充実してる川口勢が外来勢を迎え撃つ!
地元S級選手の近況を見ていこう。まずは高橋義弘(川口)。目に見える成績としてはイマイチだが、大きなコースを使っての走りは良くなってきている。これに機力が伴えば好調時の成績が付いてくるだろう。同期の平田雅崇(川口)は前回の優勝戦で4着。後半は追い込みが目立っていた。元々のスタイルである、強気の攻めも戻ってきており力強い走りに期待。森且行(川口)は、GⅠキューポラ杯を制してからはハンデ位置が厳しくなり苦戦しているが、それでも前節はしっかり優勝戦まで進んでいる。乗り手も方もだいぶ強化されてると思われる。その同期の若井友和(川口)はここ何節も安定した成績を残している。前節も優勝戦まで進み3着。高い位置でエンジン状態が保たれている。青木治親(川口)は悪くはないが、もう少し機力が欲しいところか。中野憲人(川口)は相変わらず後半の追い込みは鋭い。
A級で調子が良いのは大木光(川口)、篠崎実(川口)、吉田幸司(川口)で、中でも動き光ってるのは牛沢和彦(川口)だ。B級では塚本浩司(川口)、河合久(川口)。
外来勢の方は、まず船橋から。直前の開催で優勝戦に乗った内山高秀(船橋)は、スタート後の1コーナーで流れ気味で苦戦したが機力の方は上々。山田真弘(船橋)、武藤博臣(船橋)も優出して機力は良い。近況は捌くレースで苦しむ姿が見られる青山周平(船橋)もエンジン自体は問題なさそう。池田政和(船橋)に関しても、完調ではないもののマズマズの状態を保っている。また、今回は船橋32期新人が初の遠征参戦。中でも、鈴木圭一郎(船橋)は未だ負けなしで、32期の中で間違いなくナンバー1の素質を持っている。
船橋開催ではイマイチだった木村武之(浜松)は、その前の地元開催で優勝してるので動きを立て直せられるかがカギ。伊勢崎勢は竹本修(伊勢崎)や新井淳(伊勢崎)にやや復調気配が出ている。
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主な出場予定選手
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高橋 義弘〔川口 S-22(29期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
森 且行〔川口 S-31(25期)〕
青木 治親〔川口 S-38(29期)〕
池田 政和〔船橋 S-19(23期)〕
内山 高秀〔船橋 S-21(26期)〕
青山 周平〔船橋 A-87(31期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
層の厚い地元勢を外来勢が撃破なるか!!
前節の優勝戦は雨走路となってしまい4着と敗れてしまった浦田信輔(飯塚)だが、予選、準決は全て1着でまとめており、良走路での動きは全く問題なさそう。今節も力強い差しを披露しよう。好調が続いている篠原睦(飯塚)は、直前の船橋開催に参戦していた。優出こそならなかったが、最終日の特別選抜戦で見事1着。そのレースで人気だった青山周平(船橋)に付け入る隙を与えない速攻を決めた。武器のスタート力も健在だ。東小野正道(飯塚)は、最後は伊勢崎開催に参戦して、準決は6着と優出はならなかったが、2日目、最終日は1着。エンジンは上々と言える。田中茂(飯塚)、竹谷隆(飯塚)の両者はやや調子を落としている。有吉辰也(飯塚)は直前の伊勢崎開催で優出。その優勝戦では好スタートを決めたが3着に終わった。しかし、エンジン的にはマズマズと言える。
A級やB級の中にも好調な選手はいる。田島敏徳(飯塚)や大久保哲司(飯塚)松尾学(飯塚)などで番組によっては活躍できる。
外来勢で注目の1車は永井大介(船橋)。直前の地元開催では準決で珍しく反則してしまったが、エンジン自体は良くなっている模様。最終日は2着だったがやや攻めが慎重になっていたように見える。他には伊勢崎、地元と連続優出中の石井大輔(船橋)。エンジンのパーツなどは問題ないので、早く飯塚走路に合わせられればいいレースを見せてくれるだろう。新村嘉之(船橋)、岩佐常義(船橋)も優勝戦まで進んでおり、直線の伸びは素晴らしかった。平塚雅樹(船橋)、古木賢(船橋)の31期勢も着実に力を付けてきている。
