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木村武は不在だが地元S級陣は好調車多数!
金子大輔(浜松)は、前走が企画レースの2級車戦だったのでエンジン状態は掴みかねるが、その前の節はしっかり優勝戦に乗っていたのでそれほど心配はないだろう。スピードが自慢の伊藤信夫(浜松)は、前節は優勝戦まで進んで3着。優勝とはならなかったがエンジン的にはマズマズの状態。同じように笠木美孝(浜松)も優勝戦で5着と堅調を誇示。青島正樹(浜松)もその開催で優勝戦に進み4着。その前の節も、更にその前の節も優勝戦まで進んでおり、このところエンジンの安定感が目立つ。岩科鮮太(浜松)は優勝戦までは進めてないが、ようやく良くなってきた感じがある。今節は、この地元S級5人が外来勢を迎え撃つ。
A級勢の中では、完全にスランプを脱出した佐藤貴也(浜松)が、かつてのレースっぷりを思わせるような走りをしている。同期の山浦博幸(浜松)も、捲りに鋭さが戻ってきている。好スタートからの速攻が得意な鈴木静二(浜松)は、現在連続優出中とエンジン好調。
他に、一発力があるのは浅野浩幸(浜松)や青嶋裕治(浜松)あたり。また、新人32期の成長ぶりにも注目したい。
外来勢では早船歩(船橋)、谷川一貴(船橋)、藤川幸宏(飯塚)に注目。一時期ハンデが軽くなっていた早船は前節から元の最重ハンに戻ったが、それでも良い走りはできていた。谷川は伊勢崎一般開催で優勝戦に進出し7着。その優勝戦は良走路ではなかったので7着となったが、乾いた走路だったらもう少し上の着まで行けただろう。藤川は長い間結果が出ずに苦しんでいたが、前節の後半あたりからようやく良くなりそうな兆しが出ていた。
加賀谷建明(川口)、佐々木啓(山陽)、小林啓二(山陽)のS級3者は、調子がイマイチで本来の走りができていないが、整備での立て直しもあるので動向に注意したい。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
笠木 美孝〔浜松 S-30(22期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-32(29期)〕
青島 正樹〔浜松 S-41(22期)〕
新井 惠匠〔船橋 S-36(30期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-45(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-24(23期)〕
高橋貢が約4ヶ月ぶりの優勝で復活の狼煙!
優勝戦までは進出するものの、優勝からは縁遠くなっていた高橋貢(伊勢崎)が前節Vで今年2回目の優勝を決めた。長く苦しい4ヶ月だったが、エンジンがまるっきりダメだったわけではなかった。いつもの整備を淡々と繰り返すうちに、ようやく前節の準決勝あたりから本来の輝きを取り戻してきた。前節とはレース間隔も空いていないので、今節も高橋貢を中心にシリーズが展開されていくことだろう。
他の地元主力勢はと言うと、前節に車を乗り替わった田村治郎(伊勢崎)が3着、1着、1着で優勝戦まで進み、優勝戦でも2着と乗り替わり成功した形。いつものスピードが戻り、全速コーナーができていた。早川清太郎(伊勢崎)は前節が浜松の企画レースに参戦。近況、イマイチな状態が続いていたが、久しぶりに2級車でレースしてグリップを開ける感覚が戻ってきているかもしれない。暖かくなってから不調が続いている三浦康平(伊勢崎)は苦しい時期が長引いているが、そろそろ立て直したいところ。
A級でスタートが良くなっているのは伊藤正司(伊勢崎)、千葉泰将(伊勢崎)。スピードが出てきたのは亀井政和(伊勢崎)、森村亮(伊勢崎)。試走タイムは出てない新井淳(伊勢崎)だが、中村浩章(伊勢崎)と同様に堅実な走りはできている。
B級から元気なのは、伊藤幸人(伊勢崎)、関仁孝(伊勢崎)、渡辺京二(伊勢崎)、原田富夫(伊勢崎)あたり。
外来勢の1番手は池田政和(船橋)。直前の浜松一般開催では惜しくも準優勝となったが、エンジン的にはかなり良い状態にある。内山高秀(船橋)は5月の時ほどの勢いはないが、ソコソコの状態で推移している。仲口武志(船橋)はややエンジン不足で、整備での上積みが必要な状態。
未だ優勝経験がない平塚雅樹(船橋)だが、1級車に乗り替わってからは快進撃を見せているのでいつ優勝してもおかしくない。同期の古木賢(船橋)もだいぶ1級車に慣れてきた様子で、結果を残し始めている。他にも、谷津圭治(船橋)、平川博康(船橋)、福田裕二(船橋)、保永高男(船橋)らも好調なので動きを追ってみたい。
飯塚勢では佳元光義(飯塚)が、直前の浜松一般開催で優出しており、逃げる展開なら侮れない。山陽からは、角南一如(山陽)、前田淳(山陽)ら27期が近況は元気良い。また、杉本雅彦(山陽)が地元開催で優出してるので、今節も逃げ粘りには注意したい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
池田 政和〔船橋 S-19(23期)〕
内山 高秀〔船橋 S-21(26期)〕
仲口 武志〔船橋 S-44(24期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
前田 淳〔山陽 S-34(27期)〕
飯塚VS山陽+伊勢崎で大激戦の予感!
