闘将・若井友和が絶好調で凱旋!
川口オートで第71回GI開設記念グランプリレースが始まる。今回はSG級に豪華なメンバーが集結するので、ハイレベルな戦いが展開されそう。好調な選手が多く、シリーズは俄然盛り上がる。各地のS級選手の近況を追ってみる。
地元大将格は若井友和。前走は伊勢崎のGIIで、そこでは激走を見せて見事に優勝してみせた。今回に向けては最高の形で入れる。地元勢を鼓舞するリーダーとして、相当な働きを見せてくれそうだ。同期の永井大介は前走の地元で優出し5着。予選準決などでは永井らしい走りが見られており、今回も優勝争いにまで参加してくるか。好調が続いていた加賀谷建明だが、前走は成績イマイチだった。それでも試走タイムは出ており、エンジンは高いレベルで保てている。平田雅崇、山田達也といったあたりはエンジン堅調。黒川京介と小林瑞季はエンジン一息だが、若さ溢れる走りに期待。好調だった中村雅人は前走の優勝戦で落車。その影響は気になるところ。
伊勢崎勢は層が厚い。青山周平は、前走の地元GIでは初日からオール1着の完全優勝を達成した。その後は、私病で欠場などが続き、レースは約1ヶ月ぶりになる。レース間隔は空いているが、青山ならば問題ないだろう。高橋貢は前走の地元GIIで優出7着。ここ一番ではしっかりとエンジンを仕上げてくる。早川清太郎と西原智昭は前走の川口で優出。どちらもエンジン状態は良さそうだ。
飯塚勢は荒尾聡がランクトップ。前走の伊勢崎GIIでは優出6着。今年はまだ伊勢崎でしか競走をしていないが、川口では年末にSS王座決定戦に乗っているし、走路との相性は問題ない。エンジンを仕上げて好スタートを決めてくるだろう。篠原睦は前走の伊勢崎GIIで準優勝。今年は全13走しているが、4着が2回あっただけで、それ以外は全て車券絡み。安定感ある篠原が戻ってきている。久門徹と田中茂、浦田信輔の3者は、前走の伊勢崎GIIでは準決3着で惜しくも優出を逃したが、エンジンは中堅上位で推移している。滝下隼平は前走の山陽GIIで優出。優勝戦は6着だったが、スピードが出る条件になれば持ち味を発揮できる。
浜松勢は金子大輔がランク上位。前走の地元では初日から連勝し優出4着。試走タイムはしっかりと出ていたので、エンジンは良いとみていいだろう。伊藤信夫は前走の伊勢崎GIIで優出4着。準決まではオール連対していたし、伊藤信らしい車速も出ていた。鈴木宏和は川口連続参戦。前走では準決3着だったが、シリーズを通して見ればおおむね良かった。
山陽勢は丹村飛竜が好調。前走の地元GIIでは初日から4連勝で優出し5着。優勝戦は速い流れに苦しんでいたが、エンジンの仕上がり自体は全く問題ない。川口では年末のSSトライアルの2日目に反則してしまったが、今回はその汚名返上といきたい。山陽GIIで準優勝だったのは前田淳。長らく調子が上がらないでいたが、前走で急激にエンジンを上向かせてきた。今までの分も、ここから巻き返していきたい。長田恭徳も山陽GIIで優出していた。結果は7着だったが、予選準決は上位着でまとめていた。丸山智史、浜野淳といったあたりもエンジン上昇中。今回も注目の存在になる。
A級ではあるが、早津康介が前走の地元で自身初優勝を決めた。5走してオール連対だったが、今回はハンデ重化がありそうで、それがどう影響するか。そこで準優勝だったのは泉田修佑。軽いスランプに入っていたが、ようやくエンジンがかかってきた。佐藤摩弥もその優勝戦に乗っていた。結果は3着だったが、準決までの4走はオール1着。良い流れに乗れている。
※2月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