夜空を焦がすGII稲妻賞が開幕!
伊勢崎のナイターGII稲妻賞が6月12日から5日間の日程で行われる。地元勢の中から優勝者が出るケースが多い同大会だが、前年度の覇者は浜松の鈴木圭一郎。今回も強力な外来勢が集結し、地元勢に襲いかかる。
前年度覇者の鈴木圭一郎は絶好調。前走となる飯塚ミッドナイトで完全優勝。更にその前の地元GIでは初日から4連勝を決め、優勝戦は2着で準優勝。乗りに乗れている。ナイターへの対応力も高く、前年に続き今回の稲妻賞連覇も十分ありえる。
地元勢は3強を中心に好調な選手が多い。絶対王者・高橋貢は前走の地元3日間開催で完全優勝を決めた。優勝戦は早川清太郎の内枠に置かれ、負けられない位置からのレースで序盤こそは苦しんだが、王者の底力を見せて優勝をもぎ取った。その早川は優勝戦3着だったが、予選準決の動きを見る限り、攻めは冴えに冴え渡っていた。伊勢崎3強の一角・青山周平もエンジン状態は上々。前々走の地元4日間開催では、予選準決を順当に突破し優出。更にその前のSGでもシッカリと優出していた。
他にも地元S級は、前走の伊勢崎で準優勝だった西原智昭や、優出5着だった内山高秀が調子を上げているし、新井恵匠や吉原恭佑といったあたりも果敢な走りができている。
外来S級で調子が上がっているのは山陽の松尾啓史。前走の川口4日間開催をオール連対で優勝してきた。その前の地元でも優出しており、このいい流れはしばらく続きそう。その松尾に敗れて川口優勝戦3着だったのは中村雅人。ただ、予選準決は全て1着で通過するなど、エンジン面は高い位置にありそうだった。荒尾聡も状態は良い。前走の地元4日間開催では初日から3連勝を決め優出。優勝戦は3着だったが、その前の川口開催でも優出しており好調をキープ。鈴木清は前走の地元4日間開催では準決だけ7着で、それ以外の3走は全て1着。更に、その節の前には連続優勝を決めるなど乗り手も乗れている様子。
浜松の金子大輔は、周回誤認で久々の実戦となった前走の地元でシッカリと優出。レース感覚をすぐに取り戻していた。また、同じ浜松の中村友和もエンジン自体は悪くなさそう。スタートを並に決めることができれば上位争いに加われる。
そのほかに加賀谷建明、田中茂、丹村飛竜、岡部聡などのS級選手も参戦。現在はエンジン的に普通だが、少しでも上積みあれば優勝戦まで進出できる力量を持っている。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-8(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-16(27期)〕