まずは直前の山陽の開催に参戦していた有吉辰也(飯塚)と荒尾聡(飯塚)から。ここ何節かは優勝戦にしっかり顔を出すようになっていた有吉は、完全Vがかかっていた優勝戦で被害あって落車。それまでの動きが良かっただけに残念な結果になった。整備でどれだけ元の動きを取り戻せるかがカギになる。荒尾の方も優勝戦に進出したが、優勝した重富英雄(山陽)のペースが速く、2着どまりだった。ただ、このところエンジンが並以下になることはなく、かなり高い位置で動きをキープできている。
飯塚大将格の浦田信輔(飯塚)は、川口の記念開催の準決勝で落車してしまったが、最終日の動きを見る限り心配はなさそう。確かな整備力からくる抜群の安定感が最大の魅力。大崩れする事が少なく、常に上位着を取れるエンジン状態を保てている。篠原睦(飯塚)は前節の川口記念では準決勝は被害があって大きな着になってしまったが、ここ何ヶ月もエンジンは安定しており、スタートも切れてるので初日から積極的な姿勢で臨める。逆に、同期の田中茂(飯塚)はなかなか調子が上がってこない。ただ、整備力はある選手なので徐々に良くさせていく事だろう。
他では、再成長を見せてる鐘ヶ江将平(飯塚)、乗り替わり後に好調が続いてる井村淳一(飯塚)、いい逃げを見せそうな堀勉(飯塚)や岩元毅(飯塚)、高倉健吾(飯塚)などにも注意したい。
一方、山陽勢はS級が3人来場。一番手の濱野淳(山陽)は、浜松の一般開催で優勝した後の地元の開催ではあまり良くなかった。ただ、地元はGⅠの時も良くなかったので折り合いが悪いだけかもしれない。逆に、飯塚などの遠征の方が動くケースもある。安定感が魅力の岡部聡(山陽)は、その定評に違わない動きを見せている。夏場の熱走路でも追い上げて行ける強さがある。長欠明けで川口記念開催に臨んだ松尾啓史(山陽)は、初日2日目と1着。レースの間隔が開いていた不安は払拭した形。これからの巻き返しが期待できる。
A級で絶好調なのは重富英雄(山陽)。直前の地元開催で久々の優勝を飾っている。エンジンはもちろん、スタートの切れも良くなっているので注目。そのほかで、現状機力がいいのは、人見剛志(山陽)、中野政則(山陽)、坊田寿彦(山陽)あたり。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-12(25期)〕
田中 茂〔飯塚 S-13(25期)〕
濱野 淳〔山陽 S-15(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-25(26期)〕
船橋勢が大挙襲来だが地元勢も層は厚い!
