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鈴木圭一郎が当大会3度目の優勝!
飯塚オートで行われていたGI開設記念レースは浜松の32期・鈴木圭一郎が優勝した。鈴木圭はこの大会、2017年、2020年以来3度目の優勝。GIは通算で15度目の優勝となった。
良走路で行われた優勝戦の試走タイムは鈴木圭が一番で27。次いで黒川京介が28、鈴木宏和と荒尾聡と中村雅人が31、丸山智史と久門徹と中村杏亮が33だった。
10Mオープンのスタートは3枠から鈴木宏が飛び出した。これに中村杏と荒尾が乗って出る形。最内の丸山は完全に遅れ、2枠の久門も踏ん張っていたが、黒川と鈴木圭がバックストレッチでは外から浮上。中村雅は苦しい展開になった。
いきなりの逃げ展開で粘っていたのは鈴木宏。中村杏がピタリと追走を続ける。3番手に付けていた荒尾に黒川がアタックする。一度は交わしたが荒尾の差し返しにあってしまった。その直後、鈴木圭が荒尾と黒川をまとめ差し。3番手に浮上した。前では変わらず鈴木宏と中村杏が粘っていたが、鈴木圭は冷静に崩しにかかる。そして、7周目に入るところで中村杏を、7周3コーナーで鈴木宏を差して先頭を奪取。そのままゴールを迎えた。
優勝戦の焦点は2ヶ所。鈴木圭は中盤まで番手を上げられず苦しんでいたが、荒尾と黒川が競り合うところで巧くインを突いていけた。8周回の中で唯一のチャンスをしっかりとモノにしたのが一つ。もう一つは、重なって走っていた鈴木宏と中村杏を1車ずつ捌いたテクニック。ハイスピードで走る2車を抜くのは相当な技術がないとできない。ナンバー1である理由を証明してみせた。