伊勢崎VS川口、4日間の対抗戦シリーズ!
昨年12月に川口で行なわれた伊勢崎との対抗戦。今回は伊勢崎に舞台を移して同様のシリーズが行なわれる。予選2日間は各レース川口4車、伊勢崎4車で構成され完全なガチバトル。得点上位32名が準決に進めるシステムだ。川口で行なわれた時は、吉原恭佑が優勝し、青山周平が準優勝。地元川口勢は、外来伊勢崎勢にいいようにやられてしまった。果たして、今回はどのような結末が待っているのか。
まずは地元S級から。前回の対抗戦を制した吉原や、準優勝だった青山は今回不在。しかし、高橋貢が地元エースとしてどっしりと君臨。前走の飯塚SGでもキッチリと優出していた。優勝戦は6着になってしまったが、ここ一連の流れを見る限りエンジン状態は高い位置にある。走り慣れた地元走路で、川口勢に存在感を見せつけそう。
他のS級は内山高秀、西原智昭、三浦康平、岩田行雄の4者。内山は前走のSGでイマイチだったが、昨年12月の動きはマズマズで悪くはなかった。三浦も最近は2節連続SG競走で結果は出てないが、それまでのレースは軽快な動きを見せていた。西原と岩田はやや元気がない。しかし、どちらも整備には熱心に取り組む方なので、早い段階での立て直しも十分。
川口S級は永井大介が有力。飯塚のSGでは準決4着で優勝戦には進めなかったが、それ以外の日の走りを見るとそこまで心配する内容ではなかった。今回は大幅にメンバーが軽化する一般開催。本来の走りを取り戻し、強烈な攻めを披露するハズ。
他にS級で参戦は山田達也、斎藤撤二、大木光、阿部剛士、加賀谷建明の5者。山田と大木、加賀谷は前走のSGでもソコソコの成績を残していたように、乗り手もエンジンも十分戦える状態。斎藤と阿部はSGではいい所がなかった。しかし、どちらも最近は試走タイムがしっかり出ているので、今回のようなハンデ戦でも追って行ける状態。
伊勢崎A級で最も注目なのは亀井政和。前走の川口で久々に優勝を決めてきた。それも4日間シリーズでオール連対の好内容。今回はその時よりメンバーが濃くなるが、ここ数節続いている好調のエンジンを駆って連勝街道を築き上げるか。亀井が優勝したレースには鈴木清市も乗っていた。鈴木もここ数節はほとんど3着以内に成績をまとめている。他では、竹本修や押田和也がスランプ脱出で上昇ムードにある。
川口A級では田辺誠と鈴木清が好調。どちらも前走の地元で優出している。田辺は今年からエンジン乗り換わり、明らかに動きが良くなっている。鈴木は昨年末あたりから良化の兆しが出てきて、前走で優出と好結果に繋がっている。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-23(26期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-24(28期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-29(28期)〕
永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
山田 達也〔川口 S-14(28期)〕
斎藤 撤二〔川口 S-31(25期)〕
大木 光〔川口 S-38(28期)〕
飯塚VS山陽の様相!
飯塚オートは早くも今年2回目の開催。前回はSG全日本選抜で、重走路の決戦を浜松の鈴木圭一郎が制して幕を閉じた。今回は一般開催でS級選手はそこまで多くはなく、S級は地元飯塚と山陽で組まれている。A級の中にも好調な選手がおり、優勝争いは簡単には予想できない。
地元の大将格・浦田信輔は今回も参戦。前回のSGでは、シリーズを通して天候が不安定だったため、力を出し切れずに終わってしまった。今回も天気は初日からあまり良くなさそうだが、良走路でのレースになれば強烈な走りを披露できるハズ。
勢いで言えば荒尾聡の方が断然にいい。前走のSGでは、優勝戦で鈴木圭にチギられたとはいえ、準優勝の結果を残している。その前のSGスーパースター王座決定戦では久々にSG優勝を決めており、大舞台でも強い荒尾が帰ってきた。今回は大幅にメンバーが軽化する一般開催。全天候型の荒尾にとっては優勝の大チャンス。エンジンがいいのに加え、乗れてる強みも加味され総合力は大幅にUP。この快進撃はとうぶん続くだろう。
篠原睦、田中茂、久門徹の26期トリオも動きは上々。3者ともSGではシリーズ中に1着を取っており、戦えるだけのエンジンレベルにある。前回は私病でSGを欠場した鐘ヶ江将平は、前走のミッドナイトで優勝して以来の実戦。やや間隔は空いてしまったが、ミッドナイト開催の時は4日間で、優勝を含むオール連対の結果を残している。乗り手のリズムは悪くない。他にも地元S級は桝崎陽介と岩見貴史が参戦。エンジンはある程度の位置で推移している。
山陽S級陣は、前走もここ飯塚でSG競走に出ていた。優勝戦まで進出した選手はいなく、イマイチな結果に終わったが、佐々木啓や岩崎亮一あたりはマズマズの動きを見せていた。山陽でランク筆頭の松尾啓史は、初日に反則してしまい早々と失権。その後もリズムを取り戻せなかった。角南一如や浜野淳も本来の力を出せたとは言えない。それだけに今回は巻き返しの一戦になりそう。
A級では高宗良次が急成長を見せている。前走の川口4日間開催では準優勝で帰ってきた。予選道中も2勝を含むオール連対。元々持っていたスピードに加え、捌きの方も良化してきた印象。自身初優勝へ向け、条件は整いつつある。片岡賢児と高林亮は前走の浜松で優勝戦に乗っていた。片岡は準優勝で、その後の地元SGも補充選手として3走し、全て車券に絡む活躍を見せていた。高林はスピードが出るこの時期に成績が上向いてくる事が多い。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-4(23期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-15(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-20(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-8(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-21(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-25(25期)〕
今回も混沌模様の4日間シリーズ!
