永井大介が久々のSG優勝へ好視界!
SG第35回全日本選抜オートレースも優勝戦のメンバーが出揃った。今回は初日からずっと良走路で行われ、最終日の天気も良さそう。優勝戦は良走路での競争になりそうだ。
優勝戦は0Mオープンで、並びは内から青山周平、永井大介、荒尾聡、黒川京介、伊藤信夫、中村雅人、有吉辰也、佐藤貴也となった。
優出メンバーで最もエンジンが良さそうなのは永井。今節は3日目だけ4着だったが、それ以外は全て1着。準決でもブッチ切りの競争で好タイムを叩き出していた。次に良いのは伊藤信か。準決では青山をアオるような動きを見せていた。準決で抑える走りになり、1着通過とはいえエンジン的に一杯の様子だったのは荒尾と青山。黒川も1着だったが、終盤で追い込んだ中村の方がエンジンは強めだった。
0Mオープンで肝心のスタート争いは永井、荒尾、青山あたりが上位グループ。次いで有吉と佐藤貴。黒川も準決ではよく切れていた。伊藤信も悪くないが、優出メンバーに入ると劣勢の部類。中村はこの中では見劣りする。
まず先行するのは内の3者。この比較は難しいところだが、今節よく切れているのは永井。両隣のプレッシャーをはねのけて先行するとみた。となると今節ナンバー1の機力を生かし、そのまま押し切りが考えられる。仮に、スタートで2~3番手発進になっても、今節の永井の動きなら巻き返していけそう。そこで、当ブログでの本命には永井を推す。2018年、スーパースター王座決定戦以来のSG優勝を目指す。
相手は青山か荒尾。地元の荒尾は気合入っていると思われるが、内枠の分だけ青山に利があるか。青山が荒尾より先に出るとみて青山を重視する。4番手には伊藤信を挙げる。内枠勢にスタートは行かれそうだが、少なくとも外枠からのカマシを突っ張れれば4~5番手発進が可能。準決ではエンジン的に余裕ありそうに見えたし、優勝戦で10周戦になると、そのパワーがより増幅される。前を走る車のペースが上がらないようだと仕掛けにかかるかも。最後に中村雅。中村雅も伊藤信と同様に、準決ではエンジン的に強めだった。スタートでどこまでの位置に付けられるかは疑問だが、そこから猛烈な追い上げを見せる可能性もある。
黒川、有吉、佐藤貴は評価を落としたが、スタート後の位置取り次第では好走も十分。黒川は準決のようなスタートが切れればSG初優勝も見えてくる。有吉は外寄りでもダッシュ炸裂させるシーンがある。先頭に立てれば、変幻自在の走りで後続を翻弄するかも。佐藤貴も武器のスタートが決まれば、見せ場を作れるか。
◎永井大介
○青山周平
△荒尾聡
△伊藤信夫
▲中村雅人