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鈴木圭一郎がSG全日本選抜4連覇を達成!
川口オートで行われていた第33回SG全日本選抜オートレースは、浜松の32期・鈴木圭一郎が制した。これでこの大会は4連覇となった。レース内容も全国ランク1位に相応しい横綱相撲の様相を呈していた。
準決こそ重走路で行われたが、優勝戦は良走路。試走タイムは鈴木圭が一番時計で30。佐藤貴也が32、高橋貢と田村治郎が33、有吉辰也が34、吉原恭佑が35、鐘ヶ江将平が37、新村嘉之が一番悪くて39だった。
レース展開はいたってシンプル。4枠の鈴木圭がトップスタートを決めると、そのままゴールまで先頭を譲らず1着入線。上がりタイムも361と、この時期の10周戦に見合った数字をたたき出した。2着は高橋貢で、序盤で2番手に立つと、鈴木圭と一対一。一時は5車身ほど離れていた車間を徐々に詰めてはいったが、射程に捕らえるまでは行かず準優勝だった。3着は佐藤貴。序盤で鐘ヶ江をパスし3番手に立ったが、高橋貢との差は広がるばかり。ちなみに、スタート後にアクシデントがあり、有吉辰也は早々と戦線離脱を余儀なくされた。
それにしても鈴木圭の走りは圧巻だった。圧倒的一番人気だったのに、プレッシャーを感じていないかのような悠々とした走り。スタートもしっかりとトップ旋回を決めてみせた。鈴木圭から車券を買っていた人は、落ち着いてレースを見ていられたのではないだろうか。これこそがナンバー1の貫禄。今回の全日本選抜で4連覇は、過去に達成者はいなかった。また一つ偉業を達成。次回も優勝すれば5連覇。これは島田信廣が持つスーパースター王座決定戦5連覇に並ぶSG連覇タイ記録。ぜひ次回も期待したい。