遠藤誠(浜松)、岩崎亮一(山陽)の25期両者は直前の伊勢崎開催で優出。そのレースではいいところがなかったが、優出はできる動きなので今節をいい形で入れるだろう。
ここに来て動き急上昇なのは角南一如(山陽)。直前の船橋開催に参戦し優出。準決でも優勝戦でも本来の捲りが決まっていた。濱野淳(山陽)は最後は飯塚の開催だったが、優勝戦まで進んで雨走路で3着。けっして悪くはない推移を見せている。藤岡一樹(山陽)は伊勢崎開催で初日に1着取ったものの、その後は下降線。整備に熱心に取り組む同選手だけに立て直しも十分ある。エンジン上昇してきた畦坪孝雄(山陽)や、夏場で粘り強さが光ってる浜田忠司(山陽)の動向にも注意したい。
また、今回は山陽から32期のフレッシュな新人も参戦するので、地元の新人同様、日々の成長も気になるところだ。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-11(25期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-12(25期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
濱野 淳〔山陽 S-15(24期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-16(25期)〕
王者・高橋貢は完調ではないも他の地元主力陣が上昇!
前節は準決で3着となり優出を逃した絶対王者・高橋貢(伊勢崎)は、最終日の特別選抜戦で1着を取り力を見せ付けたが、まだ本来の動きではなさそう。ただ、決してエンジンがヒドイわけではなく完調に仕上がっていないだけで、高い位置にあるのは間違いない。逆に、近況乗れているのは浅香潤(伊勢崎)。少し前に地元のGⅡを制してからはやや調子を落としていたが、前節の一般開催で再び優勝。好枠に置かれたとはいえ、しっかりスタートを決めての逃げ切り勝利。独走には元々定評があったが、それをいかんなく誇示して勝ち切った。その爆発力ある走りは今節も注目の的となるだろう。また、早川清太郎(伊勢崎)もここにきて安定感が出てきた。前々節の準優勝に続いて前節も優勝戦に進み4着。10メートルオープンの大外におかれる厳しい展開から追い込んでの4着なので悪くはない。他のS級では三浦康平(伊勢崎)や田村治郎(伊勢崎)はまだ調子が上がっていない。
A級やB級の中では、久々にレースに復帰した田中賢(伊勢崎)はレース勘に不安が持たれていたが、前節の内容なら心配なさそう。果敢な攻めが魅力の田中哲(伊勢崎)がエンジン上昇してきた。乗り替わり後も好調が続いている関仁孝(伊勢崎)はかなり安定感が出てきた。最終日は8着となってしまった新人の吉原恭佑(伊勢崎)は、それまでは好結果の残しており、上がりタイムもそれなりのモノを出している。
一方、外来勢の方はというと、一番の注目は中村雅人(船橋)。直前の地元開催では、優勝戦で本来の力強い捌きを披露して優勝。調子の波が穏やかな選手なので、好調の今は狙いと言える。同じ船橋からは栗原勝測(船橋)、高橋義徳(船橋)、小林悠樹(船橋)が伊勢崎は準地元になるので注目。
また、荒尾聡(飯塚)も中村同様に地元の開催で優勝しての参戦なので期待したい。優勝戦では試走後に雨が降る難走路になったが、しっかりこなした。予選、準決の動きも問題ない走りを見せていた。荒尾の最大の魅力は死角がないこと。スタート良し、雨走路良し、スピード良しとどんな状況にでも対応できる柔軟さは、車券を買うファンからも助かる資質。
山陽一番手の岡部聡(山陽)は悪い状態ではないものの、エンジンはもう一つ欲しい状況か。山陽では藤田明彦(山陽)、西久保英幸(山陽)、磯部真樹(山陽)らB級の選手が夏場の走路を生かして活躍している。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-39(30期)〕
淺香 潤〔伊勢崎 S-48(23期)〕
中村 雅人〔船橋 S-3(28期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