現在、最も乗れている選手は前節の地元GⅠキューポラ杯を制した森且行(川口)。優勝戦は突然の降雨で、難しい走路状態になったがうまく乗り切った。予選中や準決勝の動きも良かったので、今回も活躍が期待される。
高橋義弘(川口)、平田雅崇(川口)、青木治親(川口)の3者は前節が浜松の企画レースの2級車戦だったのでエンジン的なモノは掴みづらいが、ちょっと前から乗り手の感覚が戻ってる平田に加えて、高橋義弘もだいぶスピード乗って走れるようになってきた。
ほかの主力で佐藤裕二(川口)は前節のGⅠで優出する動き。ここ何節もエンジンはいい状態で安定していると見てよい。鈴木清(川口)は前節の記念の準決勝はイマイチだったが、予選道中の動きは悪くなかった。中野憲人(川口)はスタートを含めて序盤の動きにやや難があるものの、エンジン自体はマズマズで追い込みに期待できる。
他のA級勢では深谷輝(川口)が絶好調。前節の記念で優出。その優勝戦は雨走路だったが健闘していたし、予選中の車の行きっぷりはかなり良かった。吉田幸司(川口)や山田徹(川口)も晴れの動きに関しては上々だった。
対する船橋勢では、なんといっても青山周平(船橋)。実戦はここ2節連続で企画レースに参加していたため、エンジンの推移は掴みかねるが、企画レースでもいい走りをしていたので乗り手には全く不安がない。圧倒的な試走タイムを計時して、レースでは猛烈な追い込みを見せてくれる事だろう。
船橋S級は二人参戦。片平巧(船橋)は、前節川口の記念で成績はイマイチだったが、連続で同じ地区を走れるアドバンテージがある。西原智昭(船橋)の方は、前節の伊勢崎は良くなかったが、その前は川口の記念で後半はマズマズの走りをしていた。A級勢の中でも船橋は良い走りをする選手が多いので注目だ。
浜松からは4者だけの参戦だが、大注目は関口隆広(浜松)。久々の優出になった前々節から前節はハンデが重くなったが、その前節でもしっかり優出した。元々、ポテンシャルは高い選手なので今後の動向にも注目したい。
また、新人32期生がデビュー2節目になるのでこちらも楽しみだ。
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主な出場予定選手
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高橋 義弘〔川口 S-22(29期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-27(24期)〕
鈴木 清〔川口 S-28(23期)〕
森 且行〔川口 S-31(25期)〕
片平 巧〔船橋 S-29(19期)〕
西原 智昭〔船橋 S-35(28期)〕
青山 周平〔船橋 A-87(31期)〕
外来勢がやや手薄で、地元が高橋貢を中心に奮戦!
まずは地元大将格の高橋貢(伊勢崎)から。前節は地元のGⅡスターライトだったが、しっかり優勝戦に乗って準優勝。優勝できなかった悔しさは残るが、記念の優勝戦で2着ならエンジン状態は悪くない。今回も同じナイター開催なだけに高橋貢を軸にシリーズが展開されていく事だろう。
その他、地元勢では浅香潤(伊勢崎)がそのスターライトで優勝しており注目の一車。その後は浜松の一般開催に参戦していたが、調子を落としていた。しかし、最終日は1着で締めた事と、今回は地元のナイター開催という事を考えれば、また同じような活躍が期待される。澁澤憲司(伊勢崎)、仲田恵一朗(伊勢崎)の両者は完調の動きとは言えないが状態はマズマズ良い。一時期調子良かった青木勝美(伊勢崎)は、このところ元気がなくなっている。ほかに、田村治郎(伊勢崎)、伊藤正司(伊勢崎)、竹本修(伊勢崎)ももうひと伸びが欲しい状態。
外来勢ではまず飯塚勢を見てみる。今回参戦する飯塚1番手は東小野正道(飯塚)。地元の開催では優出して4着に終わった。仕上がっているとは言えないが、悪い状態でもないだろう。当地は相性的にも悪くはないので優勝争いに参加してくるのは間違いない。2番手の桝崎陽介(飯塚)も地元の開催で優出6着と流れは悪くない。根本将人(飯塚)は同じ開催ではイマイチだったが、その前の川口開催で優勝しているので動向に注目したい。
山陽からは緒方浩一(山陽)が来場するが、調子が良いとは言えない。山崎進(山陽)、満村陽司(山陽)の26期コンビもエンジンはもう一息の状態だが、この2人はエンジン状態に関わらず大駆けがあるタイプなので注意が必要。
船橋からは西原智昭(船橋)、新井惠匠(船橋)の2人がS級で参戦するが、やや低迷中。逆に、早船歩(船橋)がハンデ軽化されてから優出を逃してない。今回もハンデが据え置きならば連日大活躍をするだろう。
また、今回から伊勢崎の新人32期がデビューとなるので注目したい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-39(30期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-48(23期)〕
西原 智昭〔船橋 S-35(28期)〕
新井 惠匠〔船橋 S-36(30期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-11(25期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-17(28期)〕
緒方 浩一〔山陽 A-18(30期)〕