連続開催の川口オート、今度は夜を熱くする!
川口オートは1月4日が昼間開催の最終日だったが、5日からはナイトレースが始まる。リレー開催となり、前回とはレースの時間帯が異なるとはいえ、その時の動きは参考になる。
出場する中で地元ランクトップは若井友和。前走は年末のSSシリーズだったが、ここではしっかりと優勝戦まで進んでいた。優勝戦は10Mオープンの大外で展開が厳しくなり6着。それでも試走タイムは28が出ていたし、予選道中も好タイムをマークしていた。エンジン面はかなり良好なので、新年1走目から気合の走りを見せてくれるだろう。
他に地元S級は小林瑞季と平田雅崇。小林瑞は前々走のSSでは王座決定戦に乗る活躍。前走は初日2着で準決に進んだが、ここではスタートで空回りして落車。SSトライアルでも被害で落車していたが、立て直しに成功しているので不安はないか。平田は前走で準決5着。エンジン的にはもう少しといったところか。
外来S級は木村武之。前々走のSSトライアルではポイントが足りず順位決定戦回り。そこでは5着の結果だった。前走も川口で走っていたが準決で3着。惜しくも優出はならなかった。本人からすればもう少しエンジンは欲しい状況だが、今回は前回よりもメンバーは軽化。今の状態でも十分通用するだろう。もちろん上積みを狙って整備にも取り組んでくるはず。
A級では佐藤摩弥が有力。前走はSSシリーズ戦だったが、ここでは準優勝だった。優勝戦はトップスタートから逃げ粘っていたが、マーク追走していた黒川京介に交わされてしまった。それでも準優勝なので悪くはないし、予選準決でも佐藤摩の持ち味は出せていた。今回もスタートからファンを沸かせる走りを見せてくれる。上和田拓海は前走で優出。成長のカベに当たっている時期もあったが、この優出を機に今年のスタートダッシュを決めたい。
他に注目なのは中野憲人、掛川和人、阿部剛士。中野憲はここ数節、だいぶ動きが戻ってきており、一時期の軽いスランプからは脱出できている。最重ハンの10M前に置かれているのも魅力だ。掛川はSSシリーズ戦で多く見せ場を作っていた。前走の準決は6着だったが、エンジン自体は変わらず良さそう。阿部剛は前々走のSSシリーズで優出。前走でも準決まで進んだが、ここは不成立になり優勝戦には進めなかった。しかし、エンジン面は全く問題ないので今回も楽しみ。
穴っぽい所では山田徹と金田悠伽が面白い。山田徹はスタートに不安あるが、後続に叩かれなければスピードある走りを展開できるエンジン状態。金田は人を抜くレースではイマイチだが、いきなり独走に入れるような展開ならチャンス十分。
※1月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
小林 瑞季〔川口 S-19(32期)〕
平田 雅崇〔川口 S-20(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 摩弥〔川口 A-2(31期)〕
中野 憲人〔川口 A-9(24期)〕
掛川 和人〔川口 A-51(22期)〕
阿部 剛士〔川口 A-91(27期)〕
開場記念シルクカップが開幕!
新年初めての記念レースは伊勢崎のGIシルクカップ。主力となる選手のほとんどが、年末の川口スーパースターフェスタで走っていた。その時の動きを参考に、優勝争いに加わってきそうな選手を挙げていく。
伊勢崎不動のエースは青山周平。SS王座決定戦では最内からの競争になったが、スタートで外枠に行かれて苦しい展開になった。そこから奮闘していたが結果は4着止まり。4連覇達成はならなかったが、エンジン面は全く問題なかった。今回のシルクカップは現在連覇中。3連覇へ向けて初日から軽快に始動する。
今回出場する中で、SS王座決定戦で最も上位着だったのは有吉辰也。決定戦では序盤で2番手に付けると、後続の攻めを封じ切り準優勝となった。スタート力とレース運びは全盛期の状態に近い。今回のシルクカップは初めて記念タイトルを獲得した思い入れのある大会。久しぶりの優勝へ向け、最高の状態で乗り込めた。他にSS王座決定戦に乗っていたのは早川清太郎と荒尾聡。早川は2枠からの競争で、序盤は好位置に付けていたが徐々に後退。結果は5着だった。それでもトライアル戦では強力な走りができていたし、エンジンも乗り手もかなり良い部類。荒尾は7枠からの競争でスタート行けず、後方のまま終わってしまったが、王座決定戦乗りを決めていたのでやはり底力は高い。
SSで順位決定戦を制したのは高橋貢。トライアル戦では調子が上がらずにいたが、4日目にエンジン上昇し青山を捌いての1着を挙げていた。つまり後半2走は連勝。エンジンの立て直しに成功している。他に順位決定戦に乗っていたのは丹村飛竜、永井大介、篠原睦、三浦康平。その中で着上位は丹村で2着だった。丹村はトライアル2日目に反則し、早々と失権となったが、最後の最後で意地を見せることができた。永井はトライアル中からエンジンもう一つだったが、今回は相手が軽化するので通用するか。篠原と三浦は5走とも大きな着が多かった。エンジン不足で苦しい競争が多かったが、今回はその時の分まで頑張りたい。
SSシリーズ戦で優勝したのは黒川京介。優勝戦では先行する佐藤摩弥を道中で攻略して1着ゴールを決めた。元々良かったスタートとスピードに加え、レース道中の読みも巧くなってきた印象。今年は更に活躍の場を広げそうだ。その優勝戦で3着だったのは金子大輔。予選中から良い動きを見せていた。優勝戦は展開的に楽ではなかったが、追い上げを見せていたようにレース巧者っぷりは健在。佐藤貴也はそのレースで4着。こちらも予選中から力強い走りができていた。中村杏亮、長田恭徳も優勝戦に乗っており、今後の成長を感じさせる奮闘を見せていた。
台風の目となりそうなのは石本圭耶と新井日和。石本は前走の地元ミッドナイトで自身初優勝を決めてきた。石本は体重が軽く、スタートダッシュが冴えている。今後はハンデが重くなるが、このスタート力で序盤に好位置を奪ってくるだろう。新井は今節から1級車に乗り換わる。2級車の時からセンスの高い走りをしていたので、エンジンパワーが増す1級車でどのような変化を遂げるのか。大注目の一人となる。
※1月2日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
黒川 京介〔川口 S-12(33期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-27(25期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-13(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-8(29期)〕