新ランクによる3日間開催!
この10月から新しいランクが適用され、各選手に変動があった。特に大きな変化は32期。1級車に乗り替わった今年1月から6月までの間の活躍が目立ったため、大きくランクを上げた選手が多かった。さて、今回は飯塚の3日間短期決戦。いきなり最終予選なので、初日から全く気が抜けない戦いが繰り広げられる。
S級陣は大方、前走が伊勢崎ナイターSGだった。そこで優出したのが荒尾聡。予選中はイマイチだったが、準決では流石の勝負強さを見せた。優勝戦では周りの車と比べて試走タイムが明らかに見劣り、厳しい戦いを強いられたが、今回はメンバーが大幅に軽化されるので優勝候補の筆頭に挙げられる。
他のSG組は田中茂、竹谷隆、岩見貴史、岡部聡。いずれも準決まで行けず悔しい思いをしている。しっかりと整備で立て直したいところだ。川口のナイターで走ってきたのは前田淳と角南一如。前田は消音マフラーにもエンジンを適応させて優出。マズマズの成績となった。角南は準決4着で優出ならなかったが、エンジンは大崩れしているわけではなく、ちょっとしたところで上昇させること可能。浜松で走っていたのは桝崎陽介。4日間開催でオール連対の準優勝。エンジンは抜群に安定している。スタートもだいぶ良化しており、今回も連絡みありそうだ。
桝崎と同じ浜松で優出したのは西村義正と山浦博幸、丸山智史。西村は優勝戦3着で、予選中も5着以下がない安定した成績。混戦での強さを見せていた。山浦は最重ハンの20M前という好位置を活かしていた。元々、スピードには定評があり、逃げる展開でエンジンさえソコソコなら活躍できる状態ではあった。優出したことによりハンデの重化がなければ、今回も軽快な逃げを見せてくれそう。そして、丸山。この浜松で嬉しい初優勝を決めた。4日間シリーズでオール連対の好内容。本人にとってもかなりの自信に繋がるハズだ。
今回出場するA級の中で、前回の飯塚開催で優出していた選手も多い。優勝戦での成績トップは高宗良次。4日間シリーズで4着以下がなく、オール3連対の安定感。走りが良くなってきている。優勝戦で5着だったのは阿部仁志。追い込みの鋭さが最大の武器。まだ、スタートを含め序盤の仕掛けには課題を残している。6着だったのは細野俊介。成績は安定していないが、時折り大駆けがある。7着だったのは佐藤裕児。成長のスピードは緩やかだが、着実に、しっかりと力を付けている。
最後に要注目の3人を挙げるなら筒井健太と鈴木健吾、鈴木宏和。筒井はSGの3日目で8着になり準決には進めなかったが、それ以外の4日間はオール連対。鈴木宏和はSGの準決だけ7着だったが、それ以外の日はオール連対。エンジンは好調だ。そして、鈴木健吾。ここ最近は捌きが良くなっており、追い上げて行くレースでも活躍が目立つ。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
田中 茂〔飯塚 S-11(26期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-28(28期)〕
竹谷 隆〔飯塚 S-41(23期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-44(29期)〕
前田 淳〔山陽 S-13(27期)〕
岡部 聡〔山陽 S-16(19期)〕
角南 一如〔山陽 S-45(27期)〕