A級とB級による戦いで優勝争いは激化!
この開催の直後にSGオートレースグランプリが控えている関係で、今回はS級選手が不在。A級とB級での開催となるが、普段は優勝から遠ざかってる選手達にとっては絶好のチャンス。注目の選手を挙げていきたい。
まずは前回の川口で完全優勝を決めた吉田幸司。今回の開催は非あっせんだったが、追加で参戦。エンジン絶好調なのに加えてツキも持っている。レース間隔も空いてないので連続優勝もありそうだが、唯一の懸念はハンデ位置。前回は最重ハンの20M前からの競争だったが、完全優勝の後ではハンデ重化は必至。これとの戦いをどう乗り切るか。
吉田幸が優勝したレースに乗っていたのは他に掛川和人と影山伸の22期コンビ。掛川は今回出場する中で地元ランク最上位。個人の力量に加えてエンジン状態も上々なので、吉田幸に対してのリベンジ達成なるかどうか。影山は不安視されているスタートに一定の良化が見られている。エンジン的にも戦える状態にあるので、今回も優勝争いに顔を出してきそうだ。
捌きがしっかりしているのは中野憲人と牛沢和彦。中野憲はスタートの切れが不安だが、今回は強豪がゴッソリ抜けているので、その点はあまり気にしなくていい。マイペースの追い込みを披露できそう。牛沢はスタート問題ない。同ハンに数車並んでいても、先行できる強みがあるし、道中も厳しい突っ込みを見せそう。
また、スタート切れている森谷隼人の速攻や、強引な仕掛けが持ち味の小原望あたりも上位争いに参加してこれる。
外来では林稔哲と井村淳一が、とも地元開催で優出しての参戦。林は0ハンからスタート先行し、大きなリードを作って逃げたが、猛追してきた青山周平と早川清太郎に屈し3着。井村はスピードある田中進の抜け出しを必死に追ったが3着止まり。2者ともエンジンは悪くないが、夜の時間帯のレースだったので、今回の昼間開催にセッティングを合わせられるかが大きなカギになる。
B級でも息巻いている選手は多い。塚本浩司は前走のミッドナイトで優出していた。直線の伸びが良く、ハンデ差も味方に善戦ありそう。島田健一、高橋祐一、渡辺稔らは前走の地元で健闘が目立っていた。34期新人では上和田拓海が、前回の残り2日間で1着2本。今回は初優出に期待がかかる。外来では町田龍駿がA級にも負けない車速の持ち主。展開次第では金田悠伽、米里信秀らの激走にも注意したい。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
掛川 和人〔川口 A-12(22期)〕
中野 憲人〔川口 A-14(24期)〕
小原 望〔川口 A-20(31期)〕
影山 伸〔川口 A-29(22期)〕
牛沢 和彦〔川口 A-50(20期)〕
吉田 幸司〔川口 A-151(21期)〕
井村 淳一〔飯塚 A-16(28期)〕
林 稔哲〔伊勢崎 A-219(30期)〕