
植村愛悠斗が初優出で初優勝を狙う!
38期の植村が初日から連勝を決め、嬉しい初優出を決めた。その影響もあって優勝戦は0、20、30、40メートルのハンデ構成になった。
10線には車が不在のため、0ハン単騎の植村はスタートで叩かれる不安はない。序盤でリズムを掴み、ハイペースの逃げに持ち込める。準決では十分な上がりタイムをマークしており、同じ走りができれば後続を振り切れる計算。そこで、植村の逃げ切りに期待する。
20線3車並びのスタートは枠ナリ発進か。最内の信沢が有利に進め、外の2車がマーク追走。しかし、3車とも植村を射程に捕えるまではいかない。30線勢や40線勢もスピードタイプというよりは接戦に強いタイプで、激しい競り合いが演じられそう。連下候補は展開有利な信沢、20線勢を何車か叩いて出る可能性がある福田裕あたり。気合で突進する篠崎や、掛川も上位進出を図る。
◎ 1 植村愛悠斗
○ 2 信沢綾乃
△ 5 福田裕二
△ 7 篠崎実
▲ 8 掛川和人
おすすめの飼い目
1-2578-2578
穴なら 植村が態勢を作る前に信沢が交わすケース
2-1578
篠原睦が7連勝で2節連続の優勝
3番人気に支持された0ハン浜野翼を、10線2車並びの外枠から先行した辻大樹が1周回2コーナーで叩き、いきなり先頭へ。10線内枠の佐藤裕児も追随して2番手へ浮上し、浜野翼は苦しい展開に置かれた。
1番人気の篠原睦は20線4車並びの大外枠からのカマシが決まらず、発走直後は最後方の7番手。だが、まず1周回3コーナーで別府敬剛を差すと、続く4コーナーでは緒方浩一と2番人気の滝下隼平をあっさりインから交わして、同ハン全員を難なく突破。そして、逃げる辻を3周回3コーナーで捌き、残る周回は後続にセフティーリードを保ったまま押し切った。これで今年6度目、通算49度目の優勝を、前節7月24日の飯塚ミッドナイトから2節連続で決めた。
別府敬は序盤は7番手まで下がったが道中の行きアシはパワフルで、2周目に滝下、4周目に辻の28期2名を捌くと、レース終盤は先頭の篠原に少し差を詰めていたから、エンジン状態は上向いていた様子だ。篠原も別府敬も次節の伊勢崎お盆SG『オートレースグランプリ』、翌週の飯塚G1『ダイヤモンドレース』で活躍なるか、期待が高まる。
文/鈴木
青山周平が119度目の優勝
決勝戦のスタート直後、1周回1コーナーでアクシデント発生。20線最内枠4号車の西原智昭にスタート叩かれそうになった10線外枠3号車の栗原俊介がバランスを崩して落車。5号車の岩見貴史などは影響を受けて失速したが、20線の大外枠から好スタートを放った青山周平はかろうじて難を避けられた。
1周回3コーナーの内をスルスル伸びた松尾啓史が、祐定響と塚越浩之の逃げ態勢を追う一番手へ立つ形となり、青山周は冷静に態勢を整えて4番手に付けた。そして2周回4コーナーからの立ち上がりで松尾啓への切り返しを決めると、4周目に塚越、5周目に祐定を捌いて首位へ。終盤はいつものV時のように後続を突き放して、今年7度目、通算119回目の優勝を勝ち取った。
試走では1号車の祐定に離され気味で3号車の栗原俊に詰められて見えた塚越は、レースでも伸びを欠いて、祐定が2着に残った。今節の予選中から早めに番手を上げられていた松尾啓が、この決勝戦でも序盤の位置取りが良かったぶん3着まで追い上げられた。対して高橋貢や西原は事故の影響もあったのかテンポに乗りきれなかった。
文/鈴木
篠原睦が前節からの7連勝を決める
6月下旬に開催を再開して以降の飯塚9節のうち8節に出場して、今回も含めて全て優出。篠原睦の安定感は驚異的だ。ハネや滑りは大丈夫だと語り、持てる能力を遺憾なく発揮できている。スタートの切れ味も抜群。初日は最重ハン7号車から、福岡鷹や木山優輝を相手に1周で先頭へ抜け出す速攻を決めた。最終日3日目は2日目と同様に天候不順な予報だが、準決勝戦の不安定な走路状態でも快勝した晴雨万能な篠原なら不安はない。
浜野翼は最近は捌きが上達していることに加えて後続の追撃に対する防御も上手くなっており、佐藤裕児と辻大樹の10線2車なら抑え込むことが可能だ。ただ弱点をあえて探すなら出足の安定感がまだ高くないこと。10線の内枠と位置の良い速攻タイプの佐藤裕児が叩いて出ると独走に入るシーンがあるかも。
◎ 7 篠原睦
○ 1 浜野翼
△ 5 滝下隼平
▲ 3 辻大樹
穴 2 佐藤裕児
おすすめの買い目
7-1=532
穴なら
2=7-153
文/鈴木
青山周平が3節連続優勝を狙う!
展開的に絶好なのは0ハン単騎の祐定。準決では石川岳を抜くのに多少手間取ったが、優勝戦ではレース序盤から自分のリズムで走れる。かなりペースを上げそうだが、それでもケタ違いの走りを見せている青山周が捕えにかかるだろう。青山周は現在、2節連続優勝中。今回も20線大外からダッシュを決め、素早い仕掛けで先頭まで浮上する。
相手候補は祐定。レース序盤からハイペースの走りを見せ、更に後続が競り合うような展開になれば自身3度目の優勝もある。展開的に2番目にいいのは塚越。祐定の逃げに付いて行き、隙があればインに突っ込んでいくかも。エンジン的にも悪くない。同様に栗原俊も序盤の位置取り次第では優勝争いに参加できる。最重ハンで青山周以外に怖いのは高橋貢。準決では良いスタートを見せており、同ハンから先行するようならチャンス十分。
◎ 8 青山周平
○ 1 祐定響
△ 2 塚越浩之
△ 3 栗原俊介
▲ 6 高橋貢
おすすめの買い目
8-1236-1236
穴なら 塚越の抜け出し
2-1368