今年2回目のナイター開催!
伊勢崎は前回に続き、今回もナイター開催。気温が上がりつつあり、各地の昼間開催では追い込みが効きにくい状況にあるが、ナイターの時間帯なら後ろから追い込むレースが見られるか。今回参戦するS級選手は、全員が前走は浜松のSGオールスター。初日はその時の動きが大いに参考になる。各選手の動向を追ってみる。
地元の絶対王者・高橋貢はピリッとしなかった。なんとか準決までは進めたが、そこで4着。最終日もイマイチで、シリーズを通して勝ち星がなかった。しかし、今回は地元開催なので必ずや立て直すだろう。早川清太郎は健闘していた。初日、2日目と白星発進。肝心の準決ではスタート遅れてしまい、猛追も3着一杯で優出を逃した。それでもエンジン自体は高い位置で推移しており、今回のようなハンデ戦なら持ち味である捌きの威力も倍増される。田村治郎はいい所がなかった。グリップを開けて回るタイプなので、タイヤが走路に食いつくナイターの方が向いている。
対する外来勢は、青山周平と内山高秀がSGで優出しての参戦。特に、準優勝だった青山はトップスタートを切ったものの浦田信輔に捌かれてしまい、その後も攻めを抑え込まれてしまった悔しい内容。そのウサを今回にぶつけたいところだ。優勝戦は6着だった内山の方は、そこまでの4日間がオール連対。エンジンは安定していた。この2人が地元の牙城を脅かす存在になる。
他のS級はと言うと、先のSGでは準決にも乗れなかった松尾啓史だが、エンジン自体はそう悪くなさそう。追い込みがしっかりしているので、ハンデ戦の方が向いているだろう。伊勢崎との相性抜群なのは浜野淳。エンジンの仕上がりは日によってムラだが、ここ一番での勝負強さは健在。優勝戦まで駒を進める可能性は高い。岩田行雄も近況は元気が良い。2月から新型タイヤに移行してから、その特性を掴んでいるのか、好成績が続いている。池田政和、人見剛志あたりはエンジン状態イマイチ。早急な立て直しが要される。
A級の中で特注は竹中一成。前走の地元GIで優出。優勝戦は重走路で末着だったが、2日目~4日目の3日間は全て1着。エンジンはかなり仕上っている。同じ地区の岡本博幸もこのところエンジンは安定している。レース道中の走りもしっかりしているので、車券に絡む可能性大。動き急上昇で、ナイター向きなのは田中賢。スタートの切れ味も良くなっており、早めの抜け出しも十分ある。オールスターで2勝を挙げた栗原勝測は、伊勢崎は準地元。当地では好走することが多い。大駆けで一発があるのは、稲原良太郎。オールスターの最終日も1着を決め、高配当を演出している。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-15(29期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-38(30期)〕
青山 周平〔船橋 S-5(31期)〕
内山 高秀〔船橋 S-25(26期)〕
池田 政和〔船橋 S-36(23期)〕
浜野 淳〔山陽 S-10(24期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-22(26期)〕