惜しいレースだった。一線級のメンバーに揉まれて力をつけている可能性はある。
一昨年のこのレースを1番人気で制したのがエーシンサンダー。今年の夏はやや不振だったが、ここ2戦のA2特別を連勝と復調気配。
ドリームバスケットは中央からの再転入初戦となったA2特別でエーシンサンダーの5着だったが、2戦目での変り身に期待。
バンダムミュートスは、同じA2特別で2着。今年の重賞でもくろゆり賞5着、オータムカップ4着という成績があり、ここでも上位を狙える。
エイシンナナツボシは近走の着順は大きな数字ばかりだが、いずれも遠征してのもの。7月のサマーカップ3着という実績があり、連下の穴候補。
◎10ノゾミダイヤ
○5タッチデュール
▲2エーシンサンダー
△8ドリームバスケット
△7バンダムミュートス
△4エイシンナナツボシ
東海ゴールドカップの出走表はこちら
北上川大賞典の予想では、あろうことかナムラタイタンを対抗に落として恥をかいた。血統的にもこれまでの戦績からも、さすがに2500メートルは長いと思ったからだ。たしかに道中では折り合いを欠くところがあって、最後もやや一杯になっていたようだが、そもそもの能力の違いをあらためて見せつけられた。岩手移籍後に負けたのは南部杯、JBCクラシックという両JpnIのみで、しかしともに地方最先着。つまり岩手移籍後は、地方馬にはまだ先着されていない。それでいて今回は地元同士、大差圧勝しているみちのく大賞典と同じ水沢2000メートルの舞台ならまず負けることはないだろう。
相手にはやはりモズ。水沢では5戦してオール連対。北上川大賞典ではナムラタイタンのレコード勝ちに2馬身差まで迫った。距離が2000メートルになってそこまで迫れるかは難しいかもしれないが、どんな勝負に出るかは見どころになりそう。
未知の魅力ということでは3歳のワットロンクン。転入初戦、3カ月半ぶりの実戦となったB級戦を逃げ切り圧勝。大井時代は東京ダービートライアルで差のない3着で、そのときの勝ち馬スマイルピースが東京ダービーでハッピースプリントの2着に入っているというレベルだけに、ここでいきなり通用という可能性はある。
コミュニティが押し出されて4番手評価になってしまった。北上川大賞典は、最後の直線で追い上げ、モズに半馬身差まで迫っての3着。ただその後の白嶺賞が差をつけられての4着。南部杯やJBCクラシックなど、超一線級と真っ向勝負してきた反動がちょっと心配。
昨年の覇者スーブルソーが、今シーズンは特別戦を1勝のみと、ちょっとさびしい成績。昨年はモズを負かしたが、今回はナムラタイタンやコミュニティもいるというメンバーで上位に食い込めるかどうか。
コパノツイテルは北上川大賞典は9着だったが、2000メートルの距離で見直しは必要かもしれない。
◎5ナムラタイタン
○8モズ
▲9ワットロンクン
△10コミュニティ
△7スーブルソー
△12コパノツイテル
桐花賞の出走表はこちら
重賞にはなかなか手が届かないティープリーズだが、笠松の2歳の準重賞は3戦すべて勝利。重賞を勝っていないとはいえ、ラブミーチャン記念やプリンセスカップで先着されたのはほとんどが他地区の馬たち。今回はほとんどが勝負付けの済んでいる相手だけに、いよいよ重賞制覇のチャンスが巡ってきたか。もし勝てばアジュディミツオー産駒の重賞初勝利ということにもなる。
ワールドウェーブは、金沢から転入初戦のジュニアキングではティープリーズにアタマ差まで迫っての2着。前走減っていた馬体重を戻していれば、逆転の目もあるかもしれない。父が現役時代に帝王賞でアジュディミツオーと名勝負を演じたカネヒキリということでも興味深い対戦だ。
カツゲキグロリアは、秋風ジュニアでティープリーズのクビ差2着があり、9月26日のJRA認定競走で2勝目を挙げた。ただ、ゴールドウィング賞が出走取消だっただけに、3カ月ぶりの実戦となるのがどうだろう。
マルヨバナーヌは、デビューから10戦してそのうち8戦が3着以内と安定した成績。準重賞の2戦では、いずれもティープリーズの3着だった。その内容からは逆転まではどうか。
ユーセイシリウスはここまで5戦して2勝2着2回という成績だが、2走前のJRA認定競走ではマルヨバナーヌに3馬身離されての2着、ジュニアキングは5着と、ここにきて一時期ほどの勢いは感じられない。再び調子が上向いてくれば。
◎2ティープリーズ
○7ワールドウェーブ
▲8カツゲキグロリア
△6マルヨバナーヌ
△3ユーセイシリウス
ライデンリーダー記念の出走表はこちら
デビューから7連勝のセンゴクエースが注目だが、別定20キロ増の610キロがどうだろう。北見産駒特別では別定10キロ増の575キロで勝っているが、さすがに重賞ともなると基礎重量自体も重くなり、それほど簡単に勝てないのではないかと見る。
そして本命はホクショウキズナ。ここのところ勝ち切れないレースが続いているが、10キロ差なら逆転可能と見る。
3番手にはワタシハサクランボ。この馬もここのところ勝ち切れないレースが続いているが、ナナカマド賞3着に、十勝産駒特別でも2着。負担重量が重くなる特別戦でもまずまずの好走を見せていて、牝馬の20キロ減を生かせば十分見せ場はありそう。
前走の大敗で人気を落とすなら、コウリキが馬券的におもしろそう。2走前に今回と同じセンゴクエースと10キロ差で差のない2着と好走。ナナカマド賞2着のテンカトウイツを釧路産駒特別で負かしているというのも評価できる。
北央産駒特別を制していながら別定重量の加増がない牝馬のサカノメイホウ、ナナカマド賞、釧路産駒特別でともに2着のテンカトウイツらも馬券圏内なら。
◎8ホクショウキズナ
○4センゴクエース
▲3ワタシハサクランボ
△1コウリキ
△6サカノメイホウ
△9テンカトウイツ
ヤングチャンピオンシップの出走表はこちら
連戦連勝の馬がいないというメンバーだけに、門別からの転入初戦を勝っているブルージャスティスが中心。成績上は2着馬に1秒4差だが、ハナ差で2着に入線したマドヲアケレバが失格になっているのは、その後に禁止薬物が検出されたため。とはいえそのマドヲアケレバは、ホッカイドウ競馬時代は重賞に出走していた馬。その馬と互角の勝負なら、ブルージャスティスには相当な力があると見る。
高知デビューで2着、1着とキャリアの浅いリワードヘヴンだが、中央からの転入馬で高知で活躍馬を次々と出している馬主さんだけに、期待の表れとみる。
サムライマジックは、門別からの転入初戦こそブルージャスティスの4着だったが、続く前走では不良馬場とはいえ大幅にタイムを詰めての勝利。後方からまくっての勝利でもあり、まだまだ能力を発揮してきそう。
そのサムライマジックが勝ったレースでハナ差2着だったのが、中央から転入3戦目のスクリーンヒロイン。そしてプリンセスボーラーは、2走前がリワードヘヴンにクビ差の2着で、続く前走を快勝。このあたりの馬たちにも変り身が期待できる。
◎10ブルージャスティス
○3リワードヘヴン
▲5サムライマジック
△6スクリーンヒロイン
△12プリンセスボーラー
金の鞍賞の出走表はこちら