今回の川口も直前にSGが行なわれている関係で、S級選手とA級上位の選手は不在。前回のお正月開催同様、A級中堅以下の選手による戦いになる。前回優勝したのはB級の川原剛。今回も参戦しており、連続優勝がかかっている。もちろん他の選手にとっても、今回は優勝の絶好の機会なので、初日から気合満点の走りが見られそう。
前走で優勝して今回参戦するのは先述の川原と、伊勢崎の米里信秀。川原は単なる逃げ展開ではなく、片野利沙や小林瑞季にスタートで叩かれながらも、レース序盤の勝負所をしっかりモノにしての優勝。エンジン面は最高潮で、乗り手も乗れている。ただ一つの懸念材料はハンデ。前回の優勝でハンデ重化は避けられないか。米里の優勝戦は、0ハンからトップスタートを決めての押し切り。ただし、快速派の筒井健太や攻めが強烈な伊藤正司らを抑え切っての優勝なので喜びもひとしお。米里は試走タイムが出ない傾向あるが、レースでは渋太い走りを見せるので注意が必要な一車。
川原が優勝したレースに乗っていたのは先述の片野と小林、それに福村唯倫、山際真介、秋田貴弘、塚本浩司の6車。片野と小林は初優勝のチャンスで果敢に仕掛けたが川原に、はね除けられてしまった。エンジン面は問題ないだけに、今回は前回のリベンジといきたい。秋田は4日間の全てのレースで試走30を切る機力を見せつけていた。山際も優勝戦は試走29と好仕上がり。この両者は大きめなコース取りでスピードを乗せてくる。福村は展開の一瞬の隙を突くのが得意。準決などの重要な場面で存在感を示してきそうだ。塚本は、このところ成績が安定しており、いきなりの独走に入れる展開なら残り目十分。
米里が優勝したレースに乗っていたのは伊藤正司、北渡瀬充の2車。優勝戦では最後まで米里を差せなかった伊藤だが、試走27が出ていたようにエンジン面は上々。北渡瀬は優勝戦7着だったが、それ以外の3日間は全て車券に絡む活躍。ハンデの変動がなければ、今回も活躍できる。
前回は成績イマイチだった岩田裕臣だが、今回のメンバーの中では実力上位。足回りの不安さえ払拭できれば、優勝戦まで進出してくる可能性は高い。準決で8着だった武藤博臣は、それ以外の3走で全て1着とエンジンは好調。スピード面なら今回の中で上位級だ。
他に外来では、レース道中的確な捌きで番手を上げてくる林弘明、試走タイム以上にレースで渋太く乗る野田光宏、鋭いスタートからの速攻が光る青山文敏あたりに注目が集まる。
B級では、ブロックが巧い長谷川啓が成績をまとめているし、独走に入るとペースが上がる相馬康夫に確変の兆しあり。新人では黒川京介が3連勝中。泉田修佑も力を付けてきている。
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主な出場予定選手
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掛川 和人〔川口 A-37(22期)〕
山際 真介〔川口 A-53(26期)〕
林 弘明〔山陽 A-49(24期)〕
木村 義明〔伊勢崎 A-83(22期)〕
伊藤 正司〔伊勢崎 A-130(20期)〕
米里 信秀〔伊勢崎 A-218(19期)〕
青山 文敏〔飯塚 A-91(16期)〕
野田 光宏〔浜松 A-169(24期)〕
鈴木圭一郎が6度目のSG優勝!
