中村杏亮がGI初制覇を目指す!
山陽オートで行われているGI令和グランドチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。今回は走路状態が安定せず、強豪が準決にも乗れない状況となった。準決も重走路で、実力上位の選手の苦戦が目立った。
優勝戦のハンデ構成は0ハン単騎に広瀬勝光。10線は最内から山本将之、鐘ヶ江将平、長田恭徳、松本やすし、中村杏亮、小林瑞季、佐藤貴也となった。
0ハンの広瀬はスタート悪くないので、10線に叩かれることはないだろう。10線のスタート争いだが、最内の山本将はしっかり先行しそう。そこから外枠も順番に出そうだが、乱れがあれば中村杏や佐藤貴がダッシュを決めるケースか。
逃げる広瀬のペースだが、今節は良走路で勝ち切れていないものの2日目に上がり42をマークしている。レース序盤で交わされることはないだろうが、最後まで押し切れるかどうかは疑問。追う一番手の山本将は仕上がり的に広瀬を交わせないか。鐘ヶ江も同様で、広瀬を交わせるとしたらスピードある中村杏。スタートである程度の位置に付ければ、抜け出せるチャンスは十分。それに佐藤貴も2周目までに3~4番手に付けることができれば、記念レースの優勝戦で8周回になることも加味して先頭まで浮上できる可能性はある。しかし、当ブログでの本命には中村杏を挙げる。
10線から2~3番手発進はありそうだし、前走でも優勝したように近況は乗れている。早めに広瀬と一対一の態勢に持ち込み、道中で差し込んでいくとみた。相手は佐藤貴。佐藤貴もカマシ気味に出て序盤で好位置に付けてきそう。そこからは厳しい攻めを見せて先頭浮上を図る。中村杏がすんなり抜け出せないようなら、道中で先に交わしていくかも。次に広瀬。準決からハンデが重くなっているが、それでもいきなり独走に入れるのは魅力。自身初となる記念レース制覇を目指す。そして鐘ヶ江。優勝戦のメンバーの中で走りの積極性は上位。現ランクを考えると位置も内寄りなので、レース序盤次第では優勝も可能。最後に小林瑞。外寄りで厳しくなるが、猛ダッシュを決めると上位争いに参加できる。
◎中村杏亮
○佐藤貴也
△広瀬勝光
△鐘ヶ江将平
▲小林瑞季