勢いある中村杏亮が浜松勢の牙城を切り崩すか!
24日から川口でナイターGIIが開催されているが、浜松オートでは25日から4日間の日程でアーリーレースが行われる。S級の参戦は4人のみだが、それぞれに状態が良く、ハイレベルの戦いが見られそう。
地元S級は木村武之、伊藤信夫、金子大輔の3者。木村武は前々走の浜松GIで優出すると、その後は飯塚で走っていた。そこでは準決3着で優出はならなかったが、エンジン的には悪くなさそうだった。一時期に比べたらだいぶ走りは良くなっているし、今回はランク最上位者として存在感を示しそうだ。伊藤信も前走が飯塚だった。準決で8着になってしまったが、それ以外の3走は全て車券絡み。エンジン的には悪い部類ではないし、今回は地元での競争なのでいつも以上の力を出してくるか。金子も前走は飯塚。初日から連勝を決めると、準決は4着。優出はできていないが、最終日も3着だったので、エンジン的にはまずまずのところで安定している。今の動きがあれば、金子らしい冷静な走りができるだろう。
外来S級は中村杏亮のみ。前走は地元で走っていて優出4着だった。初日から準決までは2勝を含むオール車券絡み。優勝戦でも試走タイムは一番時計が出ていたように、スピード面はかなり強化されている。今回、地元S級の3人は強力だが、それに割って入れるだけの実力は十分にある。
その飯塚の優勝戦には辰巳裕樹も乗っていた。結果は7着だったが、準決までの3走は全て2着。今は最重ハンの10M前からの競争だが、安定したスタート力でしっかりと展開を作れている。エンジン状態も良いので、その後の攻めも軽快。この勢いを保っていければ今回も楽しみはある。しばらく不調が続いていた遠藤誠は、前走の飯塚で復調の兆しが出てきた。シリーズ中に白星こそなかったが、本来のスタートの切れが戻り、道中も差しに冴えが出てきた。他では速攻力がある鈴木静二、課題のスタートが克服されて成績が上向いてきた落合巧、前走のGIで見せ場たっぷりだった米里崇徳などに注目が集まる。
外来A級では前々走の山陽で準優勝だった田中輝義が活躍しそう。前走の地元でも3走して全て車券に絡めていた。エンジンが良い時の田中輝は、攻めの方も積極果敢。厳しいレース展開になっても力強く車を押し上げていくことができる。町田龍駿も気配が出てきた。前走では初日から連勝。ハンデ位置的にも今は魅力で、早めに先頭まで抜け出すシーンが多く見られる。
B級では新人の栗原佳祐が絶好調。前走の川口では初日からオール1着の完全優勝を決めていた。これが自身2度目の優勝。デビューしてから7節で2回の優勝は驚異。前回の優勝は最重ハンの30M前に置かれていたが、今回はハンデの変動があるのかどうか。最重ハンの20Mからの競争になると、レース展開はだいぶ厳しくなってしまう。それでも問題なくこなしてしまうのかどうか気になるところだ。同期の牧野竜人も前走の川口では3、1、1着の結果。こちらも着実に成長している。
※5月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-40(33期)〕
遠藤 誠〔浜松 A-47(25期)〕
辰巳 裕樹〔浜松 A-53(31期)〕
田中 輝義〔飯塚 A-120(29期)〕
栗原 佳祐〔浜松 B-105(36期)〕