GI初制覇の佐藤摩弥がこのまま突き進むのか!
川口オートは17日にGIキューポラ杯が終わったばかり。レースの時間帯はナイターから昼間に変わるが、レース間隔が空いていないので、前回活躍した選手に今回も注目。ちなみに、今回はオール川口勢での戦いになる。
前回のGIで見事に優勝したのは佐藤摩弥。優勝戦は完璧な走りだった。その前の飯塚GIIでも優出していたし、その前の川口一般開催では完全優勝を果たしていた。まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。エンジンも乗り手も充実している。今回は最重ハンの中でも外枠に置かれる可能性は高くなるが、今の佐藤摩なら打開できるはず。
他にGIで優出していたのは高石光将、上和田拓海、早船歩。高石は連日良い逃げを見せており、3日目からハンデが重くなったが、それを克服して優勝戦までこぎつけた。優勝戦でも5周目までは先頭を走れており、独走でのスピードはかなり出ていた。今回は通常のハンデに戻るのかどうかは注目点だが、先頭を走れる展開になれば強豪相手でも振り切れる状態にある。上和田は優勝戦では5着だったが、3日目や準決では良い走りを見せていた。ある程度スタートも切れているので、レース序盤で有利な展開を作れる。早船は前走が約3ヶ月ぶりのレースだったが、復帰節でいきなりの優出。それもGI競争なのだから、レース感覚は戻っているとみていい。
中村雅人と永井大介はGIの準決で3着だった。どちらもシリーズ中はオール車券絡みで、中村雅は捌きが冴えていたし、永井は良い時のスピードが戻っていた。優出はできなかったが、エンジンはある程度仕上がっている。若井友和は準決6着だったが、エンジン自体は悪くなさそう。加賀谷建明は4日目に白星を挙げたが、それ以外はパッとしない内容だった。エンジン的にもう少し上向かせたいところ。
小林瑞季は3日目までは流れが良かったが、準決でスタート後に落車。最終日は試走タイムからイマイチだったので、落車の影響があるかも。黒川京介は連日、厳しいハンデ位置からの競争を強いられていた。それでも車券にはよく貢献できていたので、エンジンは悪くないし、乗り手の成長にもつながってくるだろう。平田雅崇はスタートの切れが良かった。準決は5着だったが、シリーズ中は3回の白星がある。
B級では浜松遠征で活躍していた選手が多い。好調が続いていた深沢隆は初日からオール2着で優出し6着。変わらぬイン走法は健在。伊東玲衣は優出3着。シリーズ中は4走して全て車券に絡めていた。緩やかにだが成長している。吉田幸司は準決だけ5着だったが、それ以外の3走はオール連対。丸山浩信も近況は車券絡みが増えている。森且行は前走が前々回の川口だったが、準決3着ながらそれ以外の3走はオール1着。今回と同じ昼間開催だったので、初日から好走できるかも。
※7月18日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
上和田 拓海〔川口 A-4(34期)〕
早船 歩〔川口 A-61(27期)〕
高石 光将〔川口 A-186(28期)〕