前日の天気予報通り、優勝戦当日は雨になった。更に、優勝戦のちょっと前から雪が降り、選手からしたらレースしづらいコンディションになった。そんな厳しい状況でも力を発揮できたのが鈴木圭一郎。デビューから4年半でSG6Vは偉業と言えるのではないか。
試走は高橋貢がトップタイムの3.63。次いで金子大輔が66。鈴木圭一郎と新井恵匠が68。青山周平、荒尾聡、中村雅人、木村武之が70だった。
レースは鈴木圭がスタート先行。そのあとは後続との差を引き離す一方のブッチ切りゴール。まさに圧勝と言えるレース内容だった。勝因はなんといってもスタートだろう。トップで1コーナーに飛び込み、インを丁寧に走り上げ、更にペースをも上げて回っていた。元々、雨走路も苦手ではない鈴木圭だが、SGを取ったことによりその強さをより一層印象付けた。スタートが早く、スピードもあり、天候にも左右されない強さがある鈴木圭。これからどれだけSGを勝ち続けていくのだろう。
準優勝は荒尾。スタートで2番手に出て、直後に木村の強襲にあうが、これをこらえて番手キープ。鈴木圭には離されていったが、最後まで2番手を死守しゴール。昨年末のスーパースター王座決定戦優勝の勢いを維持していた。ここにきて乗り手がパワーアップしている感じだ。今後の記念レースにつながる走りになった。そして、3着には新井が入線。スタートこそ8番手発進になったが、大外のコースをブン回って着順を上げていく。道中では、抵抗にあっていた中村をインから抜き去り、大きな自信になったはず。今後が楽しみだ。
浜松新年第一弾は4日間の一般開催!
この開催の直前に飯塚でSGが行われている関係で、S級とA級の上位選手は不在。A級の中堅以下とB級による戦いになるが普段、優勝戦から縁の遠い選手達にとっては気合の入るシリーズ。川口と伊勢崎のお正月開催でも同様のメンバーだったが、なかなかに白熱したバトルが繰り広げられた。
今回出場する中でランク最上位者は地元の鈴木一馬。強豪相手のレースでは苦しむシーンが多いが、今回のようなメンバーならスピード上位で車ナリに進出してこれる。今回は最も重いハンデを背負うことになるが、アウトコースを主体に使って車群を交わして行きそう。地元の2番手は平塚雅樹。スタートが早く、同ハンに数車並んだ大外からでも先行するケースが多い。未だに優勝経験がないのが不思議なくらいだが、課題を挙げるならレース後半のペース。前半に比べてややペースが落ちる傾向があるので、これを克服した時には優勝がグッと近づくハズ。
前走で優勝戦に乗っているのは筒井健太と長谷晴久。筒井は遠征先の伊勢崎で優出。最近はハンデが最重ハンの20M前でのレースで、展開を行かして好成績を残している。伊勢崎の優勝戦では4着だったので、今回からハンデの重化は避けられないか。もちろんハンデ据え置きならチャンス大だ。長谷は前走の地元で優出し6着。予選2日間はともに1着、準決は2着で突破。長年不安視されていたスタートの甘さも、近況ではだいぶ改善されてきた。エンジン良い今こそ初優勝を目指して激走が見られるかもしれない。
外来は伊勢崎勢が好調。渋沢憲司は地元のお正月開催で優出。優勝戦こそ8着だったが、それ以外の3日間は全て連対。鋭いスタートからの早仕掛けを得意とする選手。落合淳は今年の初出走でいきなり落車。しかし、その後の2走は試走30を切っていたように、エンジン面に悪影響は見られなかった。他では、渋太い走りで安定した成績を残している鈴木清市、ハンデ位置を生かして好走を連発している荒川哲也、元々巧かった雨に加えて良走路でも上向いてきた吉田恵輔、前走の節間乗り替わりで大幅に良化した戸塚尚起、本来の動きが出てきた竹本修などに注目。
飯塚と山陽からは、前走の伊勢崎では準決の欠車が悔やまれる竹中修二は、それ以外の3走で1着2本、3着1本の好成績。水本竜二もスロー展開の混戦なら力を発揮できている。歴戦の勇者・畑吉広や、レース後半の追い込みが強烈な福永貴史あたりも優勝戦まで顔を出してくるか。
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主な出場予定選手
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鈴木 一馬〔浜松 A-35(30期)〕
平塚 雅樹〔浜松 A-66(31期)〕
落合 淳〔伊勢崎 A-45(29期)〕
仲田 恵一朗〔伊勢崎 A-61(29期)〕
畑 吉広〔山陽 A-74(20期)〕
福永 貴史〔山陽 A-92(25期)〕
竹中 修二〔飯塚 A-178(26期)〕
水本 竜二〔飯塚 A-179(27期)〕